漢文を読むとき、2字以上の熟語などは文選読みするものは別としてほとんど音読みで良く、漢音・呉音に気をつければいいかと思っていましたが、そうはいかないようです。
文献によって、古訓点が施されている写本や版本などからの引用である場合、2字熟語に和訓が記されていることがあり、やはり原本にあたる必要があるようです
和訓なんて今まで出て来たかな?と思ったのですが、考えてみれば「所謂」を「いわゆる」と読んだり、「就中」を「なかんづく」、「加之」を「しかのみならず」と読むなどの熟字訓がありました。これらは定着した読みで、そう読むものと習ってきたのでどの文献に出てきてもとりあえずは正しく読めます。
『天理図書館善本叢書 漢籍之部5 西域求法高僧傳集』の巻末にある、「南海寄歸内法傳古点」の訓点解説(by築島裕氏)に以下のようにありました。
次に、漢字二字の熟語を和語一語で訓ずる例が多い。
として幾つかの用例が挙げられています。
これは、和訓が記されているかどうかは原典に当たらなくては分からないので、大変な作業になります。
SATで検索して該当書のヒットした箇所を特定して書籍にあたり・・・
私が調べていた箇所は、運のよいことに手元にあった『訓点語彙集成第1巻』の「南海寄歸内法傳の訓説の傳流について」に活字で記されていたのですぐに分かりましたが、『天理図書館善本叢書 漢籍之部5 西域求法高僧傳集』は影印本なので、該当箇所の文字をはっきりと読み取ることはできませんでした。
「ヲコト点図データベース」を知ったおかげで『訓点語彙集成第1巻』に目を通し、一件落着となり、昨日はテンションが上がっていたというわけです
またもうこんな時間に・・・
もう頭が正常に働いているのかどうか疑わしい状態で・・・
文献によって、古訓点が施されている写本や版本などからの引用である場合、2字熟語に和訓が記されていることがあり、やはり原本にあたる必要があるようです
和訓なんて今まで出て来たかな?と思ったのですが、考えてみれば「所謂」を「いわゆる」と読んだり、「就中」を「なかんづく」、「加之」を「しかのみならず」と読むなどの熟字訓がありました。これらは定着した読みで、そう読むものと習ってきたのでどの文献に出てきてもとりあえずは正しく読めます。
『天理図書館善本叢書 漢籍之部5 西域求法高僧傳集』の巻末にある、「南海寄歸内法傳古点」の訓点解説(by築島裕氏)に以下のようにありました。
次に、漢字二字の熟語を和語一語で訓ずる例が多い。
として幾つかの用例が挙げられています。
これは、和訓が記されているかどうかは原典に当たらなくては分からないので、大変な作業になります。
SATで検索して該当書のヒットした箇所を特定して書籍にあたり・・・
私が調べていた箇所は、運のよいことに手元にあった『訓点語彙集成第1巻』の「南海寄歸内法傳の訓説の傳流について」に活字で記されていたのですぐに分かりましたが、『天理図書館善本叢書 漢籍之部5 西域求法高僧傳集』は影印本なので、該当箇所の文字をはっきりと読み取ることはできませんでした。
「ヲコト点図データベース」を知ったおかげで『訓点語彙集成第1巻』に目を通し、一件落着となり、昨日はテンションが上がっていたというわけです
またもうこんな時間に・・・
もう頭が正常に働いているのかどうか疑わしい状態で・・・