うさこさんと映画

映画のノートです。
目標の五百本に到達、少し休憩。
ありがとうございました。
筋や結末を記していることがあります。

0276. Twelve Monkeys (1995)

2009年01月04日 | 1990s
12モンキーズ/テリー・ギリアム
129 min USA

Twelve Monkeys (1995)
Directed by Terry Gilliam (1940-, USA). Written by Chris Marker (film La Jetée), screenplay by David Webb Peoples (as David Peoples) and Janet Peoples. Original Music by Paul Buckmaster. Cinematography by Roger Pratt. Performed by Bruce Willis (James Cole), Madeleine Stowe (Kathryn Railly), Brad Pitt (Jeffrey Goines) and Jon Seda (Jose).



見直しながら、構造の複雑さをつらぬいて語りを牽引する力はなにから生まれているのだろうと思っていた。見えないものがすこしずつ見えていく流れと、それをささえる細部の文体だろうか。作中人物の強さよりは状況で見せる構成だと思う。

ギリアムはどのくらいコンテを書くのだろう。動きでものが見えるタイプだろうと直感的には思う。想起性のつよい絵づくりはうまい。それがないと、この構成は支えきれない。

ちょうど "Brazil" (1985) の十年後にあたる。あの作品とこれで才能の証明は充分だけれど、脚本をみてみたい。マデリーン・ストウは演技にダイナミズムがあってよかった。



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