好奇心旺盛なおばさんのワクワク日記

勉学優先のセン業主婦!
遠くに見える富士山を眺めつつ、ワクワクしながら学習などにいそしむ日々を書き綴っています

「國土記」と令(しむ)

2024-05-15 14:53:54 | 学習

 国会図書館のOPACで「伊勢國土記」が1件だけヒットした、『群書類從 第28輯 雜部 4』が大学の図書館にはないようでした。

 なので、再び国会図書館のOPACで検索したところ、『新校群書類従 第20-22巻 (雑部 第2-4)』に「伊勢國風土記」があります。

 『群書類從. 第28輯 (雑部)オンデマンド版』の内容細目も、「伊勢國風土記」になっています。

 

 「伊勢國土記」は誤植ってことでいいかな、と。

 ここまでは先日調べたことです。

 

 で、昨日、講座が始まる前に図書館へ行って『舜旧記』の翻刻を再度確認して来ました。10日に一度見たのですが、意味がよく分からなくて間違えてメモしたかなと・・・

 

 廿七日 晴

 花山院殿へ令参上宇治柿折一ツ、神道名法集一冊、予一筆令写進了、対面、神代之事端々御尋也、風土記之事幷國土記在之由仰也、予始而此名目(マ)本始かわ申入了、晩食御相伴也、申刻令帰院也

 

 目(マ)とあるのは、「日」とあるべきところだけどこのままにしておく、という意味かと思うのですが? 

 梵舜は『出雲国風土記』の書写をしているので、「此名」は「國土記」の名を指しているのだろうと推測しました。

 で、「始かわ」って何?

 

 ようするに、「國土記」という名は初めて聞きましたと申し上げた、っていうことなのだろうと思うのですが?

 

 『舜旧記 8』の巻末にある索引によると、「國土記」が出てくるのはここ1か所のみでした。

 

 更に意味が掴めなかったのが何か所か出てくる「令」。

 漢文では「使役・尊敬の助動詞」と習っています。しかし、この文章の主語は「予」で梵舜自身なので、使役・尊敬では意味が通じないと思うのですが?

 正規の漢文にはない独特の用字法がある?

 

 くずし字の講座で戴いた資料にも、「使役・尊敬の助動詞」としか書いてありません  

 で、『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』を見てみました。

 

 「令」→ しむ

 古文の助動詞「しむ」に相当する。活用も同じ(下二段型)。直後に必ず活用語の未然形が来る。意味は使役・婉曲で、「~させる」「~する(使用しても、しなくても同じ意味)と訳す」

 

 これにて謎が氷解

 訓読するときは「~しむ」と読むけれど、訳は単に「する」として良いってことなのでしょう。今度先生に伺ってみましょう

 

 変体漢文って難しいなぁ~~~!

 

 12日の散歩:5935歩、3.7km、66m/分、106kcal

 13日の散歩:雨にて中止

 14日の散歩:外出で中止。歩いた歩数 8567歩、6.08km、消費エネルギー 1438kcal

 

  今朝の散歩は、体調不良につき中止。

 洗濯物を干した後、調べ物の結果を纏めていたのですが疲れがドッと出て、1時間半ほど寝てしまいました。

 疲れた時は無理はしないで休む 

 

 『埼玉凸凹地図-スリバチの達人』と『変体漢文(国語学叢書 11)』を図書館にリクエストしてあります。

 今日届くかな?

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 足取り軽くルンルンで散歩 | トップ | 第37期竜王戦七番勝負、日程... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

学習」カテゴリの最新記事