しばらくぶりの読書ノートは「シャーロック・ホームズ」シリーズである。エスペラント訳されたものではウィリアム・オールド訳の「バスカビル家の犬」があるが、これは次に読むことにして、今回は数年前にネットで拾ったものである。今でも検索すれば出てくると思うが、これをワープロにコピー&ペーストして編集・印刷・製本した。私だけの本である。B5版で少し字が小さいが234ページになった。
作品リストは次の通り。
シャーロックホームズの冒険より
赤毛クラブ・唇のねじれた男(1)・まだらのひも・ブナの木屋敷
シャーロック・ホームズの回想より
マスグレープ家の儀式・背中のまがった男(2)・ギリシャ語通訳・海軍条約書事件(3)
シャーロック・ホームズの帰還より
踊る人形・6箇のナポレオン像・スリークォーター失踪事件
緋色の研究から短い断片(4)
訳者は Darold Booton、ただし、(1) は Sylvan Zaft、(2) は A. K. BECK、(3) は Dominik CORICE、(4) は不明。訳者についてはよく分からない。その他の作品も訳されているし、ネット上にもあるかもしれない。
ところどころ文の構造が分かりにくいところがあり、あまり詠みやすいとは言えない。しかし内容をつかむのはそれほど難しくはない。単語の使い方にも少々違和感を感じた。いくつかの例を注釈抜きで挙げておく。違和感というよりちょっとおもしろい表現方法と言うべきかもしれない。
Bonvolu eksidigxi
li eblas reveni.
unu el la plej ricxuloj en Anglio
Mi estas dezira ricevi respondon
Hundo ploras (吠える)
la plej detaleta kaj atentema sercxado
alurbis
gxi antauxtempas vin (君と知り合う前のことだ)
sampenade (同じ手間で)
retirkestigis gxin (再びしまい込んだ)
kuriozigis min (好奇心をいだかせた)
gxis la revido! (さようなら!)
afero, kiu memorigxis de cxiuj vizitantoj