どこでも手に入るサルボウ貝の缶詰。百円。
かなり甘こってりな味付け。タレはやたらと粘度が高かった。なぜでんぷんを入れる?御想像の通り貝はほとんどタレの味しかしない。
今夜の赤貝炊き込みご飯の目標は、しつこいタレ味からの脱却である。
まず、貝をしばらくざるに上げタレをよく切った。タレにはさようならを言う。
水、しょう油、塩、酒で薄めの炊き込み用の汁を作った。甘みやダシは貝から十分出るだろうという判断である。
予め水に浸しておいた米と上の汁を合わせ、貝、ニンジン、揚げを乗せ、炊飯器オン。
炊き上がりを食べてみる。かなりあっさりと仕上がった。口に入れたときは、貝の味もあまりしないし、ちょっと薄味かとも思ったが、しばらく食べると、適当な味加減だったことがわかった。貝の旨みも、ご飯をよく咀嚼していると後からついて来てくれる。
なかなか美味しかった。