ひとりひっそりフォト俳句

フォト俳句を始めました。
写真に気持ちを添えた備忘録にしたい。

凌霄花

2021-07-31 21:25:37 | フォト俳句

 

謂れなき  危険な花と  凌霄花(のうぜんか)

 

昔、凌霄花には毒があると聞いていた。

誰に聞いたかは定かでない。

無害だと知ったのはごく最近だ。

 

花にはなんの罪もない。


氷室

2021-07-30 20:38:13 | フォト俳句

 

封筒の  宛名に「氷室」  風渡る

 

以前、「氷室」という町に住んでいた。

冬の寒さは半端なかった。夏が涼しいと期待したが、暑さは街中と変わらなかった。

 

日光には天然氷の氷室が何ヶ所かある。


2021-07-29 21:22:38 | フォト俳句

 

雲白し  蝉けたたまし  沛雨まえ

 

「しぐれ前」にしたかったが、季重なりになるので、「沛雨」という季語でない言葉を見つけてきた。

台風の影響で、毎日激しい夕立だ。

夕立前に様々な蝉が一斉に鳴く。

悲鳴のように聞こえた。

 

 


うなぎ

2021-07-28 21:08:09 | フォト俳句

 

待ちきれず  昨日食した  鰻かな

 

魚屋さんが、昨日鰻を届けてくれた。

土用なのに市場が休みになるから、一日早く持ってきたとのこと。

家人たちはいつ食べても同じと言っていたが、やはり土用に食べるべきだった。

 

夕方から土砂降り、降り止まない。