
続きまして③番の裁断編です。 ここはチーフがいるときはチーフが担当してくれます。上(①②番)も下(④⑤番)もみられる場所です。
朝は、同じくシンクや、台車、調理台のアルコール消毒から始まります。スライサー、裁断機のセットをします。上処理の冷蔵庫、調味料室の冷凍庫の温度をチェックします。
布巾の煮沸消毒をします。 熱風庫の中拭き用、釜拭き用、刃物、スライサー用、3枚の布巾を熱湯で10分間煮沸消毒します。
毎日、朝とお昼に、水道水の遊離塩素残留濃度の数値を図ります。数値が基準に満たない場合は水道水を採取し、保存しておく必要があります。
材料に干ししいたけがあれば、洗い水で戻します。はるさめがあれば、これも戻しておきます。下準備をしておくポジションです。
仕事が始まれば、切り物を主に担当します。下処理が遅れていれば、下処理の補助をし、上に仕事があれば上の仕事をします。オールマイティーに動かなければいけないポジションで、調理、最後の仕上げ、味見、温度確認、配食までをします。スライサーや刃物を使う、いつも危険なポジションでもあります。
給食時間になれば、外へ出て生徒たちに給食を渡します。『マスクちゃんとしなさい』『食缶熱いから気をつけてね』と声かけもネ 給食当番の子たちは、サンプルケースの給食を見て、献立や配食の量を確認します。全部の食缶、ボール、食器、パン、牛乳を取りに来たら、午前の仕事は終了です。カウンターに、食缶、ボール(大)、ボール(小)などの札を張り、返却に備えます。
お昼から、まずは午前中に洗って乾燥させている刃物類を殺菌庫のなかにしまい、スイッチON1時間殺菌庫を作動させます。次に食器を浸けるため、粗洗い(ごみなどをさっと落とす)するための、石鹸水を水槽に溜めます。それから釜を洗います。返された食器を、粗洗いし、浸けこみます。空いた食器カゴは洗いに出します。粗洗いした水槽2つを綺麗に洗い、(お椀と皿の2種類)すすぎのためのぬるま湯を張ります。
食器を洗い、2回すすぎます。食洗機へ
使った水槽を全部綺麗に洗います。使った3枚の布巾も、洗って再び煮沸消毒します。(一日2回、使う前と使った後) 洗った水槽、台車、調理台などをワイパーで水切りしていきます。最後に専用の付近で拭き上げます。仕上げに、調理室の床を専用のワイパーで水切りして、上処理にある4台の大きな扇風機をフル稼働させ、床のドライ化に努めます。翌日にバター、ジャム、ふりかけ、ドレッシングなど、数ものが入荷していれば、クラスごとに数えて分けます。(翌日、牛乳やご飯、パンと一緒に保冷庫やパン箱に保管しておくための準備)全部、分け終わったら、大きなビニール袋に入れて上処理の冷蔵庫で保管します。調理に使わない物資(生徒用)は、仕分けし終わったあとに、専用のかごに入れ、それをビニール袋に入れて保管しておきます。
ふ~、お疲れ様 今日も最後まで聞いてくれてありがとう。
私、こうやって書くことによって、仕事を確認しているような気がします。
こーーーーーんなに手間がかけられているなんて
全然知りませんでした。
私が子供のころは、町の給食センターで
小・中学校分を一括してつくっていたので、
実際に作っている人にはあったことがありませんでした。
こうやって、手間と愛情をこめて作られてるっていうのを
目にすると、残す子も少なくなるんじゃないのかなぁ・・・??
あぁ、給食カレーとビーフシチューが食べたいよぉ!
給食の仕事も、こうやって書いてみるとたくさんあるんやな~って我ながら思います。1年でよう覚えたな~って
給食センター方式だと、作っている人の顔も分からないし、食べている子供たちの顔も知らないし…で、ちょっと寂しいかもしれません。