歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

独裁者は命が危ういと判断したときだけ譲歩する

2017-08-31 23:28:19 | 産経ニュースから記事を拾う

 

 

  

  北朝鮮のボス金氏がアメリカのトランプ大統領と、真っ向から喧嘩していますが、「斬首作戦」をトランプ大統領が取り上げたことに、今までの世界のリベラルな考えを持った世界の指導者は、驚き、その積極的な行動に、只唖然としています。

  しかしアメリカにとっては、イラクのフセイン氏やリビアのカダフィ氏のように既に実行済みの、軍事作戦の一環です。それを日本などはなだめすかしてご機嫌を取ってきたのに、トランプ氏は北朝鮮の金正恩委員長に向けて、首切り作戦もありうると、公言したのです。

        

  北朝鮮はソ連が対アメリカ向けに作った、金一族に治めさした地域と言ってもいいでしょう。しかし強かな金日成が、当時ソ連と言っていましたがそれらを追い出し、親ソ連派の派閥全員を粛清し、金王朝を開設し、独裁体制を築き上げました。

  それからの北朝鮮のやり方は日本人を拉致し、その問題がいまだに尾を引いている今。この北朝鮮を褒め称えて「地上の楽園」と持ち上げ,帰還事業を推し進め10万人近い在日や日本人妻などが北朝鮮に帰りました、それに味を占めて拉致問題が起こったと言う事です。

      

  とにかく日本にとっても、日本と同盟を組んでいるアメリカにとってもこの上なく迷惑な国(なんちゃって)ですが、日本にしても、こういう悪漢は早く退治して貰いたい、人攫い、恐喝、人殺し、麻薬製造。偽造紙幣を生業としています。

            

  しかも核兵器を製造してイランとかアフリカの発展途上国に売り出す商売として、また核保有により、自分たちの暴力的支配に文句を言わさない抑止力、すなわち金一族の生存をかけているのです。

 

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【正論】産経ニュース・平成29年8月31日付
「斬首」恐れる金氏を追い詰めよ 

  独裁者は命が危ういと判断したときだけ譲歩する 

        

       モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力

 

 

≪深刻の度加えるチキンレース≫

  8月29日にまた、北朝鮮がミサイルを発射した。米朝のチキンレースは深刻の度を加えている。

  ここでまず押さえておかなければならないのは、なぜチキンレースが起きているかだ。一部の論者は、トランプ大統領がツイッターで無分別に過激な書き込みをし、それに刺激された金正恩朝鮮労働党委員長が過激な言動を返しているという解説をしている。

          

    また4月にはトランプ大統領が北朝鮮攻撃を命じるXデーはいつか、という論議が盛んだった。

  しかし、危機が発生している原因は、北朝鮮のテロ政権がついに米本土まで届く核ミサイルを実戦配備する直前まできたことである。

    言い換えるならば、金正恩氏の核ミサイル開発こそが危機を呼び起こしているのだ。トランプ大統領の言動や爆撃近しという情報リークは、それを止めさせるための心理戦の一環でしかない。

  例を一つ挙げる。北朝鮮は8月9日、米空軍基地があるグアム島沖に4発の弾道ミサイル「火星12」を撃ち込む作戦を立案中だと脅した。日本ではこれを誘発したのは、トランプ大統領の

    「(北朝鮮は)炎と怒り、そして率直に言えば、世界がこれまでに目にしたことがないようなパワーに見舞われることになるだろう」という過激な書き込みだという解説が多かった。

        

  しかし、金正恩氏が意識し続けているのは、トランプ氏のツイッターの書き込みではない。米軍の「斬首作戦」だ。ここで、それについて解説しておく

≪北が警戒強めるB1爆撃機≫

  従来、米韓軍は北朝鮮の先制攻撃の兆候を掴(つか)んだら、長距離砲やロケット砲基地、ミサイル基地などの攻撃能力を無力化するという作戦計画5027を持っていた。

    しかし、それだけでは撃ち漏らした攻撃能力で米韓軍側も被害を受けると予測されるため、「首」に当たる最高司令部と司令官の金正恩氏、そしてその命令を伝える通信手段をも攻撃対象に加えるというのが「斬首作戦」である。

  最近作られた作戦計画5015には「斬首作戦」が含まれているという。8月21日から始まった米韓軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン」でも5015が試されるという。

  「斬首作戦」に動員される(レーダーに捕捉されにくい)ステルス性の高いB1戦略爆撃機が、グアム島の米軍基地に配備されている。韓国の文在寅大統領は朝鮮半島で武力攻撃を行うときは「必ず韓国の同意が必要だ」と強調するが、米国がグアムにある戦力を使って対北攻撃をする場合は、理論的には韓国の同意は必要ない。

