韓国の偽慰安婦像が、アメリカの装甲車に轢かれた女子中学生を政治的に、反米運動の大々的デモにまで発展させ、銅像を作ったという話を、ブログ『正しい歴史認識・・・』が取り上げましたが、まだ大手メディアは無視しています。
しかも犠牲者になったというか、事故にあった女子中学生は二人であり、当時は二人の銅像があったはずです。慰安婦なんかと何の関係もない子の銅像の、しかもたった一人を慰安婦犠牲の象徴にまでしてしまった、子のプロパガンダは、一応大成功しています。
日本の朝日新聞の援護射撃と、北朝鮮の回し者による工作で、この事故記念に作った像の韓国人らしい一人を、強制連行された少女の象徴に仕立て上げた、まがまがしい捏造には、只々あきれ、そのどす黒い企みに、日本は乗せられて、ここまで来ました。
あの偽慰安婦少女像がなぜ椅子が二つあるのか、そこをまず日本政府とメディアは強く問いかけ、そのころちゃんとニュースになっていた筈の再検討をするべきです。時まさに日韓ワールドカップ開催中の時期です。そんなに昔の話ではありません。
弱者ぶって、人権派ぶった、利権に群がる嫌な連中が世界中に蔓延っています。ヨーロッパでの難民も、ドイツ自身が持たされている自虐史観によって難民受け入れをどこの国よりも受け付けねばならない空気にされていますし、気にさえ揺らぎかけています。
イギリスも、植民地を多く持ったゆえの、自虐史観の攻撃に対して長年のノウハウを持っていて、香港返還の折など、ここまで発展させたのはイギリスであるから感謝すべきだと言ったそうです。
しかし、見えざるこの妖怪のような「ポリティカル・コレクトネス」という概念の前では、ヨーロッパの持つ価値観が、少しづつ壊されていき、イギリスはそこから脱退してしまいました。
アメリカのトランプ大統領の誕生にもちゃんとした理由はあったと、当選後の解説はいろいろ出ていますが、他人事ではありません。日本も隣国から盛んに、ウソの出来事を種に強請られています。
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月刊雑誌『Hanada』平成29年2月号より
世界の「韓国化」とトランプの逆襲 (1)
現代世界史 法談 (その三) 抜粋記事
評論家 西尾 幹二
全14ページ中3ページ中ごろから抜粋。
朝日はルサンチマンの塊
その屈折した競争意識は正義の仮面をかぶって精神の内部に入り込み、疑似モラル・贋物のモラルになってゆく。朝日新聞はルサンチマンの塊だったんですね。
キリスト教を巨大なルサンチマンの体系であると見立てたのは、ニーチェです。それを社会心理的に最初に応用したうえでキリスト教だけを救おうとしたのが、社会学者マックス・シェーラーでした。面白いテーマですが、ここでは深入りしません。
韓国人の「恨」はニーチェの言う「ルサンチマン」とは別だという意見も読んだことがありますが、さてどうでしょうか?
韓国社会は五年で入れ替わる「皇帝」と十大財閥のオーナーとかいう「封建貴族」とが実在して、一般民衆とは画然と差をつけている「前近代社会」に見えます。
ソウル中央地裁に出頭した韓国サムスン電子の李在鎔副会長=18日、ソウル(共同)
一般社会人の身分保障、人格権、法の下での平等はどうやら認められていません。けれども、李王朝と同じだというのではありません。「前近代」は色濃く残っているけれども、「近代社会」への入口に差し掛かり、日本や欧米を見てそうなりたいと身悶えしているのです。
朴槿恵をめぐる国家と国民を紅蓮の炎に包んだ2016年末の凄まじい政変は、この国の国民一人一人がルサンチマンの虜になり、しかも韓国と言う国家そのものも
国際社会の中でルサンチマンの自家中毒的情念を持て余し、それに振り回されている半近代国家であることを絵に描いたように示しています。
としたら、この否定的消極概念が、アメリカやヨーロッパ中で正当評価され、歓迎されているというのは一体どう理解したらよいのでしょうか。はたして、それはほんとうでしょうか。
そのことを明らかにしたのも、アメリカ大統領選挙とその結果に反発したドイツの現状です。
アメリカの深層心理
自分の力で独立国家をかち得ていない韓国のような国にとぐろを巻くようにルサンチマンの情念がよどむのはだいたい想像できますが、戦勝国アメリカに似たような精神構造が発生しているというのは、私にはにわかには理解の及ばないテーマでした。
それを教えてくれたのは、江崎道朗さんの『マスコミが報じないトランプ台頭の秘密』(青林堂)でした。
