好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

漢文の読み

2020-10-22 23:57:25 | 漢文・漢字
 漢文を読むとき、2字以上の熟語などは文選読みするものは別としてほとんど音読みで良く、漢音・呉音に気をつければいいかと思っていましたが、そうはいかないようです。

 文献によって、古訓点が施されている写本や版本などからの引用である場合、2字熟語に和訓が記されていることがあり、やはり原本にあたる必要があるようです

 和訓なんて今まで出て来たかな?と思ったのですが、考えてみれば「所謂」を「いわゆる」と読んだり、「就中」を「なかんづく」、「加之」を「しかのみならず」と読むなどの熟字訓がありました。これらは定着した読みで、そう読むものと習ってきたのでどの文献に出てきてもとりあえずは正しく読めます。

 『天理図書館善本叢書 漢籍之部5 西域求法高僧傳集』の巻末にある、「南海寄歸内法傳古点」の訓点解説(by築島裕氏)に以下のようにありました。

 次に、漢字二字の熟語を和語一語で訓ずる例が多い。

 として幾つかの用例が挙げられています。
 これは、和訓が記されているかどうかは原典に当たらなくては分からないので、大変な作業になります。
 SATで検索して該当書のヒットした箇所を特定して書籍にあたり・・・ 

 私が調べていた箇所は、運のよいことに手元にあった『訓点語彙集成第1巻』の「南海寄歸内法傳の訓説の傳流について」に活字で記されていたのですぐに分かりましたが、『天理図書館善本叢書 漢籍之部5 西域求法高僧傳集』は影印本なので、該当箇所の文字をはっきりと読み取ることはできませんでした。

 「ヲコト点図データベース」を知ったおかげで『訓点語彙集成第1巻』に目を通し、一件落着となり、昨日はテンションが上がっていたというわけです 
 
 またもうこんな時間に・・・
 もう頭が正常に働いているのかどうか疑わしい状態で・・・  

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聡太君横歩取りで勝利!

2020-10-22 08:07:32 | 将棋
 昨日、関西将棋会館行われた対局で、先手の聡太君は後手の村山慈明七段から横歩取りに誘導されましたが、それを避けることなく受けて立ち、97手で勝利しました
 やっぱり横歩取りで来られましたねぇ~。相手から仕掛けられた戦法を受けてたつのは羽生さん譲り

 [水匠2による解析結果]
先手:藤井聡太二冠
後手:村山慈明七段




 対局後に行われたインタビューで、横歩取りは用意していた戦法だと村山さんは答えていました。聡太君が対横歩取りで勝率が芳しくないことは周知のとおりですが、本局では形勢はほぼ互角のまま推移し、聡太君の疑問手2%という素晴らしい指し回しでの勝利でした。

 王将戦の挑決リーグの豊島戦以降、対局のない日が続いていましたが、その期間にしっかり対策をしていたのでしょうね。聡太君の対局が付かない期間は、学校の試験などがある場合と予想され、他の棋士のように充分に研究の時間が取れるわけではないだろうと思われます。
 それにも拘わらず、結果を出している聡太君は素晴らしい

 以前ほど終盤にキレがない、という人もいますが、師匠が以前に評していたような崖を登る危険な手は選ばず、安全な筋を選んでいるように私には思われました。素人の観る将の考えですが

 今日は竜王戦の第2局が行われます。
 もちろん、羽生さんの応援ですが、二日に渡っての対局なので、初日の今日は息抜きをしながら配信を覗くことにします。

 やりたいこと、しなければならないことがありすぎて、時間が足らない・・・
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