Pierre Bensusan / Intuite (2001)

2005-10-31 00:10:15 | Music > New Age
 
フランスのフィンガースタイル・ギタリスト Pierre Bensusan が 2001年にリリースした全編ソロ・アコースティック・ギターによるアルバム。Michael Hedges に捧げた "So Long Michael" や "Scarborough Fair" のメロディを引用した "En Route From Scarborough" などが聴きどころです。私は "Silent Passenger" の優しく甘美なメロディがお気に入りですね。フリー・テンポの即興的な演奏が多く、リズムは前面に出てきませんが、美しいトーンと流れるようなフレーズが心地良く響いてきます。最新作 "Altiplanos" は Eric Johnson も所属する Steve Vai 主宰のレーベル Favored Nations からリリースされています。はっきりとした記憶はないのですが EJ の東京公演でライヴの前後で流れていたアコギの曲は Pierre のアルバムだったような・・・覚えている方がいましたらコメントお願いしま~す(Pat Metheny もかかっていたようですね)。公式サイト等で試聴も出来ますので、興味のある方は是非聴いてみてください。秋の夜長、こういったアコースティックな音楽は心に沁みますよ。


Pierre Bensusan Official Website:
http://www.pierrebensusan.com/

Guitar Nine Records - Pierre Bensusan / Intuite:
http://www.guitar9.com/intuite.html


Prophet / Prophet (1985)

2005-10-30 10:00:10 | Music > HM/HR
 
キーボードも煌びやかなプログレ風味のハード・ポップ。John Elefante 時代の Kansas や Kansas 脱退後に Steve Walsh が結成した Streets 辺りに近いサウンドを聞かせてくれます。当時のライナーにはヴォーカルの Dean Fasano が Richie Sambora, Alec John Such とともに Message というバンドを結成していたことが書かれていましたが、今では Danger Danger のフロントマンだった Ted Poley がドラマー(一部ヴォーカルも)として在籍していたことの方が有名でしょうね。

私がこのバンドを知ったキッカケは当時友人が作ってくれたお好みテープ。その中に Prophet の名バラード "Everything You Are" が入っていたんですね。その後アナログを購入したんですが、初 CD 化の際に買いなおしちゃいました。センスのないジャケット(↑)は雰囲気のある、らしいもの(↓)に変更されています。さすがにあれじゃ売れないと思ったんでしょう(笑)。でも私はやっぱり思い出のあるダサダサの方が好きですけどね。当時はプロフィットって呼ばれていたのですが再発時に表記がプロフェットになっていました。リック・エミットがリック・エメットになっていたようなもんです。・・・って例えがマニアックでしょうか(笑)。

リード・ヴォーカルは楽曲のタイプに合わせて Dean Fasano, Scott Metaxas, Ted Poley の三人で分け合っています。声質はそれぞれ違いますがアルバムを聴いていて違和感はありません。Ted はどちらかというとロック色の強い曲を唄っています。サウンドは冒頭でも書きましたがキーボードの比重が高いです。ドラマティックな使われ方をしているので聴いていて気持ちがいいですね。ただ気になるのはドラムの音。スネアがかなり軽い感じです(Robert Sweet には負けますが・・・笑)。エレドラっぽいタムとかもそうですし、時代といえば時代なんでしょうね。デビュー・アルバムですから、そんな荒削りさも魅力としちゃいましょう(笑)。楽曲はホントいいです。"Street Secrets", "Away From You", "Everything You Are" なんかサイコー! "It's Real", "Sail Away" もキャッチーないいメロディを持っているし、"Power Play" は Kansas の "Drastic Measures" アルバムに入ってそうな雰囲気。Ted が唄う "Heart Of The Night", "Slow Down", "Listen To Ya'" は Danger Danger ファンにお薦めです。ほら、結局全部じゃない(笑)。


Chicago / Chicago 16 (1982)

