銀幕大帝α

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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明

2017年08月26日 14時08分46秒 | 洋画サスペンス
CONTRATIEMPO/THE INVISIBLE GUEST
2016年
スペイン
106分
サスペンス/犯罪
劇場公開(2017/03/25)



監督:
オリオル・パウロ
『ロスト・ボディ』
脚本:
オリオル・パウロ
出演:
マリオ・カサス
アナ・ワヘネル
ホセ・コロナド
バルバラ・レニー
フランセスク・オレーリャ
パコ・トウス




<ストーリー>
不倫相手の殺害容疑で起訴されたドリアの下に、敏腕弁護人が訪ねて来る。審理が始まる3時間後までに反証の準備をしなければならないふたりは、事件の再検証を開始する。

-感想-

真実を聞き出す、それだけに執念を燃やした老夫婦。

初めは不倫相手の女が胸糞な悪女なのかと。
なんでこんな女と不倫するんや?
何処に惹かれる要素があるんや?
て、所帯持ちで可愛い子供まで居るのにムカつくだけの女と不倫するドリアの考えが分からんわ!そんな苛々した気持ちで観てたのだが、ところがどっこいしょ!!

なんと、ドリアの供述がその後、コロコロと変わるのよ。

というよりも弁護人の女性によって本当に起きた話へと巧みに誘導されちゃっている。
それに上手い事乗りかかってしまうドリア。
正に話術の極みだわね。
引っ掛かるドリアはマヌケ。

序盤喋っていた「出来事」は全部、ドリア自身にとっては都合の良い“嘘”。
自分可愛さに不倫相手をも悪者にしてしまう最低男だったて訳。

結局、最後はその弁護人の誘導により全部ドリアが悪いという真実をぶち明けてしまったものだから、彼に殺された青年の老夫婦にとってはしてやったり。

敏腕弁護人の正体が明かされた瞬間、一気に驚きと痛快感を浴びせられ復讐を成し遂げた老夫婦には拍手喝采したくなりましたよ。
ここまで丸裸に暴けれるてのが凄い、ある意味頭脳派だよな、感心したわ。

キャッチコピーに「貴方は違うラストを予想する」とあるが、この展開(というよりも脚本)の出来具合は相当大したもの。
予想するじゃなくて予想出来んて、幾ら頭の賢い映画ファンでも「やられた」的な気持ちを持たされると思う。

ドリアにとってはチクショウ!的なバックミュージックが流れるけど、老夫婦や鑑賞者である我々からしたら糞男をものの見事に陥れ愕然とする顔を拝めたのだから、逆に爽快な気分に浸れる音楽として耳に流れ込んできたのもあってかスカッとする余韻には浸れましたよ。

以前何かの映画記事にも書きましたが、車の運転中、助手席に座る人に話し掛ける時は前を向いて喋りましょうね~。

最初はなんやこの女は!と冷たい視線で観続けてたけど、二転三転する話の変わり様に目が離せなくなり、バカが辿る末路にニンマリ。
いやぁ面白かったっす!

評価:★★★★
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