第79話「何者かを」

扉絵、ハルカから弁当をもらう速水の図。

ネクタイを締めろと注意される保坂。ネクタイを締めるが速攻でゆるめていたところに速水が弁当を持ってくる。ハルカに作ってもらったというのだ。おそらく保坂に見せびらかすのも目的だろう。
無言で奪おうとする保坂。
保坂はハルカの弁当を食べたいのか、ハルカに弁当を食べてもらいたいのか？速水の質問はいつも的確なところをついてくる。そういうとき、なぜかマキにアドバイスを求める保坂。
「保坂‥‥‥‥あなたは常にベストを尽くす男」そういうところは認めてる速水。
「でも今のあなたは何がベストかを見失わない　自分自身を見失ってる」
褒めてるようで、実際は適当なことを言って時間をかせいでいるだけなのだが、速水は保坂を高く評価しているふしがある。保坂をきもちわるいと言ってるのはマキだけなのだ。
「先生！　オレは一体どうすれば!?」なぜか先生にアドバイスを求めていたら速水に蹴られた。前回のケイコに続いて珍しいキャラクターの強引な角度からのパンツ描写だ。
「手か足か　食うか食われるか　どちらを選ぶという問題ではない！」と勝手に結論にたどりついた保坂は弁当をもらおうとする。そこはブレない。

この回、なんと三姉妹が出てこない。扉絵のハルカだけである。すでにサブキャラの個性も確立され、三姉妹が中心にいない話は多いが、全く出てこないのは非常に珍しい。高校の3年生たちは絡めにくいことの裏返しでもある。