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教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

サンデーモーニングSP 資本主義を語る

2009-12-27 10:37:23 | 文化・芸術
☆今、サンデーモーニングSPで、松岡正剛さんが出演。ここまでは、マイケル・ムーア監督の「資本主義」などをきっかけに、資本主義の行き詰まりの原理をわかりやすく解説し、その突破口について議論するところまでやってきた。

☆民放のテレビ番組で資本主義のバブル崩壊の連続について、真正面から論じるようになったことはよいことなのだろう。

☆寺島氏は、渋沢栄一のような育てる資本主義と今のような売りぬく資本主義は違う。そのことは冷静に確認しなくてはならないと。

☆渋沢栄一は私学の系譜で、「論語とソロバン」ベースの資本主義推進者。一方売りぬく資本主義は、明治政府の理念「優勝劣敗」という勝ち組負け組生成資本主義。

☆私学の系譜の資本主義がいま求められているということだろう。

☆松岡正剛さんも、この行き詰まりを突破するとき、歴史を振りかえると、親鸞や法然がたとえば登場して来ると。これもまた私学の系譜。武蔵野女子学院などは親鸞の教えをベースにする浄土真宗の学校だ。

☆親鸞や法然のように、悩みと不安をもっとじっくり振り返ってはどうかと、今はそのチャンスだと。

☆いずれにしても行き詰まった時に、歴史にヒントを探す作業は大事なのだろう。

☆資本主義の行き詰まりは、近代の矛盾の表れだと、コメンテータたちの共通認識。その近代の矛盾は、≪官学の系譜≫と≪私学の系譜≫の相克でもある。

☆教育をじっくり振り返ることは、近代の矛盾や資本主義の行き詰まりを突破するよきチャンスの1つでもある。

☆ダライ・ラマ14世も登場。家族や地域を愛している人は、経済危機でも心はゆるがない。お金の価値観の限界は、このゆるがぬ愛情の価値観に再び光をあてるのではないかと、新たな価値観について語った。

☆アイスランドの歌姫ビョークも登場。アイスランドの破たんは、金融資本主義や新自由主義ではダメだということを証明していると、国民会議の発起人になったりファンドを設立したりして、本当の豊かさを求める活動に奔走している。

☆視聴率はどのくらいになっているのだろう。金子氏は、自然と調和しながら経済を形成する公益資本主義を提唱。

☆多くの人が見ているとよいが。。。

☆そんなことを思っていたら、NGOペシャワール会代表の中村哲さんが登場。刑事優先の発想から新たな価値観を朴訥に語った。力のある言葉だ。

☆番組はエッシャーの滝の絵を示して終了。パラドクスからどのように抜けるのか。ゲーデル・エッシャー・バッハという不思議なGEBの環を見つけることができるのか・・・。

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