銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ブラック・レイン

2015年05月29日 00時08分15秒 | 洋画アクション
BLACK RAIN
1989年
アメリカ
125分
アクション/犯罪
PG12
劇場公開(1989/10/07)



監督:
リドリー・スコット
『悪の法則』
撮影:
ヤン・デ・ボン
出演:
マイケル・ダグラスニック・コンクリン
高倉健松本正博
アンディ・ガルシアチャーリー・ヴィンセント
松田優作佐藤浩史
ケイト・キャプショージョイス
若山富三郎菅井
内田裕也梨田
國村隼吉本
安岡力也菅井の子分
神山繁大橋
小野みゆきみゆき
島木譲二菅井の子分
ガッツ石松片山
ジョン・スペンサーオリヴァー
ルイス・ガスマンフランキー



<ストーリー>
殺人犯人を日本に護送するため、2人の刑事が同行してきたが、大阪空港で逃亡される。日本の警察の捜査を見守る彼らだったが、犯人自ら刺客となって執拗に2人の前に現れる。

-感想-

もうTVの地上波で何度も流れている作品やけど、きちんとDVDで再見するのはVHSで初見した中学生以来かなぁ。
初見した当時は吉本新喜劇がバリバリに大人気だった頃で、パチパチパンチの島木譲二さんがグラサン掛けてヤクザ役として真面目に演技してたのは自分の中ではかなりの衝(笑)撃的でした。

そしてこちらも当時ハリウッドスターとして人気絶頂だったアンディ・ガルシアが、中盤で日本刀により首チョンパされて殺されちゃうのも、中坊の私にとっては残酷過ぎて恐怖を覚えましたよ。

そのアンディ・ガルシアが一人の暴走族相手に背広を使って闘牛のオーレイ!なポーズを取るシーンは、大阪の梅田で撮影したってのを知り、大阪に住み始めた頃にわざわざ懐かしむ意味も込めつつ、ガールフレンド連れてデート気分でロケ現場まで見に行ったんだっけ。
映像の中と変わらない光景に感動しちゃったなぁ。
本編を観てない彼女は「ふーん」てどうでもいい様な返事してたけど。

この作品はストーリーも面白いし、マイケル・ダグラスや高倉健の演技にも注目しながら異国の刑事同士が堅い友情を結ぶ過程までを楽しむのが一般的な鑑賞スタイルなのだが、やはり映画ファンとしてはこれが遺作となった松田優作の鬼気迫る表情を一つ一つ確認して、全ての表現力に感心するのが通ってもんでしょう。

スタッフ全員に自分が侵されている重い病を隠して挑んだだけあって、死と向き合いながらも病から来る激痛を狂気に変えての渾身の形相には本当に役者根性とは何たるものかを見せ付けられているかの様で、何度観ても心の底から素晴らしいと拍手を送りたくなります。
正に役者の鑑であり才能の塊とも言える人物である事は永遠に忘れちゃいけない。

評価:★★★☆
15/05/28DVD鑑賞(旧作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2002-09-27
メーカー:パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 少女は異世界で戦った | トップ | リドリー・スコット »
最新の画像もっと見る

洋画アクション」カテゴリの最新記事