2005-10-29 08:40:00 | Music > Rock/Pops
 
"18", "17" と来たので、"16" まで遡って聴き直してみました(笑)。正直言って "Hard To Say I'm Sorry" 以外はあまり覚えていなかったんです。当時はそれなりに聴いていたつもりだったんですけどね(笑)。"17" や "18" に比べると David Foster 色は控えめで、バラード系の楽曲も少なめですが、スタイルの異なる Peter Cetera と Bill Champlin という二人のヴォーカリストの魅力がバランスよく引き出された極上の AOR アルバムですね。

永遠の野球少年たち・・・

2005-10-27 09:07:44 | Diary
体いっぱいに喜びを表現する選手たち、それを幸せそうに見つめる監督、日本一になれてよかったね。日本シリーズなのにあんなに楽しそうにプレイするプロの選手なんて初めて見たよ。野球が好きでたまらない少年たちがそこにいたんだね。ボビーの潤んだ瞳には何が映っていたのかなぁ・・・。弱いからって密かに応援を始めたロッテだけど、こんな瞬間が訪れるとは思ってなかったよ。ボビー、そして選手のみなさん、ありがとう!

Riot / Thundersteel (1988)

2005-10-26 00:02:52 | Music > HM/HR
 
ジャケットはダサいですが、サウンドは最高にカッコイイです。当時、疾走系の楽曲というと Helloween くらいしか聴いていなかったので、"Thundersteel" のイントロにはシビれました。その他、疾走系ながらポップなサビメロの "Flight Of The Warrier" や哀メロ満載の "Bloodstreets" が特にお気に入りです。個人的に最後の二曲はパッとしないんですが、それを除けば「えっ、これってベスト盤ですか?」ってくらいの最強メタル・アルバムです(実際にベスト盤にはこのアルバムから五曲収録されました)。

Hooters / One Way Home (1987)

2005-10-25 00:10:28 | Music > Rock/Pops
 
私の中では 80年代がプチ・ブーム、いやメガ・ブームなので思い出せる限り、片っ端から聴きまくっているという感じです(笑)。Hooters もこのアルバムを聴いたのって当時以来ですよ~。テープはあったかも知れないし、無くしたかも知れないので、探す労力は惜しんで CD 借りてきました(笑)。当時はあまり意識していませんでしたが(変わった雰囲気だなぁというくらい)、使われている楽器やメロディから、様々なルーツ・ミュージックからの影響が感じられますね。フーターと呼ばれるピアニカ風の楽器がバンド名の由来であることはたった今知りました(笑)。ファースト・シングルの "Johnny B"、とにかく暗いです。セカンド・シングルの "Satellite"、とにかく明るいです。同じバンドの曲なんでしょうか?(笑)

Cliffs Of Dover が消える日・・・ (1)

2005-10-23 12:19:41 | Music > EJ
 
やはりでした・・・。本家のフォーラムで「今回のショウは 50% の力しか発揮できなかった」と Eric が語ってくれたことを日本の有志の方が明かしています。私もギタリストな視点から見れば、今回のパフォーマンスに満足し切れたわけではありません。過去の来日公演でのプレイ、リリースされているライヴ音源や映像、それらと比べれば明らかに平均点を下回る出来だったと思います。テクニックだけを取り上げれば酷評されてしまうのも頷けますし、私とて初日のライヴは、ある意味、観ている自分も辛く感じました。今のようにネットからの情報も無く、私自身、EJ をギタリストとして神格化していた時代にこのライヴ体験していたら、正直立ち直れないくらいの衝撃だったかも知れません・・・。

