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露草に 言い寄る如く 縷紅草
露草を撮ったつもりだった。
露草を詠んだつもりだった。
丸葉縷紅草の方が勢いがある。
勢いは大切だ。
知らぬ間に ポツリポツリと 曼珠沙華
知り合いの庭に突然彼岸花が咲いたという。
誰も植えていないのに咲き出し、家族は戸惑ったり不安がったり。
チューリップなら誰も気にしないだろう。
彼岸花は心を揺さぶる花だ。
車置き 久し歩道に 秋の声
久しぶりに歩いた。
川べりで立ち止まると、水の音がし、虫の声も聞こえた。
マッサージ店の看板もしっかり覚えた。
吊り橋を 渡る夢見て 秋の朝
涼しさで目覚めて、久しぶりに毛布を被ったが、暑くなり目覚めた。
一晩中この繰り返しで、寝不足だ。
目覚める前は何か夢を見ていたが、忘れた。