明るく楽しい日々を願って。

毎日の平凡な出来事を、日記のように綴ります。趣味の切手も時々アップします。
どうぞ宜しく・・・。

宮沢賢治展

2012年04月09日 | Weblog

随分ブログをお休みしていました。

歯の治療に通っている以外、元気にしています。

 

春のこの季節は、つらい思い出があって、

ついブログをお休みしていました。

 

今日は、5月の気温となりました。

家の中にいるよりは、外の方が温かく、汗ばむくらいでした。

 

思いついて、横浜そごう美術館で開催している

『宮沢賢治展』に行ってきました。

 

     

横浜そごう6Fにあるそごう美術館です。

 

     

入場券です。

 

東日本大震災が起きて、賢治の作品が、

あらためて注目されています。

 

賢治が生まれた年に起きた明治三陸沖地震、

亡くなる2か月前に起きた昭和三陸沖地震、

賢治にとってその生涯は、

天災と凶作に悩まされた一生涯でした。

賢治自身は、裕福な質・古着屋を営む家に生まれ、

何に不自由なく育ちましたが、

周囲の状況は、賢治に生き方に強い影響を

与えたと思います。

賢治の作品を読んで、その感を強くしました。

 

私の一番気になっている作品があります。

それは、『グスコーブドリの伝記』です。

自己犠牲を賛美するものだという批判が

あったそうですが、

東日本大震災においても、

沢山の「グスコーブドリ」が、居たと思います。

最後まで、津波の危険を知らせる放送をした方、

逃げ遅れた人を助けようと、津波にのまれた方…。

 

展覧会は、先ず賢治は記した『雨ニモマケズ』の手帳が、

出展されていました。

大きな文字で書かれているその手帳は、

賢治が、重い病床にあって書いたものだそうです。

賢治の理想と願いが込められている手帳だと思いました。

 

この展覧会は、かつて宮沢賢治の作品に添えられた、

挿絵250点が展示されていました。

 

その中で、賢治の碑を建立するために、

高村光太郎が揮毫した

『雨ニモマケズ』の後半の章、  

  『野原ノ松ノ林ノ陰ノ 小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ

  東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ

  西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ束ヲ負…』

の大きな掛け軸が印象的でした。

 

その碑は、花巻局の風景印になっています。

     

 

碑のお写真をWEBからお借りしてアップします。

     

私は、まだ、この碑を拝見していません。

いつか行ってみたいと思っています。

 

宮沢賢治は、平成8年の文化人切手に取り上げられています。

     

この年は、宮沢賢治と塙保己一が文化人切手に取り上げられましたので、

記念印は、宮沢賢治と塙保己一が描かれています。

 

     

こちらは、宮沢賢治が描いた『日輪と山』の絵です。

『グスコーブドリの伝記』に出てくる火山のようですね。

 

『グスコーブドリの伝記』が映画化されるそうです。

     

展覧会場にあった葉書です。

何故か、グスコーブドリが猫の姿になっている。

私は、人間の少年の姿であって欲しかったですが…。

 

この展覧会を見て、宮沢賢治の作品を

より理解することができました。

     

  

      


最新の画像もっと見る

コメントを投稿