社長つれづれ日記

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仕事の面白味

2005年11月02日 | 仕事
 ここしばらくは社内での事務作業が多くなっています。というのも、次年度以降の中期3カ年戦略の立案、次年度の経営計画の策定など、社内でコンセンサスを得るための資料づくりで、色々手間をかけているからです。

 ですから、今日も社内でいる時間が多かったのですが、午前中は伊予銀行担当支店の支店長が来社され、大変有益な情報を提供していただきました。それは、我が社の過去5カ年の決算書を並べ、それを多方面から集計・分析し、視覚的に見やすくなるようグラフを使って財務状況を表したものでした。

 これを見ると我が社の過去五年間の経営状況が手に取るように分かり、何が良くて何が問題かがすぐ分かります。ですから、今後我が社が経営的に何に重点を置くかも見えてくるのです。支店長からの色々なアドバイスを聞きながら、ちょうど中期計画を策定しているときだったので、これはジャストタイミングだと嬉しく思った次第です。

 銀行からこのようなサービスを受けることは、私たち経営者にとっては大変嬉しいことです。今後ともよろしくお願いいたします。

 ところで、社内にいると自然と社員さんの動きに目がいくのですが、特に今年の新人さんの顔色というのは、何となく気になったりします。

 営業に出かけていて帰ってくる芳野君や舛田君、石田君の顔色など、それぞれに喜んだり、落ち込んだりの顔をして、その日の営業状況を表してくれます。

 また、コンサル部門の摂津君や河内さん、開発の北添さんなど、ディスプレイを見る真剣な眼は、仕事の取り組み姿勢を表してくれます。

 今日の帰りがけ、河内さんと少し話をしていました。河内さんの今の仕事は、Pマーク取得セミナー開催のための準備と資料のづくりです。彼女にとっては全く初めての経験なのですが、飲み込みも早く、だんだん仕事になじんできているようです。作成する資料を見ても、スキルの高さが伺えます。

 「河内さん、仕事のほうは馴れた?」と聞くと「はい、だんだん、仕事がおもしろくなってきました」という返事です。

 私はその言葉を聞いて大変嬉しく思いました。やはり、仕事が楽しいのが一番なのです。仕事が楽しければ、目の前の問題や障害は苦になりません。初めての取り組みで、色々分からないこともあるでしょうが、それらを克服することがすべてその人の力になっていくのです。

 我が社の基本理念に「共育、共実」という言葉がありますが、その根底は仕事が楽しいということが前提にあります。新人さんは仕事に取り組む中で、その仕事の面白味を見いだし、共育、共実という理念の実現に向かっていってほしいと思います。