しののめ幻燈機

水産物の缶詰の話題を中心にブログしたいと思ってます。

マルハ 『寒さばみそ煮「月花」』

2006-07-27 10:20:38 | 


マルハのウェブサイトに「月花」の名前の由来が載っていた。このシリーズはマルハ随一のロングセラーで、昭和三十年代から製造されていた。その製品多くは、東南アジアなどに輸出されていたが、当時「フラワームーン」という品質等級があったことから、日本語訳され「月花」と呼ばれるようになったとのこと。

http://www.maruha.co.jp/products/pro02900.html

今日の缶詰はコンビニ用に開発された、寒さばみそ煮「月花」である。セブンイレブンにて187円にてラストの一個を購入。最下段の目立たない棚に、種類も数もばらばらの数個の魚介系の缶詰と一緒に置かれており、缶のふたには埃が積もっていた。商品入れ替えの時期だったのか、単に不人気商品なのかはわからないが、いずれにしろ、コンビニで鯖缶を買う人はあまりいないのだろう。

食す。なかなかうまい。タレに深みというか、まろやかさというか、百円缶詰にないような風味を感じる。醤油のような香りを感じた気がした、原材料としては用いられていない。「香辛料抽出物」がこの秘密なのだろう。脂ののりは中の上。身にパサついた感じがしない。マルハによれば、原料の鯖は三陸沖で秋から冬にかけて漁獲されたものに限定しているそうだ。

冷蔵庫をさぐっても大根ぐらいしか使えそうな食材はでてこなかったので、前の鯖缶とおなじように、大根おろしを添えて無難に食べた。実にうまかった。


               原材料




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