銀幕大帝α

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言の葉の庭

2017年05月12日 20時46分12秒 | アニメ(国内)
2013年
日本
46分
ロマンス
劇場公開(2013/05/31)



監督:
新海誠
『星を追う子ども』
演出:
新海誠
絵コンテ:
新海誠
原作:
新海誠
脚本:
新海誠
色彩設計:
新海誠
撮影監督:
新海誠
編集:
新海誠
エンディングテーマ:
秦基博『Rain』
声の出演:
入野自由秋月孝雄(タカオ)
花澤香菜雪野由香里(ユキノ)
平野文タカオの母
前田剛タカオの兄
寺崎裕香タカオの兄の彼女
井上優松本
潘めぐみ佐藤
小松未可子相沢
早志勇紀森山



<ストーリー>
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は学校をさぼり、庭園で靴のスケッチを描いていた。そんなある日、彼は謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。

-感想-

『君の名は。』の大ヒットで初めて新海誠監督の名前を知った自分が恥ずかしい、自分で自分の顔をぶん殴りたくなる。
アニヲタを名乗っていた20年前の私なら死に値する(大袈裟なw)無知さだよ。
過去でもこれ程までに素敵なアニメーション映画を作っていたとはねぇ。

尺は46分と中編の部類に入る作品だけども、出会いから別れ、そして希望ときっちりに起承転結を守っている所が素晴らしい。

味覚障害に陥っているユキノと、靴職人を目指す高校生タカオの2人は雨が降る日だけ庭園で会い、次第にお互いが想いを寄せて行くようになる。
タカオは「何処かでお会いしましたっけ?」とユキノの事を知らないらしいが、ユキノはタカオが着ていた制服の校章を見て「会っているかもね」とそれ以上の事は語ろうとはしない。

会社をサボる理由、それは何なのか。
答えはやがて偶然的に訪れる。
ほんとたまたま偶然に別の場所で顔を合わせてしまった二人。
タカオが驚くのも無理はない。
しかもユキノが会社に顔を出さなくなった理由を聞き出し、激高するタカオ。
精神的に追い込まれてしまいその影響で味覚障害となってしまった事実。
許せるはずがない。
だって、タカオは逢引を重ねる内にユキノを愛してしまったのだから。

ある日、タカオは思い切ってユキノに自分の気持ちを打ち明けてしまう。
しかしユキノは退職した事で、気分を変える為にも実家へと帰ると告げる。
ユキノの部屋から出て行くタカオ。
感情を抑え切れなくなり、裸足のままタカオの後を追うユキノ。
「僕と庭園で会っていた時、どうして本当の事を言ってくれなかったんだ!自分の殻に閉じこもっているそんなユキノさんが僕は嫌いだ!!」
「あの時、あの庭園でタカオ君に会っている間は少なくとも私は笑顔でいられたのよ」

プルプルと体を震わすユキノ。
エンディング曲のイントロが静かに流れ始め、降りしきる雨の合間から太陽の光が差し込んだその瞬間、ダダダダ!ガシッ!ギューーうわーーーん(号泣)
演出が絶妙。
こんなんウルウルと涙腺緩むに決まっているやん。
抱き合うといったそういうシチュエーションになるんだろうなと分かっちゃいたけど、演出が上手いからドンッと心を揺れ動かされちゃったよ。

ユキノさんにはもっと自分の足で歩いて欲しい。
その為には僕がちゃんとした靴職人にならないといけない。
そうなれた時には会いに行ってみよう。

なんだかとても明るく再会を果たす二人の未来の姿が見えてくるような、そんな素敵な余韻を残すエピローグにも感動を抱かされちゃいましたよ。

評価:★★★☆
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フォービドゥン/呪縛館

2017年05月12日 13時22分29秒 | 洋画ホラー
THE DISAPPOINTMENTS ROOM
2016年
アメリカ
92分
ホラー/サスペンス
劇場未公開



監督:
D・J・カルーソー
『アイ・アム・ナンバー4』
脚本:
D・J・カルーソー
出演:
ケイト・ベッキンセイルデイナ
メル・レイドデヴィッド
ダンカン・ジョイナールーカス
ルーカス・ティルベン



<ストーリー>
田舎町の邸宅で夫と息子と家族3人での生活をスタートさせたダナ。ところが、引っ越して早々不可解な出来事が連続して起こり始め、さらにダナは屋根裏にある部屋を発見する。

-感想-

くっそつまらん。
それなりに功績を残しているD・J・カルーソー監督と主演にケイト・ベッキンセイルて事で期待して観たんだけど、全く怖くないし、ちっとも面白くならないしで何でこんなもの作ったんだという疑問しか起きなかった。

「失望の部屋」には霊が棲んでいる!?、そこで出番ですよ霊感が強いおばあちゃん。
って家に来んのかいっ!
ペラペラ本のページ捲っているだけかい。
胸騒ぎがして電話したけど出なかった、なら駆け付けてあげなさいよ。
関わらないのなら何故登場させた、意味わかんねぇ。

ドキッとしたのは1箇所だけ。

出方にドキッとしたんじゃなくて少女の顔にドキッとしただけなんやけどね。
お岩さんみたいだな、どういう奇病なんだこれは。
その説明すらもないとはね、不親切過ぎる。

描写的に印象として残ったのはハンマーで撲殺するシーン。

ここは良い感じにグロかったけど、結局全部幻影と幻覚で片付けちゃう所に「なんじゃそりゃ」となる。

ただもう単純に面倒臭い奥さんだなと。
精神に疾患を持っているだけに友人と旦那を前にして暴れまくるし。
それも急に。
かと思えば友人達が驚いて帰った後は普通に戻ってる。

幾ら嫁が超美人なケイト・ベッキンセイルだったとしても、こうも常に情緒不安定で居られると私なら耐えられませんわ。
平穏に家族生活はしたいやん、こんな嫁はマジゴメンて感じ。

さあもう家に帰ろう

この屋敷に何しに来たのかね、環境を変えたかったんじゃないのかよ、嫁が嫁なら夫も夫。
こんな楽観的な夫婦に育てられている可愛い息子ルーカス君が不憫でならないよ。

評価:
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