民主党の低迷は一に、代表が岡田克也氏であると言う、事を抜きには語れないと思います。私は今の民主党の政策と、かって政権を担当した3年近くの実績を見るにつけ、民主党を支持しては居ず反対の立場ですが、
それにしても、今の民主党の執行部はお粗末すぎると思いますが、如何でしょうか。得に代表の岡田克也氏に至っては、政治センスがあまり無いのではないでしょうか。
パフォーマンスから発言の内容から、何かキラメクものがひとつとして有りません。風貌もどんどん悪く見えるようになってきました。要するにさっそうとした切れ味が全く見られないのです。
代表と言えば党の顔ですから、何か魅力的なものがなければそれだけで失格です。最近は見るからに、自信無下げで、顔付も暗く、陰険で、フランシュケンと揶揄されていますが、まさに顔付はどこか似てきました。
私の感想をはさみながら「極限御免」を載せます。
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【阿比留瑠比の極言御免】 2016・2・5
とんちんかんすぎる民主・岡田代表よ もう少し世論と人の話に耳を傾けてはどうか?
露骨な誇張や極端な言説は、他者の共感を呼ばないし、かえって説得力を弱めるものだ。1月30日の民主党大会で岡田克也代表が展開した安全保障関連法批判のこんな言葉に、改めてそう得心した。
◆敵失後も支持率低迷
「私たちが戦争の反省に立って70年間育んできた憲法の平和主義、立憲主義、あるいは民主主義さえもが今、危機的状況にある」
「憲法の平和主義や基本的人権の尊重といった原点を平気で変えかねない」
岡田氏の認識では、日本は民主主義国たり得るかどうか崖っぷちにあるようだが、一般国民の実感とはかなりずれているのではないか。
(★感想・・・ずれていると言うより、話に説得力が全くありません。今の東アジア情勢にまったく興味がないか、知らないのか、知っててチャイナや韓国のために発言しているのか、日本の国が嫌いなのかもしれません。
そう思われても仕方のない発言です。民主党の人気や中間派の連中も、この岡田代表の発言で、どんどん陰りが出ている事さえ、気が付かないのでしょうか。鈍感そのものです)
それが証拠に、読売新聞、毎日新聞、共同通信がそれぞれ1月30、31両日に実施した世論調査では、内閣支持率は次のように軒並み上がっている。
読売56%(前月比2ポイント増)▽毎日51%(同8ポイント増)▽共同53・7%(同4・3ポイント増)-。
安倍晋三政権が本当にそんなに危険だと有権者が感じていれば、過半数が支持を与えるとは考えにくい。また、この3社の調査では、
民主党の政党支持率は読売7%、毎日7%、共同9・5%と、自民党の4分の1~5分の1程度にとどまった。甘利明前経済再生担当相が金銭授受問題で辞任するという敵失があったにもかかわらず、である。
(★感想・・・甘利明前経済再生担当相の辞め際は、実に練られた巧みなもので、好感度さえ持たれる始末です。まるで民主党が言い掛かりをつけて、甘利担当相を潰したかの印象さえ与え、民主党の支持率を下げる始末です)
◆根拠のない決め付け
岡田氏は3日には、憲法改正問題に関して記者団にこう強調した。
「限定のない集団的自衛権の行使、これが安倍首相の目指しているものだと思っている」
これも、根拠のない決め付けの類いだと言わざるを得ない。安倍首相自身は周囲にこう語っている。
「私はそんなことを言ったことはない。私は基本的には制限行使論だ」
筆者も、安倍首相が全面行使論ではなく、一貫して一定の歯止めを設けた上で集団的自衛権の行使を認める制限行使論の立場であることを、8年ほど前から繰り返し指摘してきた。安倍首相の関連発言をたどればすぐに分かることである。
(★感想・・・安倍晋三総理は2月4日の新聞によると、憲法9条を、真正面から見直し審議に入ると載っていましたが、着々と安倍政権の目指す、日本再生が、視野に入ってきました。
しかし民主党の国会質問の一部がユーチューブで拡散されていますが、岡田代表に負けず世間知らずで、不勉強で、安倍政権の責任だと騒ぐ様は、まさに安倍首相の云う「思考停止状態」です)
たとえば、安倍首相は若手議員時代の平成11年4月には国会質問で祖父、岸信介元首相の答弁を引いてこう制限行使論を説いた。
「岸首相が『日本の憲法を見ると、自衛隊が海外まで出かけていってその国を防衛するという典型的な例は禁止しているが、集団的自衛権とはそういうものだけではない。
学説が一致しているとは思わない。あいまいな点が残っている』と答弁している」
◆とんちんかんすぎる
岡田氏は、実は分かっていてレッテル貼りに執着しているのか、それとも相手の言葉の意味が本当に理解できないのか。3日の衆院予算委員会では、
「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で巨大な権限を持った人が疑われている。(TPPへの影響を)確認すべきだ」と質問していたが、これも筋が悪い。
(★感想・・・言い掛かりもここまで来れば子供じみて見えます。甘利再生担当相の経緯も、まだ真相は分かっていませんが、すでに鬼の首でも取ったようにはしゃいでいる様は、まさに、藁をも掴む焦りに見えて仕方がありません)
千葉県の建設会社が、都市再生機構(UR)との県道工事をめぐるトラブルに関し、甘利氏の秘書に口利きを依頼したこととTPP交渉を結びつけるのは、あまりに無理がある。国会中継を見ていた国民もさぞしらけたことだろう。
「低次元なURの話とTPPを一緒にされても、全然違う話。岡田さんはとんちんかんだ」
ある政府高官はこう言って笑った。民主党の夏の参院選に向けたポスターには「すぐに信じなくてもいい」とあるが、このままではいつまでたっても国民に信じてはもらえまい。(論説委員兼政治部編集委員)
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阿比留瑠比記者が細かいところまで、報道して他のメディアでは、殆ど報じない民主党のあがきは、産経新聞ならではの事でしょう。
代表が代表なら、党員も輪を懸けてトンチンカンナ質問や、反対論を繰り返し、やるべき議論の邪魔ばかりしています。まさに不毛の国会にしているのは、こんな何でも安倍降ろしに、懸命な野党の体たらくのせいになって仕舞うでしょう。