しののめ幻燈機

水産物の缶詰の話題を中心にブログしたいと思ってます。

田村長『特選さば醤油味』

2007-04-19 18:09:23 | 


久しぶりに大物登場。鯖缶なのに420円!

折角なので、側面のうんちくを読んでおきます。

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鯖街道(さばかいどう)

福井県小浜を起点に滋賀県朽木を経て京都に至る道で、日本海の幸を京の都へと運んだ古来よりの街道です。
いろいろな魚介、海産物を一昼夜かけて運びこんだことにより、いつの日にかこう呼ばれるようになったのです。
その中でも小浜の鯖は代表格であり、水揚げされた鯖に塩を打ち、京に着くころにはほどよく塩が回り、食べごろになったといいます。

当製品は、脂ののったノルウェー産の大鯖を原料に、伝統的な製法に基づき熟成醤油で味付けをした逸品でございます。

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で結局、このノルウェー鯖缶詰と鯖街道は何の関係もないようだ。





なかなかのこだわり



ピクニックに持って行きました。
旨い、深い。脂ののりがいいのはもちろんだが、味わいに奥行きがある。「長期熟成」の効果は、明らかに感じられる。試してみる価値は十分にアリ。
ただ、100円の鯖缶の4倍の価値があるとはいえないかも。

ニッスイ『いわし味付け青じそ煮』

2007-04-15 18:02:00 | 


ずいぶんさっぱりとした印象のパッケージである。近頃よく見かける紙箱外装タイプの缶詰。100円だった気がする。



ん?青じそが入ってないぞ…「しそ」香料か?



美味しそうなレシピ例。



普通に旨い。シソの風味が油とマッチする。
特に緑茶感は感じられなかった。おすすめ

ニッスイ『ほっけ干物焼き』

2007-03-14 22:15:12 | その他


(1)干物を、(2)焼いて、(3)缶詰にする、という、手間のかかった一品。旨いが量の割りに結構高価(210円)な缶詰。メーカーの遊び心を感じる。ひょっとしたらこの製品は、どこかの売れ残りの干物の「有効利用」というコンセプトの元に開発されたのかもしれない。

青を基調とした古風なデザインのパッケージが逆に新鮮。

側面記載:おいしさへのこだわり 干物は食塩水につけて乾燥させることにより、たんぱく質が変性し、独特の弾力が生まれ、旨み成分が増えます。そのほっけの干物を遠赤外線焙焼し、ふっくらと食べやすく仕上げ、缶詰にしました。







香ばしくてジューシーなほっけだ。なかなかハイレベルな缶詰だった。瞬時に完食。
写真の付け合せは水菜の花。

ニチロ『さばぬかしょうゆ炊き』

2007-03-09 19:38:38 | 


ちょっと変り種の鯖缶を紹介。しかも当たり缶。150円くらいだった気がする。
ぬかで煮付けるとは、珍しい調理法だ。あんなものが食べられるのか、とも一瞬考えたが、要するに玄米の外殻なので全く問題なし。
缶側面記載:「じんだ煮は、鯖をぬかで炊き上げた、小倉に伝わる郷土料理。深みのあるまろやかな味わいと、唐辛子、山椒のほどよい辛み。」
九州食ですな。



ぬかはなんと言っても新潟産こしひかりにかぎる





これ美味しいです。コクとまろやかさはぬかによるものか。それと、ジャパニーズスパイスたる山椒と唐辛子が、鯖に確かな奥行きを与えている。普通の鯖缶に飽きた人に絶対オススメの一缶です。

木の屋石巻水産『カラスカレイの中骨水煮』

2007-02-28 00:39:39 | その他


260円で購入。通常なら廃棄物扱いされていそうなカレイの中骨が原材料。その割には値段が高い気がする。生産量が少ないのがその原因か。



食塩が加えられてないのにも関わらず、結構ナトリウム値が高い。さすが海産物。



想像を超えた脂っこさである。鮭の中骨缶などと違って、そのまま食べるにはしつこすぎる。少しクセがあるような気がする。



味噌汁にしてとろろ昆布を少し加えた。だしはもちろん缶詰。油っぽいが、豚汁みたいなものと思って飲めば結構いける。骨の粉っぽさはほとんど気にならない。

Taby 『Portuguese Fillets of Mackerel』

2007-02-22 10:53:15 | 


「ポルトガル風鯖の切り身」。240円位で買った気がする。







赤いのは唐辛子。ニンジンとキュウリのピクルスは飾り程度のもの。
スパイスのよく溶け込んだ油が鯖と実によくマッチする。うまい。缶をかける前は、余ったときの使い道を考えあぐねていたが、食べてみるとその心配は全く無用だった。白飯と簡単に一缶平らげてしまった。


ニチロ『さんま昆布巻』

2007-01-22 09:34:04 | 秋刀魚


ちょっとユニークな秋刀魚100円。







昆布に巻かれた秋刀魚が行儀良く四つ並んでいた。昆布のボリュームは結構なものだが、おかげで秋刀魚の身は僅かなものである。おかずとしては、なかなか美味しいと思う。お弁当に入れるならかなり便利だと思う。

トマトコーポレーション『わたりがに』

2006-12-27 22:12:35 | 


128円という大変安価な蟹缶。酒屋と輸入食品の「やまや」で購入。



メイド・イン・タイランド



普通に蟹の味はする。ただうまみも少なく水っぽい気がする。安いから文句は言えない。



蟹缶といえば蟹玉、と言いたいところだが、今日はグリーンカレーにした。タイ産の蟹なら相性がいいかも?
蟹のだしがよく効いたカレーに仕上がった。蟹の食べ応えはなかったが、一応蛋白源にはなった気がする。

ニチロ『オイルサーディン』

2006-12-21 01:09:06 | 


100円のオイルサーディン缶をゲット。



油漬けの割にはローカロリー?な気がする。



紅花油はさらっとしていて鰯にもよくあいますね。



オイルサーディンはアンチョビ同様カタクチイワシから作られるものと思っていたが、この缶詰の場合真鰯らしき魚が入っていた。油が鰯の身とからみ心地よい食感を醸し出す。
パスタに入れてみたが、鰯のパサパサ感がでてしまい、料理としては失敗。むしろサラダなどにしたほうが美味しく頂けたのかも。

ニチロ『さんま味付け』

2006-11-23 02:48:31 | 秋刀魚


とりあえずこの缶詰の売りは、100円秋刀魚缶にしては内容量が大きいことである。コストパフォーマンスに優れた逸品。(100円秋刀魚缶の主流は固形量70g)



糖蜜を加えてコクを出す狙いか?



食べ応えがある割には低塩分。



何もしなくても秋刀魚味付け缶はうまいが、やはり薬味はほしいところ。蒲焼缶より断然好みである。