先日、世界的ベストセラー「ハリー・ポッター・シリーズ」の完結編が発売され、全世界が熱狂の渦に巻き込まれているようですね。日本語版の発売はまだ先になるようですが、いずれ世界各国で翻訳され、さらには映画化へと流れていくのでしょう。僕が子供の頃はファンタジー映画というと「ネバー・エンディング・ストーリー」がその代名詞だったように思います。"愛" や "勇気"、"希望" といった現実世界ではちょっとクサく感じる言葉もファンタジーの世界では素直に入ってくるから不思議ですよね(笑)。また映画の原作となったミヒャエル・エンデの「はてしない物語」は大人の鑑賞に堪えうる非常に味わい深い作品です。話は逸れますが、まだお読みになっていない方は一読をお薦めします!
今回はそんな "ファンタジー" つながりで「ラビリンス 魔王の迷宮」という映画のサントラ盤を選んでみました。人気や知名度こそ同時期の「ネバー・エンディング・ストーリー」に一歩譲りますが、当時はテレビでも何度か放映されていましたし、タイトルは忘れていても映画を観ればその記憶がよみがえる人も多いのではないでしょうか。キャストは魔王ジャレス役にデイヴィッド・ボウイ、ヒロインのサラ役にジェニファー・コネリーを起用、監督はマペットで有名なジム・ヘンソンでエグゼクティヴ・プロデューサーにはジョージ・ルーカスも名を連ねています。
本格的に洋楽を聴き始める少し前、映画音楽にハマっていた時期がありました(実は生まれて初めて買ったレコードはサントラ関連のシングルだったりします・・・笑)。「ラビリンス 魔王の迷宮」のサントラもその頃に出会った一枚で、当時ジェニファー・コネリーのファンだった幼なじみに貸してもらいました。幻想的なメロディのスコアは Trever Jones が担当しており、主題歌及び挿入歌はすべて主演の David Bowie が唄っています。
若い頃に聴き込んだアルバムって、久しぶりに聴いてもよく覚えているものですね。やっぱり懐かしいです(笑)。僕は "Chilly Down" という曲が好きで、よく聴いていました。David Bowie の変幻自在なヴォーカルが楽しいんです。また "Underground" のような雄大なスケールの曲も素晴らしいですね。最後にプチ・トリビアをひとつ。"Magic Dance" という曲で使われている赤ちゃんの声は、当初予定していた赤ちゃんが思うように喋ってくれず、やむなく David Bowie 本人が吹き替えているそうです。これは当時、幼なじみに教えてもらった裏話です。
※ 実は今回記事を書いていて知ったのですが「ファンタジック」という言葉は和製英語なんですね(
こちら)。道理で "fantasic" が英和辞書に載っていないわけだ・・・(苦笑)。ブログを続けていると日本語の勉強になることが多いです。