フォト俳句を始めました。
写真に気持ちを添えた備忘録にしたい。
散り紅葉 茜色して 流れ行く
流れ流れて行き着く果ては利根川だ。
紅葉筏は物悲しく美しい。
散ってなお 山茶花の花 つやめきぬ
椿と山茶花の区別がつかない。散った時にわかる。
椿は潔く、山茶花は華々しい。
今生の 別れと手を振り 落葉舞う
目の前にヒラヒラと落葉が舞ってきた。
名残り惜しそうな様子だった。
ビル映す 堀の一景なる 白鳥
皇居のお堀にはいつも白鳥がいる。
「点景」として置いたらしい。
飛べないように羽を切っているらしい。
「おいで」と呼ぶとやってくる。
お堀にはなくてはならない存在だ。
写真をひっくり返しても白鳥だった。
尾を垂れし 散歩の犬に 冬めきぬ
急に寒くなった。
犬の全てが散歩好きとは限らない。
渋々飼い主に付き合っている犬もいる。