・・・と、まあ、レヴュー風に書こうかと思ったんですけど、止めました(笑)。小奇麗な文章よりも、ぐでんぐでんになった書きなぐりの方が自分も言いたいことがいいやすいし、わかってもらえるような気もするし・・・。一人称もぐちゃぐちゃかも知れません。スゴく読みにくかも知れません。その辺、許してくださいね(笑)。多分ね、僕のブログに遊びに来てくれる皆さんとはそんなに変わったことは感じていないんですよ。あちこちにお邪魔して感想いっぱい読ませてもらいましたし、色々コメントもさせていただきました。つなぎ合わせれば、それなりに「ghostwind の EJ レヴュー!」になっているかもしれませんが、そこでは語れなかった部分をチロっと書きたいなって思います。

昔はギタリストの端くれで、"Ah Via Musicom" がリリースされた頃なんて、それこそ朝から晩まで Eric Johnson の奏法を研究していました。スコアなんていらないってくらい耳コピも頑張ってましたよ~。ポジション選びとかスコアよりもちょっと自信があったりね(笑)。一分のソロに一週間くらいかけることなんてザラだったし、まあ、それだけ学生時代は時間があったってことなんですけどね。あっ、この辺りの話はかなりマニアックになっていくのでこのくらいで・・・(笑)。結局何が言いたいのかというと、僕はこの時代 Eric Johnson を完全に神格化していたんですよね、ギタリストとして・・・。

今では自分の聴き方は大分変わってきたと思います。僕自身、一人のリスナーとして彼の音楽を聴くことが多くなりました。勿論、意識的にそう聴いているわけではないんですが、最近、自分が気に入っている EJ の曲を考えるとそう思えるんですよね。知らず知らずのうちに「ギタリスト Eric Johnson」という憧れに隠れて見えなかった「アーティスト Eric Johnson」としての魅力が見えてきたのかもしれません。ちなみに最近はこんなプレイリストで聴いていたりします(順不同)。

A Song For Life
I Promise I Will Try
Friends
Emerald Eyes
Trademark
Forty Mile Town
Venus Isle
The First Nowell
Lonely In The Night
When The Sun Meets The Sky
Song For Lynette
Forever Yours
Your Sweet Eyes

ねっ、"Cliffs Of Dover" も "Zap" も "Desert Rose" も "Righteous" も "High Landrons" も "S.R.V." も・・・書けばキリ無いですけど入ってないんです(笑)。勿論、このプレイリストしか聴かないわけではないので、普通にアルバムを聴いたり、「Eric Johnson まとめてランダム再生!」とかしながら聴いたりしますよ~。でも最近よく聴きたくなる曲を集めてみたらこんな感じになっていたんです。

さあ、すでにぐでんぐでんになってきました(笑)。えーと、ギタリストな人の中にはわかってくれる人がいると思いますが、僕の中には Eric Johnson を見る目が大きく分けて二つあるということなんです。先にも書いた「ギタリスト Eric Johnson」と「アーティスト Eric Johnson」ってやつです。この「ギタリストな」という目がやっかいで、Eric Johnson というアーティストに一つの理想像を描いて、それのみを求め続けてしまうんですね。常に憧れを満足させる存在じゃないといけないわけです。今回、そういう目で見れば落胆したファンが多かったのも事実だろうし、「こんな Eric は見たくなかった・・・」、「出来のいい Eric Johnson のコピー・バンドを見ているようだった・・・」、「悪夢だった・・・」、書いてる自分もちょっと辛いですが、こういう感想を持った方々の気持ちもとてもよくわかります。誰しもあの姿が本来の Eric だとは思わないはずでしょうけれど、その理由を知ろうとする余裕すらないほどのショックだったことは、ストレートに伝わってくるんですよね。あのぅ、これを読んで下さっている方の中には、反対に「素晴らしかった」という感想をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。僕自身、愛情を持って、笑顔で書いているつもりなので、どうか、ネガティヴな捉え方だけはなさらないでくださいね。まあ、本当にニヤニヤ笑いながら書いていたら怪しい人ですけどね~(笑)。心が笑顔ということで・・・(笑)。ホント、ギタリストな目はやっかいなんです。