白人であることが罪である。という意味の「ホワイト・ギルト」という概念があるそうです。原罪は白人であることそのことであります。
そういう社会心理や意識がアメリカを蔽っていて、そんなのはおかしいと反論すると差別主義者だとレッテルを張られ、公的社会から追い出されてしまうのだといいます。
植民地支配やインディアンや黒人差別のアメリカの長い歴史が白人に深い自己否定心理を生んできた、というのはある程度わかりますが、
「ホワイト・ギルト」がオバマ政権を生みだした大本(おおもと)にありその心理的背景であったということは、江崎さんに言われて目を開かれる思いがしました。
あゝ、そうだったのか、それなら韓国人留学生のルサンチマンまみれの一方的な感情論を、アメリカ社会が受け入れる理由もある程度ありえることだな、とおもいました。
オバマ氏は2015年2月、キリスト教のお祈りの全米朝食会で、ヨーロッパ史においては十字軍や異端審問などで、またアメリカ史においても奴隷制度や黒人隔離政策でキリストの名において恐ろしい行為をしてきた。我々には信仰を歪曲し、悪用する罪深い傾向がある、と演説したそうです。
この考え方は、黒人大統領のやはり本音の所にあった切り札でした。もとよりキリスト教の裏面暗黒史を白日に晒すことそのことは、日本人としても〝よく言ってくれた″と言いたいところですが、
さりとて西洋文明やキリスト教を全否定する自虐教育がアメリカ社会に横行し、名付けて「ポリティカル・コレクトネス」という狂気の政治的公正のイデオロギーが幅をきかせるのは由々しき別問題で、日本人から見ても好ましいことではありません。
一言でも正しさを裏切るようなことを言ってはならない〝天にまします吾らの父よ″とお祈りしてはいけない。なぜか?男性だと決めつけているから。
男女が結婚して家庭を作り、安定した環境で子供を育てていく環境は大切なはずだけれど、それも言ってはならない。白人の中産階級が大切にしてきたありふれた価値観が抑圧されてきました。
日本社会でも似たようなことがありましたね。桃の節句の雛壇は身分社会の反映だからいけないとか、ひところ言う向きもありましたが、日本人は賢明で、相手にせず適当に誤魔化してしまいましたが、
白人はそうはいかないでしょう。論理的な人達ですから。こういうアメリカの深層心理を知って私は驚いたわけですが、日本の大手メディアは一切報道しませんでした。
ハーバード大学内部でも この章は略します。
「差別主義者」のレッテル
トランプを「差別する人」、マイノリティを「差別される人」と表現した教授に対し、授業後の立ち話でケヴィンは不快感を隠そうとしなかった。そのような決めつけこそが、ステレオタイプな差別だというのだ
「マイノリティだってある意味トランプを〝差別″しているんだと思う」と説く彼の言葉は、ハーバード生だけあって説得力がある。そこで私が、「なぜ、授業中に教授に反論しなかったの?」と聞くと、「一度、授業で同性婚に反論したことがある。
授業が終わるとLGBT団体が僕の机まで来て、泣きながら抗議した。〝あなたは私たちのことを嫌いなのね。だから、差別するのね″って。もううんざりだよ」
ハーバードを卒業した白人男性は、「僕らは自分の意見を自由に表明することができない」という。ポリティカル・コレクトネスが行き過ぎた現在のアメリカでは、白人男性であることはむしろ「原罪」なのだ。
努力して好成績を収めても、「優遇されているからでしょ」と批判されることもあるという。下手に反論すれば「差別主義者」のレッテルを張られてしまう。
私の留学中に、人種差別に抗議した黒人学生がロースクールのロビーを何か月も占拠する事件があった。学校側は黒人たちに「どきなさい」とは言わないし、彼らが大量に貼り付けたポスターもそのままだ。
にもかかわらずロビー占拠に抗議した白人至上主義者の学生が、トランプのポスターを貼ると学校側に瞬時に撤去された。・・・
(以下、続きは書き写すかもしれません)
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慰安婦像の椅子は何故二つあったのかは、事実韓国であった事実です。写真がその当時を記録しています。つい最近の話でも、日本はこんなに簡単に騙されてしまうのかと思うと、日本の外交官やジャーナリストに対する信用は一気に失せてしまったようです。
気が付かなかったでは済みません。外務省もジャーナリストも。ちゃんとした仕事をしていなかった何よりの証拠だからです。しかしそれを隠すために、またしてもこのニュースを無視しますか。