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DREGS 時代から数々のカントリー/ブルーグラス・フィーリング溢れる楽曲をプレイしてきた Steve ですが、南部で育った彼にとってブルーグラスを聴いたり演奏したりすることは、ごく自然なことで、特定のアーティストに入れ込んでいたわけではなかったようです。Steve 曰くブルーグラスは「微笑むことを許すヘヴィ・メタル」だそうで、それだけエネルギッシュでテクニカルな要素を持つ音楽ということですね。保守派のブルーグラス・ファンには反論されそうですが(笑)、私もこれには賛成です。では早速、ブルーグラスの世界へのアプローチとして以下の二枚を紹介したいと思います。私の独断と偏見に満ちたお薦めなので、典型的なブルーグラスとは少し掛け離れているかも知れませんが、Steve が愛するブルーグラスのメロディやエネルギーといった魅力は十分過ぎるほどギッシリ詰まったアルバムです。
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現在、最もポピュラーなブルーグラス・アーティストであり、希代のヴォーカリスト/フィドラーである Alison Krauss のライヴ・アルバムです。ベスト盤も 1995年にリリースしているのですが、少々古いので近年のライヴ盤を選んでみました。「ツイスター」、「オー・ブラザー!」のサントラにも参加していましたから、熱心な洋楽ファンはその名を聞いたことがあるかもしれません。オーソドックスなブルーグラス・チューンからポップ感覚溢れるチューンまで文句の付けようがないセンスです。Alison のエンジェル・ヴォイスは聴いているだけで心が洗われていく不思議な魅力を持っています。また私の大好きなドブロ・プレーヤー Jerry Douglus もバック・バンドに参加しているのが嬉しい! こちらで全曲試聴ができますが、二枚組全25曲と収録曲が多いので、幾つかお薦め曲をピックアップするならば、優しく暖かい雰囲気の "Baby, Now That I've Found You", ポップで軽快な "Every Time You Say Goodbye", とにかく美しい "Stay", コーラスが印象的な "Ghost in This House" 辺りでしょうか。本ライヴは DVD も出ているので興味を持たれた方は是非演奏シーンも見られる DVD も検討してみてください。特にドブロ・ギターのプレイを見たことがない方は Jerry Douglas の超絶演奏テクに目を奪われることでしょう(ホント、素晴らしいんですよ)。そうそう、言い忘れましたが、Steve Morse も Alison のファンであることを過去のインタヴューで語っていましたよ!
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New Grass Revival はカントリー、ブルーグラス、ケイジャン、ロック、R&B、レゲエ、Jazz など様々な要素を合わせ持った、私にとっては世界最高のブルーグラス・バンドです。Steve 本人が NGR を聴いていたかどうか定かではありませんが、ブルーグラスの門を初めて叩く、ロック/ポップス、HM/HR の住人には是非お薦めしたいバンドの一つです。今回紹介するのはキャピトル時代のベスト盤で、ドラムやベースのリズム・セクションが入っているため、一般リスナーにも聞きやすいアレンジになっていると思います。ポップな楽曲を中心に全18曲が収録されており、ファスト・チューンの "Can't Stop Now"、ケイジャン・フィーリング溢れる "Callin' Baton Rouge"、テクニカルなインスト曲 "Metric Lips"、南国ムード漂う "Revival"、そして極めつけは The Beatles のカヴァー "I'm Down" 。ハイ・テンションのエネルギッシュなブルーグラス・チューンに生まれ変わっています。私はこれを聴いて本当にシビレました。そういえば Aerosmith も "Permanent Vacation" (1987) でこの曲を取り上げていましたね(こちら)。話し出すと切りがないのでこれくらいにしようと思いますが、後生です、後生ですからこちらで一通り試聴だけでもしてみてください(笑)。
スミマセン、またしても長くなったのでカントリー編は次回!
幅広く色々聞いてられますねー。
Alison Krauss & Union Station 、New Grass Revivalいいです!!
ロックをずっと好きで聞いてますが、実は隠れブルーグラスファン(ビルモンローとか)です。「Alison Krauss & Union Station」(DVD買いました。良いです)や 、「New Grass Revival」は遅ればせながら最近知りました。
Alisonは、映画の「オーブラザー」で、「The New Grass Revival」はネット(例↓)で知り大好きになりました。
http://www.youtube.com/watch?v=WVcjerPXgpQ
他にもいろいろ見つかります。メンバー全員素晴らしい。
しかしネットでこんなのが見れて、良い時代です。
では、がんばって下さい
初めましてですが、明けましておめでとうございます。
ブルーグラスネタでコメントいただけると嬉しいです。
カントリーでさえ人気薄の日本ではブルーグラスなんて
無名に等しいですからね(苦笑)。
ネット時代に突入するまでは 動く NGR って、コンピもののビデオでいくつか観たことがあるだけだったのですが、今は YouTube など凄いですよね。キャピトル時代の四人は僕の憧れのメンバーです。あんなにポップでロックしてて、インプロ豊かなバンドってそうはいないですよね!
Alison はまさかこんなにメジャーになるとは思っていませんでした。才能がどうというのではなくて、やっぱりブルーグラスってマイナーなイメージが付きまとってましたからね。去年は同じく敬愛する John Waite とデュエットしてくれたのが感動でした。
また遊びに来ていただけると嬉しいです。