さぁ、次、書きます。まだ前振り段階ですからね~。ついてきてくださいね~、私を一人にしないで~(笑)。今回、一番のネックは EJ の体調です。前日入りで即ライヴですから、本当に醜かったと聞きます。殺人的なハード・スケジュールだったと表現されている方もいました。すでに体調管理がどうこうといえるレベルではなかったのかも知れません。確かにプロであれば、一旦ステージに立ったら最高のパフォーマンスを見せるのは当たり前のことだとは思いますが、人間である以上、出し得る限界はあるわけで・・・。僕は正直、あれがその限界だったと思います。体力的にも精神的にもあれ以上を表現するのは無理だったのではないかと。ハンパなパフォーマンスを見せられるくらいならお金を返して欲しいと思う人がいるかまではわかりませんが、僕自身は、あれだけ過酷な条件の中、真摯に精一杯のパフォーマンスを見せてくれた EJ に感謝したいし、ある意味、特別な状況下でのライヴを体験できたことを思い出として持ち続けたいと思っています。「あのときはヒドかったねぇ」、「EJ 辛そうだったねぇ」なんて親しみを込めて回想できるライヴになってくれるんじゃないかなって。だから、僕が見た「アーティストな Eric Johnson」は何ら変わることなく感動を届けてくれたように思えるんです。そういう意味では「素晴らしい」と感じた部分も多々あったんですね。

ただ本人はとても苦悩していたんじゃないでしょうか。日本のファンのために最高のプレイを見せたかったはずなのに、身体的にも辛くて、それが精神的にも影響して、モチベーションだって維持するのが大変だったはず・・・。客がイマイチな反応であったことは本人も感じ取っていたと思います。一日目と二日目のパフォーマンスの微妙な差はそれを挽回しようと Eric が必死になっていた証拠だと思います。得意の片手を上げるアクションだって何となく控えめに見えたりしましたが、無理にでも自分を鼓舞しているのかなぁって思ったり・・・。いや、ホントかどうかはわかりませんよ、でもそう考えると何か伝わってくるんですよね~。

出来れば「ギタリストな目」にも「アーティストな目」にも 100% のパフォーマンスに映る完璧なライヴを体験したかったという気持ちに変わりはないですが、フィンガー・ボードと指だけではなく、それ以上に色んなものが見えてきたライヴだったからこそ、Eric Johnson というアーティストをもっと身近に感じられるようになりました。結果的にガッカリさせられたという印象はなかったですし、去年に続いて、今年も来てくれただけでホント嬉しいんです。日本のことを気にかけてくれているんだなぁって思えるから・・・。

タイトルが何を意味するかは次で書きたいと思います。ちょっと長くなったので一旦この辺で切ります。読んで下さって有難うございました。


続く・・・

Belinda Carlisle / Heaven On Earth (1987)

2005-10-23 00:58:07 | Music > Rock/Pops
 
cherry さんのブログでこのアルバムが紹介されていて、懐かしさのあまり CD を借りてきました。オープニングの "Heaven Is A Place On Earth" はやっぱりいいなぁ・・・。とにかく元気でポップで 80年代らしい一曲ですよね。そういえば、The Corrs を初めて聴いたときに連想したのがこの曲でした。実際 CORRS が彼女に影響を受けていたのかはわかりませんが、この手のサウンドが好きな人には CORRS のデビュー・アルバムもお薦めしておきます(ちょっとだけ宣伝・・・笑)。セカンド・シングルの "I Get Weak" も大好きな曲です。Belinda って声質が少しだけ Stevie Nicks に似てると感じるのは私だけでしょうか(笑)。

ロッテが先勝!

