サイクリングと居合道そして都心散歩

中央区界隈を中心に散歩で見つけたお店やスポットを紹介。そのほかに、趣味の無外流居合とサイクリングに関して綴ります。

東京えちぜん物語2008

2008年09月21日 | 散歩
工作が好きだ。子供のころから好きだ。
通信簿で図画工作だけはいつも5だった。
だけど、大人になって違う工作(なんとか工作とか、政治家みたいなやつ)はトンと苦手だ。そういう工作は嫌いだ。

本日は子供のころから得意で大好きな工作をやった。
いままで、土をひねったり刀の拵えを作ったりいろいろやったが、今回は、打刃物の砥ぎと柄巻き。
もうひとつは、漆器の蒔絵だ。

とちらも日本が誇る伝統工芸ですよ。
その伝統の技を自分の手で垣間見ることができるのだよ。あなた。
あなたなぜ来ない。何故こんなに閑散としている。
と、とんちんかんなキャラクター『ノッポン』も憤慨しながら会場の東京タワーでお出迎えだ。

ノッポンのお愛想をかわして会場に入るとノッポンの怒りどおり、人があまり入っていない。(10時開場で10時に来たんだから当たり前か)

さて、まずは越前打刃物の砥ぎに挑戦。
700円を支払って席に着くとおばちゃんが、流暢に砥ぎ方の説明をしてくれた。
この技は家庭の包丁でも使えるので、ありがたい。

15分程度で砥ぎが完了。
試しに紙に刃を当てると、シュッっと斬れてしまう。すげぇ。
次に柄巻き。太い凧糸を柄に巻き、刀の柄巻きみたいに模様を入れていく。
完成がこれ。


さて、次は蒔絵だ。
お願いしますと店の人にいったら、職人が遅刻しているとのこと。
そういえば、打刃物のおばちゃんが、隣の人はまだ来ないねぇ。ゆんべ飲みすぎたんだよぉ。
とか言っていたな。
蒔絵の人だったのか。
福井からできてきて、23日まで泊かけでやっているんだもんなぁ。
そりゃあ、飲むわなぁ。

気持ちわかるよ。許すよ。あなたが来るまで待ちますよ。蒔絵の職人さん。

ちょっと待つと、比較的慌てた様子で職人さん登場。あぁ、誠実な人なんだね。


いくつかの漆器から好きなものを選んでそれに絵をつけていく。自分はお酒を入れる片口を選択。

何を描くかしばし瞑想する。
こういう時間が好きだ。普段使わない脳を揺り起こす。脳のストレッチだ。
以前ぐい飲みを作った時は蟹とハゼだったから、今回はメダカだ。

メダカの書き方を二日酔いの職人さんから説明を受け、自分でやってみる。
うまい!
私はなんて器用なんだ。

中にも一匹書いて、金粉と銀粉を使ってメダカ完成。

これにお酒を入れると、中のメダカが泳ぐのだ。
使えるのは三日後。
合わせて越前の酒、寿喜娘酒造の「ひやおろし」秋限定を購入。楽しみだ。

1Dayバストリップ 千葉・勝浦 テルムマラン パシフィーク

2008年09月21日 | 国内旅行
土曜日は妻が前々から行きたがっていた、千葉・勝浦のタラソテラピーリゾートへワンディトリップで行ってきた。東京駅からバスで出発しランチがついて一人1万円の遊びだ。
勝浦には海を望む丘に三井不動産が開発している別荘&リゾート地である『ブルーベリーヒル』がある。
その中にフランスはブルターニュ発祥の海水を使った温水療法「タラソテラピー」の施設があるのだ。ヨーロッパのスパはテルメといったりするが結構好きだ。とくにドイツのバーデンバーデンなどは近いうちに行ってみたいところだ。
さて、このブルターニュのテルメは、フランス語でテルムとなまる。テルムマランというのは、テルメ・マリンという意味で海の温泉とでもいいましょうか。海水のそのまま使って適度に温め、マッサージしたり泳いだりしたりして和むところだ。

お客のほとんどがOLらしき女性。それも一人の人がおおい。
なんとなく素敵だ。
館内にはアクアトニックプールがあり、勝浦から引いた海水が温められている。
14個の水流マッサージ等があり、ゆっくり時間をかけて海水に浸る。

腹が減ったので、カフェでランチを食べる。これも魚介をつかったヘルシーメニュー。
少々物足りない。
しかし、素敵なのは、こういう健康施設でアルコールがでるということだ。すかさず妻と、スパークリングワインを頼み、ガウンを着たままでテラスでのんびり昼食だ。


午後になっていい加減あきてきたので、近くのブルーベリーヒルを散歩。
ホテルで無料の電動アシスト自転車を借りて快適にサイクリング。
 
ホテルの別棟にあるレストランでクラブハウスサンドと九十九里ビールをのんだ。
全然ヘルシーではないのだ。

芝浦の穴場ワインバーWANDO

2008年09月17日 | 無外流居合
まっとうなものをおすすめする店がコンセプトの芝浦にある酒屋「鈴木酒店」。
その店内にこ洒落たワインバーがある。
いつも気になっていたのだが、勇気を出して入ってみた。
なかなか良い!
おいしいワインがグラスで安く飲め、おつまみもこだわりのあるものを
そろえている。
店主が直接フランスで買い付けるなど精力的に活動している。良い店だ。