         

  5月末から8月8日にかけて、なんと11回もグアムのB1戦略爆撃機が朝鮮半島上空などに飛来する演習を実施している。B1戦略爆撃機には空対地巡航ミサイルが搭載できるから、「斬首作戦」の主力となりうる。

  金正恩氏は自分を殺すための戦闘機が配備されているグアムを意識し、「火星12」を撃つと脅したのだ。

  北朝鮮の公式声明にB1戦略爆撃機がしばしば言及されていることからも金正恩氏の恐れがよく分かる。しかし、米国が迎撃すると脅し返したので、「火星12」を北海道上空から太平洋に向けて撃ったのだろう。

≪拉致被害者帰国の原則忘れるな≫

  独裁者は自分の命が危ういと判断したときだけ譲歩する。

    1994年と2002年に米国の軍事圧力を恐れて北朝鮮が2回、大きな譲歩をおこなった。1994年には米朝が最終談判して北朝鮮が核開発凍結という譲歩をした。しかし、その譲歩の中に日本人拉致被害者帰国は含まれていなかった。

  それなのに村山富市政権は米国の求めに応じて朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)への10億ドル支出に同意してしまった。2002年には北朝鮮が米国の圧力をかわすため日本をカードとして使ったので、北は拉致を認めて5人を帰すという大きな譲歩をした。

          

  北朝鮮は少なくとも、あと1回以上の核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験をしなければ米本土まで届く核ミサイルを完成できない。しかし、それをすればチキンレースは最高潮を迎え、トランプ大統領が軍事攻撃を決断する可能性も十分ある。

  私はそこに至って初めて独裁者が中身のある協議に応じてくると思っている。しかしそのとき、日本が米朝協議からはずされて、資金拠出だけを求められた1994年のときと同じになる危険性もある。

     米国が北朝鮮に与えられるアメは限られており、合意には日本からの経済支援が必要とされるからだ。そのとき日本は、拉致被害者全員帰国なしには「いかなる支援もできない」と、わが国の原則を維持しなければならない。

      

  北朝鮮が米国の攻撃から逃れるため、拉致を認めてまで日本にすがった2002年の譲歩が再現すれば、米朝協議の前に安倍晋三首相訪朝が実現するかもしれない。訪朝の条件として全拉致被害者の帰国を掲げ続けることが肝要だ。

(モラロジー研究所教授・麗澤大学客員教授・西岡力 にしおかつとむ)

 

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 我がままし放題の、世界の嫌われ者、町の悪質な愚連隊みたいな、金正恩にも、これから何かアクションが起こる予想が感じられます。さすがに日本もここまで来たら甘い顔は出来ないでしょうが、相変わらずテレビではテリー伊藤などが戯けたことを言っています。

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テリー伊藤

        テリー伊藤「日本は北朝鮮を煽るな。北の核は国防!他国を攻めないし領土を取らない!侍の刀と一緒」
「北朝鮮の挑発」という言葉を使っているが、北朝鮮にしてみれば挑発しているのは米韓だ!

北朝鮮が「米韓合同演習はするな」と言ったにもかかわらず、トランプが無視してやったので北朝鮮側は凄く怒っている。
日本は、アメリカに対して「米韓合同演習をするな」というべき!

北朝鮮は、自分の国を無くすという恐怖心を世界で一番持っている。
日韓併合された恐怖心の中で、また統一されてしまう恐怖心があるので、日本は煽る立場じゃない!

北朝鮮の核武装は、国防なんです。
北朝鮮にとっての核は、別に攻める訳じゃない!
ナチスと違って、他国の領土を取ろうとしてる訳じゃない!

起死回生でひっくり返すには核しかない。
北が核を外すことは、侍が刀を取られるのと一緒なので、絶対にしません!

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  全くいい加減なことを言っています。朝鮮戦争は北から攻めてきたのは事実です。韓国の共産党員の言葉をまともに受けて、今ならみんな大歓迎するという言葉を信じて、あっという間に釜山の一角まで追い詰めてしまったのに、アメリカの参戦は計算外だったようです。

        

  また日韓併合の恐怖などと煽っていますが、冗談ではありません。テリー伊藤は北朝鮮のスパイかもしれません。朝鮮半島が一番平和で安定していたのは日本が併合したあの一時期だけだったかもしれません。あの時一気に近代化に成功したのです。

             

  それに逆行して、中世の独裁国家の戻って仕舞ったのが今の北朝鮮です。しかも金正恩は自分の国を無くす心配をしているなどと戯言を言っていますが。彼の目には金一族以外の心配しかなく、国民が何万人飢えようがお構いなしです。まさに彼は工作人丸出しです。


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