2005-10-22 23:10:42 | Diary
第一戦は全員がそれぞれの役割を果たすというロッテのいい部分が出たと思います。実戦に間隔が空いた阪神は本調子でなかったでしょうから、この一勝はアドバンテージと思わず、スタート・ラインに立った気持ちで明日以降戦って欲しいです。

いやぁ、それにしてもスゴイ霧でしたねぇ。

Skid Row / Slave To The Grind (1991)

2005-10-22 08:47:46 | Music > HM/HR

1st を取り上げたら、皆さんに 2nd もお薦めされたので早速借りてきました(笑)。1st の頃の破天荒なロックンロール感は薄れ、噂どおりのヘヴィなグルーヴが全体を支配しています。当時はもっと重く暗いイメージがあって敬遠していたのですが、今聴くとそんなことはないですね。適度にハードでエッジの効いたサウンドです。タイトル曲 "Slave To The Glind" は疾走感が Skid Row 風 "Shy Boy" って感じでカッコいい! Dokken 低迷期の "What Price" にも少し似てるかなって思いました。"Psycho Love" の 「最高! 最高! 最高ら~っ!」って耳につきますね~。いや、まんまなんですけど・・・(笑)。ヘヴィ・バラード "Wasted Time" も振り絞るようなバズの唄い方がシビレます! 最近の Skid Row は敬遠どころか興味が無くなってしまったんですけど、どんな感じなんでしょうかね~。

a-ha / Hunting High And Low (1985)

2005-10-21 00:22:33 | Music > Rock/Pops
 
紛れも無く 80年代ポップスを代表する名盤の一つでしょう。ノルウェーからデビューした若者三人組は瑞々しく透明感のあるサウンドで、またたく間に全世界のポップス・ファンの心をつかみました。特に彼らのデビュー曲 "Take On Me" の印象的なキーボードはどこかで耳にしたことがある人がほとんどだと思います。そんな a-ha のサウンドを特徴付けているのは、やはり "Take On Me" に代表される Morten のファルセット・ヴォイスでしょうね。ただ私はそれまで「ファルセット」なんて言葉は知りませんでしたけど・・・(笑)。加えてサビの最後で唄われる "in a day or two" という歌詞も、ず~っと「トゥルットゥル、トゥー」というスキャットかと思っていました(笑)。マニアックな告白はさておき、本作でのお気に入りは Morten の深みのある低い声も魅力的な "Hunting High And Low" ですね。叙情的なメロディが本当に美しく、聴いていると、つい感傷的な気分になってきます(泣)。・・・といっても何か特別思い出すことがあるわけではないんですけどね~。雰囲気に浸っているだけってことで(笑)。そういえば、最近の a-ha の映像を LIVE8 で観ましたが、相変わらず Morten はカッコ良かったですねぇ。


なまらおっかねぇ!

2005-10-20 00:15:33 | Diary
 
最近、札幌でクマ出没のニュースが世間を賑わしていますが、実は私の実家のすぐ近くというのはホントの話(笑)。いや、結構笑いごとではないらしいです。ヒグマはツキノワグマとは違ってかなり凶暴ですから・・・。私はクマに出くわしたことは無いですが、子供の頃、渓流釣りをしているときに、熊撃ちのおじさんに出会ったことはあります。「この先、熊が出るから入るんじゃね~ぞ!」って言われました。おじさん、ライフルを抱えてましたからね、ちょっとビビりましたよ。「えっ、マタギですか?」みたいな・・・(笑)。一応、クマよけに鈴を持ち歩いていましたし、前足が短いクマは下り坂に弱いとか、役に立つかどうかわからない知識なんかは持ってましたけど、やっぱり怖いので山を降りることにしました。もうかれこれ25年くらい昔の話です。まだ彼らのなわばりさえ荒らさなければ大丈夫という時代でしたね。それに対して今年のクマは人里に降りてきて畑を荒らしているそうですから危険です。私の父は「出くわしたら教えてやる」なんて悠長なことをいっていましたが、クマと戦いたいという奇特な方はこちらの映像を観て研究することをお薦めします(ヒヒヒッ)。

そうそう、タイトルの「なまらおっかねぇ」とは「とても恐ろしい」という意味の北海道弁です(笑)。ただし「おっかない」という表現は東日本では通用するようですね。


Warrant / Cherry Pie (1990)

