銀幕大帝α

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AAAH!ゾンビーズ!! 俺タチだって生きている

2014年05月03日 01時38分11秒 | 洋画ホラー
WASTING AWAY/AAAH! ZOMBIES!!
2007年
アメリカ
91分
ゾンビホラー/コメディ
劇場未公開



監督:
マシュー・コーネン
脚本:
マシュー・コーネン
出演:
マシュー・デイヴィス
コルビー・フレンチ
ジュリアンナ・ロビンソン
マイケル・グラント・テリー
ベッツィ・バトラー
リチャード・リール
ジョエル・マクラリー
トレイシー・ウォルター
オーレン・スクーグ
マイケル・コルナッキア




<ストーリー>
アメリカ西海岸にある陸軍の極秘施設で行われていた実験が失敗し、兵士がゾンビになってしまう。一方、おバカな若者・マットが作ったソフトクリームを食べた4人がゾンビ化し…。



-感想-

2007年製作って結構古い作品を今頃リリース?
何かが面白いんだろうと思って借りてみたのだが、成る程!
演出が斬新。
今までに無かったユニークな発想。
これが中々にイイ!

軍が開発した液体状の実験薬が入ったドラム缶がトラックの荷台から転げ落ちて、その液体がアイスクリームの原液と混在。
そうとは知らずに仲良し4人組が緑色に発光するアイスを食べたら、ものの数秒でハイ!ゾンビ化。
ところが、彼らは自分達がゾンビになった事には全く気づいていない(笑)。

ここでこの映画のユニークな発想が活きてくる。
生きている人間目線では白黒で描写。

当然彼らの姿はゾンビそのもの。

ところが、本人達目線ではカラーで描写。

何故か出会った人々が大声で叫びながら自分達を見て逃げ出す姿に、え?何で?みたいなさっぱり分からないというそのキョトンとした表情が笑える。

中には応戦してくる人間もいて、4人は訳が分からないまま戦うのだが、ショットガンで撃たれても、手首を切断されても痛くも痒くも無い事に気づき、あれれ?って(笑)
そこに登場するのが、その実験薬の存在を知る軍人の男。
彼は彼らに「あの薬を体内に入れた事で我々はスーパーソルジャーになれたのだ!」と説明し、一同納得。
こうして軍人を加えた5人は人々を恐怖に陥れている元凶を探ろうと決意するんですが、もうお気づきの方もいられるかもしれませんが、この軍人も既にゾンビですww

自分達の身に起きた事を全く理解していない5人が、“何が人間を脅かしているんだ!!”って、全部お前らだよっ(笑)。

もう一つ、面白い発想だなと思ったのが、5人が見る人間は動きが早送りで、耳にするのは高速早口なんですよね。
最初なんでそういう演出なん?て疑問に感じたのですが、よくよく考えると「ああ!」って。
ゾンビって動きが超スローじゃないですか。
だからゾンビが目にする耳にする人間の言動は全部速くなるっていう訳。
この発想は上手い!とかなり感心しちゃいました。

これ、ラストまで本人達気づかずのままでエンディング迎えて欲しかったかも。
それか、最後の最後にようやく知らされて唖然とするとか、そういうのでも良かったような気がするんだが、なんかゾンビになった事を知る以前と以降とでは可笑しさが大分悪い意味で変わってしまったような気がするんだよねぇ。
ボーリング場でのドタバタ劇まではちょこちょことクスッて笑いながら観れたんだけど、そこからは笑いが消えて平凡になってしまったのがとても惜しい。
映画の〆方としても、うーんイマイチに思えたし、後半の盛り上げが少し失敗しているのが勿体無いなぁ。

評価:★★★
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