写真のストックがなくなってしまった。今回から1998年のフランス旅行(モンペリエで行われたエスペラント世界大会に参加)の写真を使う。以前に使ったものと重複するかもしれない。
46. Al la papero ne mankas tolero.
書類には間違いがない。・・・冠詞がついているのでただの紙ではなく、書かれたものと思う。tolero は「許容・誤差」といった意味だからこのように訳してみたが、どうもすっきりしない。深みがない。
47. Al li ne mankas defendo kontraux ofendo.
侮辱には立ち向かう男。
48. Al loko dolora ni manon etendas --- al loko cxarma okulojn ni sendas.
苦痛には手をさしのべ、魅惑には目を送る。
49. Al malricxulo infanoj ne mankas.
貧乏人の子だくさん。
50. Al malricxulo ovo kiel al ricxulo bovo.
貧者にとっての卵は富者にとっての牛肉に等しい。
写真はモンペリエのコメディ広場
リンク先を見ると、「紙は耐える」とか訳してありますね。
類似した?文として、
Plumo ne sentas, papero silentas.
とあります。
そう読んでも何もすっきりはしませんが。
紙にならどんなひどいことを書いても、紙は toleras ということではないですかね。逆に
Al (la?) homo mankas tolero.
という意味ではないでしょうか。
それにしてもザメンホフ(の父?)のことわざには、「なるほど」と思えるものが少ないですね。
ことわざはそれだけ読んでも「なるほど」でなくても、使う場合によって生きてくると思います。
貧者にとっての卵は富者にとっての牛肉に等しい。
bovoはvivanta bovoで,牛肉ではないと思いますが。
卵は孵化して鶏を育てるわけではなく、食べるためでしょうから、bovo も牛肉としました。ここを bovajxo としたら ovo - bovo の言葉遊びになりません。
以下はその結果です:
1、ttps://tatoeba.org/eng/sentences/show/647813
rus: Для бедняка яйцо, что для богача бык.
eng: An egg to a pauper is like is a bull to a rich man.
ロシア語のбыкも英語のbullも牛で,牛肉ではありません。
ちなみに,英語の牛肉はbeefです。
2、https://lernu.net/eo/forumo/temo/8446/4
44. 阔佬牛,穷汉蛋。
3、http://www.azkurs.org/--kompilita-de-cho-chao-ming-compiled-by-cho-chao-ming--unua-v.html?page=2
蛋對窮人就如牛對富人那樣;
4、http://home2.bada.cc/esp/level.php?page=11&seekname=&vorto=&level=&branch_seq=&gubun=frazo&gubun2=proverbo
가난한 집에 계란 한 개는 부자 집에 소 한 마리와 같다.
韓国語の소 한 마리 は牛一頭です。
5、http://malgrandapirito.tumblr.com/post/143998806725/esperanto-proverboj-a
“a chicken is to a poor man as an ox is to a rich man”
紙切れ一枚への辛抱には事欠かない。
la paper は「お上からの(無慈悲な)通告」
日本では「赤紙」と