2005-10-19 00:00:44 | Music > HM/HR
 
cherry さん、お待たせしました~!・・・って、いや、予告なしでしたけど・・・(笑)。

ゴージャスなファッションに身を筒み、ビッグなプロダクションのサウンドは 80年代の HM/HR の大きな魅力でした。Warrant もそんな華やかな時代を象徴するバンドの一つだったのではないでしょうか。個人的に 1st のインパクトは薄かったのですが、2nd になって楽曲の質が飛躍的に向上したように思います。一曲一曲がコンパクトにまとめあげられており、全くダレることなく最後まで一気に聴かせてくれます。やはりアルバム一枚 40分程度というのも聴きやすくていいですね。今回、当時ダビングしたテープが見つからず、リマスター盤の CD を借り直したんですが、未発表デモが二曲追加収録されていて、ちょっと得した気分でした(笑)。その中の一曲 "The Power" は 1992年の "Gladiator" という映画に提供した曲のデモらしいです。同映画のサントラには "We Will Rock You" のカヴァーも収録されていました。ちなみにこの映画は Russell Crowe 主演の "Gladiator" (2000) とは別の映画です。

It Bites / Once Around The World (1988)

2005-10-18 05:52:17 | Music > Rock/Pops
 
sorapapa さん超お薦めの一枚を聴いてみました。前々から気になっていたアルバムで、最近やっと入手できたのでございます(笑)。リリース当時、友人宅で聴いたことがあるのですが、正直あまり覚えていません。ネットでもざっとしか試聴していませんから、ちゃんと聴いたのは今回が初めてになります。

sorapapa さんの思い入れが深いバンドということで、出来るだけ彼らの音楽をフェアに聴きたいというのが念頭にありました。そんなわけで予備知識を入れるのは一切止めました。聴き終わってから調べればいいことですからね(笑)。最初に感じたのは硬質なサウンドや湿り気を帯びたメロディに覗かせる英国っぽさ。80年代のイギリスのロックやポップスの香りがプンプンしています。ネット試聴では Jack Blades を連想したヴォーカルも、よく聴けば Peter Gabriel っぽくもあり・・・。プログレ的なエッセンスに Genesis というバンドを感じていたせいかも知れません。またアメリカのバンドですが Mr. Mister や初期の Dream Theater も頭に思い浮かびました。すでに何度かリピートしましたが、私にとってはスルメ的なアルバムですね。ポップス・アルバムのように、一聴して「この曲とこの曲が最高!」といった感想は持ちませんでしたが、それは「聴き込まなければわからない」ではなく「聴き込み甲斐がある」といった方が適切かも知れません。時折垣間見せるひねくれたポップ感覚、適度にハードでエッジが効いているサウンド、展開やアレンジの緻密さなど聴く度に新しい発見があるといった味わい深いアルバムですね。

・・・と、ここまで書いたところで、sorapapa さんのレヴューを読み直してみました。当時コメントも残しているんですよね~、ワ・タ・シ(笑)。ふむふむ、なるほど~。Peter Gabriel を連想したの一緒だなぁ・・・って、sorapapa さんの記事が私の記憶の片隅に残っていたのでしょうか(笑)。Yes との関連性については、ほとんどプログレに走らなかった私にはちょっとわかりません。thefirewithin さんもレヴューしていたはずと、そちらも覗いてみました。Jellyfish は詳しく知らないのですが「ひねくれたパワー・ポップ」という表現にうんうんと頷いてしまいました(笑)。

本作って涼しげなジャケットが素敵ですよね。こういう色合いって好きです。1st や 3rd も聴いてみるつもりです。あとライヴ映像! プレイする彼らの姿が観てみたいぞ~! それにしても三枚のオリジナル・アルバムって、ジャケットの方向性がバラバラですよね(笑)。