久しぶりのツーリング北アルプスの旅

2008年09月16日 | サイクリング
久しぶりのツーリングだ。
港サイクリングクラブ(通称MCC)の総勢16名のメンバーによる2泊3日の信州北アルプスの旅だ。

初日黒姫駅に集合し10:30に出発、予想外の雨が降ってきた。
みんなポンチョを着込み、雨の行軍だ。

西に走り、標高1500mの乙見山峠を目指す。約850mを人力でかけの上がるのだ。
お昼過ぎからカラッと晴れてきてペダルの回転も上がる。

ダート続きの林道に自転車や筋骨が悲鳴をあげる。

日頃の愛車の手入れと、前後左右の加重・抜重のコントロールテクニックがものをいう。
私の自転車はタイヤがバースト寸前、仲間の自転車はリアデイレラー脱落。
もうひとつの自転車はチェーン切断寸前。
苛酷なのだ。

小谷温泉で初日を泊まり、二日目は、小熊黒沢林道にアタックだ。

天気も良いし、空気がさわやかだ。
本日も標高700mか1300mまで登る。この小熊黒沢林道は平均斜度10%の激坂だ。
約6kmの道のりをじわじわ登る。
苦しいけど楽しい。
辛いけど気持ちいい。懲りるけど繰り返す。
なんなんでしょうか、この感覚、達成感。これがサイクリングの魅力。

峠を登りつめれば、絶景が広がり、しばし呆然・恍惚となる。
この景色をこの気持ちで見ることは、車では経験できないのだ。

二日目は金熊温泉の明日香荘に泊。きれいでいい旅館だ。
食事もおいしく、量も適当だ。
三日目は、安曇野のめざし、安曇野やまびこ自転車道から松本駅まで走る。

出発時には仲間のヘルメットの心配もするやさしい港サイクリングクラブなのだ。
三日間で全行程150Km、まあまあ、そこそこの距離だ。
来年は5年に一度の試練、日本橋-直江津一気走り300Kmにチャレンジだ。
修行修行。

科学トレーニングパート2

2008年09月08日 | 無外流居合
武術は理屈ではない。体得だ。
稽古稽古で体をその形にはめるのだ。そうすると、先人の築いた理合いが理屈でわかるときがある。
とはいっても、科学的に効率的に稽古をするのもこの時代大切だと思う。

たとえば、円腰。
背後から暗殺しようとする敵をかわしてこいつの右上腕部を切断するためには、
自分はどう動けばいいか。
実際に私が暗殺者の役になり、右腕をそのつど斬らせればいいが、そうすると右腕でお箸が持てなくなる。

間合いに入っている敵の右腕を振り返って斬る。そのための足さばき、正中線の位置。
初心のころはふつうわからない。私もミスることが多いんだから。
というわけで、白テープでテンプレートを作り、対捌きの科学トレーニングだ!
うーん、納得納得。素晴らしく納得である。

左の人はちゃんと正中線に戻れたお。
右の人、振り返り踏み替えで一歩出ちゃっていることがわかったお。
これからも日曜午前中の稽古は工夫していきますよ~!

チーズリベンジ

2008年09月07日 | 散歩
もう作るまいという思っていたチーズを今週も作ってしまった。
前回モッツァレラチーズだったが、今回はゴーダチーズだ。
あのでかくて丸いやつだ。
なんでリベンジしたかというと、チーズ作りに重要な37度の温度管理を行う湯煎がめんどうだったのだが、マンションの自動お風呂でそれが楽ちんにできると気がついたからだ。
今回は4リットルの低温殺菌牛乳を使った。

丸くてでかいやつが固まった。
さらに即席の圧搾機(鍋の内側と同サイズのポットでチーズを圧搾する)
で4時間くらいおさえる。

これの重さの2%の塩をよくすりこみ、一晩なじませてから、半日乾燥させる。
さて、できた。これをラップで包んで三か月冷蔵庫で熟成させるのだ。
雑菌が入っているとカビが生えたり、チーズがパンパンに膨れたりしてしまう。
こうなると失敗だ。ちゃんと熟成してくれよ。

手裏剣

2008年09月02日 | 無外流居合
手裏剣って、忍者ハットリ君が持っている星型の手裏剣を思い出す人が多いと思うが、あれは車剣という、手裏剣のなかの一つの種類だ。
一般的なのは棒手裏剣だ。根岸流が有名だが、直打法により打たれる棒状の手裏剣は目標物に向かって徐々に剣先を下げながら飛び、水平になった時点で目標に刺さる。
敵の目から見ると、棒状のものが飛んできて、目の前に点になる。

先日居合の仲間から手裏剣を2本いただいた。すごくうれしい。

この姿、いいですねぇ。
欲しかったのだ。どこで練習しようか。家の中だと怒られちゃうし、外だと捕まるし、稽古場所を考えないと。