風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

十姉妹

2013年08月01日 23時59分01秒 | 風竿日記

何気なく聴いていたNHKラジオの子供電話相談室

夏休み子供科学相談特集というふれこみである。

・・・・・可愛い小学校低学年の女の子からの質問

 

庭先の木に巣箱をかけていたら・・・・

十姉妹がきてくれました。

卵をいっぱい産んで子育てをしてくれて、

そしていつのまにか居なくなってしまいました。

それで、また来てもらいたいので、巣箱を掃除しようと思うのですが、

掃除した方がいいのでしょうか???

 

なんとも優しい子供なんだろう。

十姉妹が来てくれたことへの感動とよろこび

そして十姉妹に対しての敬語の使い方

素晴らしい女の子であった。

先生の返答は・・・・・

 

それは良かったね。

はっきりとは云えないけど、巣箱をお掃除した方が

また来てくれる確率が高いという例がたくさんあります。

お父さんと一緒に巣箱をお掃除してあげましょうね。

そういえば、小学5年生のときに家で十姉妹を飼っていたことがある。

風呂場の棚で飼っていた。

風呂場と云っても十二畳くらいの広さだったから飼えたんである。

石炭で風呂を焚いていたのだが、火の当番をしながら私はいつも十姉妹と会話をするのが、密かな愉しみなのであった。

 

とても神経質で気難しい父であったのだが、黙って何も言わなかった。

捨て犬を拾ってきた時も、

ヒヨコを飼って、それがみるみる大きな鶏に育っていっても

あの実に口うるさい父は、不思議なことに何も言わなかった。

動物を育てることの尊さを知っていたからだろうか・・・・。

理系で汚いものが大嫌いだった父なのだが、実は動物好きだったのかも知れない。

いつか私も召されたら、真っ先に父に聞いてみたい気がする。