『鹿児島滞在記その2』のつづきです。
長文になってしまったので
「その3」にしました。
* *
えちんの両親が住む鹿児島の村では
(現在は両親とも大阪へ移住)
ふだんやさしい自然が
急にその姿を変貌させる
その都度、恐怖に包まれる。
かと思うと、、、
翌日には、すっかりやさしい姿を
ふたたび見せてくれたり。
本当に自然を侮ってはいけないと。
体感させてくれた。
自然と共に生きるために、
被害を最小限に食い止めるために、
そこで暮らす人々は色んな知識を蓄え
色んな自然の変化を
見逃さないように生活する。
風の向き、雲の動き、空の色、
潮の満ちひき などなど…
五感をフルに活用する。
過敏になり過ぎてもいけない。
鈍感でもいけない。
都会では育たない(育ちにくい)
感覚だろう。
生まれた時からその土地で
その自然とともに暮らす人たちは
その感覚を自然に培っていることと思う。
侮ってはいけない。
えちんの実家の近くの山では、
あまりニュースにならないが
大雨が降ると水害に見舞われ
土石流が発生し、
避難勧告がでた時もある。
主要道路が閉鎖され、
別の道を迂回する日々が
続いた時も多い。
えちんの実家も度重なる床下浸水で
畳を新しく変えたらしいのだが
畳や床の感触がぼこぼこだった。
大雨が降るたびに、前の川が氾濫し
床下浸水は免れない。
一度、隣の家の玄関が
流れてきた土砂で埋まり、
隣人夫妻は、外に出ることが
できなかったらしい。
川が氾濫しても大丈夫なようにと
造られた近所のダムは、
その役割をきちんと
果たし得たのだろうか?
と、、、ちと疑問が。
それでも人口が少ないので、
あまり気にもとめてもらえない。
きちんとした公共事業を期待したい。
しっかり人が移住できる環境に
力を向けて欲しい。
住民はそれでもそこで生きてるんです。
今回は、前回写真で紹介した
今は倉庫になっている小屋に
普段から治療ベッドを設置して
おけないかなぁと考えていたが
母の「大雨が降ったら、
前の川が氾濫してすぐ水につかるんだよ。」
という一言で、あえなく却下。
(うぬぬぬ。考えが甘いえちんである)
単純に1~2週間分の
鍼灸道具の設備と備蓄
を用意しておけば
何かあった時に、
一時的にしろ
何かの役にたつかしらと。
大阪のえちんは、
緊急時に間に合わなくても、
近隣の鍼灸師の方は、
間に合うでしょうから。
それらが、何かのお役に立てばと
思ったのですが。。。
えちんの考えることは、
いつも甘いんですね。
反省。ぶひ。
まだまだ色々検討の余地ありかな。
鍼灸道具と備品だけは、
しっかり置いてきました。
(消毒剤もきっちりね)
ぼちぼちっと
でも、手を抜かず
気も抜かず。すすみまひょ。
今回の滞在中、めずらしく「きびなご」が
大量に瀬に打ち上げられていた。
珍しい出来事らしい。
村人の話では、
「寒パチ」に追われ
て逃げてきたのだろうとのこと。
明け方に海を見に来た人が、
みなバケツでとり、家に持ち帰り
その日のおかずは、
どの家庭もみな
「きびなご」料理だったとか。
(たぶん1週間は続くだろう)
『過去ログ』
http://blog.goo.ne.jp/echinkouotsu0105/d/20100908
農家の人が海の中で
このタコと格闘してとった
大ダコです。
こわすぎ〜
【ゆめ風ブログより:救援金状況】
http://yumekaze21.blog39.fc2.com/