やました甲乙鍼灸院のあれこれ

はりとお灸の鍼灸をこよなく愛し、鍼灸の力を手に入れたいと日々孤軍奮闘中。

『小児はり体験記』その3

2011年09月02日 | 小児はり

『小児はり体験記その2』の

つづきです。。

 

【お母さんからの体験記より】

生後1歳2か月。2010年秋。

歩き始めた頃。

 

便秘があまり改善されていなかったため

通院を週2回のペースに増やす。

 

冷えが取れて、よくなってきている。と

えちん先生(私のこと)はおっしゃるが、

湿疹は相変わらずだった。

 

ただ、早く治したいとか

他の方法を試したいとか

焦りはもう無くなっていた。

 

時間がかかってもいいから、

治るまでこのまま続けよう

という気持ち。

 

自然と出かける回数が増え、

娘の成長とともに

運動量と感情表現も増え、

だんだんと湿疹が減っていったのは、

1歳8か月を過ぎてから。

2011年の初夏。

 

よくなり始めてからは、

あっという間で、

周りからの言葉で徐々に実感したほど、

気に留めていなかった。

あえて例えるなら、

渋滞を抜けたときのよう。

 

1歳9か月にて、

えちん先生(私のこと)より

完治宣言を頂き、

週1ペースの通院に戻す。

 

2歳になった今、

湿疹は無く、汗疹(あせも)や

虫刺され痕と戦う毎日。

おとなしかったはずの娘は

自己表現が活発になり、

手を焼くことが増えた。

 

よく動き、よくどこかに

ぶつけている。

 

初めての育児は戸惑いの連続。

日々変化する赤ちゃんの体調にハラハラ。

熱を出したり、飲んだ母乳を吐いたり、

下痢をしたり、ケガをしたり。

 

病院へ行くべきかどうか

迷うこともしばしば。

 

慌てて病院へ駆け込みたくなる

衝動にかられることも。

 

そんなとき、冷静になれたのは、

「あと○日後、えちん先生の予約が

入っているから、

そのとき聞いてみよう」

と、思えたから。

 

思い詰めてしまい

早朝にメールして泣きついたことも

何度かありますが(汗)

 

信頼できるかかりつけ医が

いるというのは、

とても心強く、定期的に通うことの

安心感は大きい。

問診の質問に答えるたびに

頭の中を整理できるのも大切な作業。

 

えちん先生との出会いに

感謝しています。

 

ありがとうございます。

これからも、親子共々

よろしくお願いします。

(完)

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※うちの針灸院の小児はりは、

 古代鍼で刺さない接触鍼をします。   

 

【院長(えちん)感想】

育児でお忙しい中、

『小児はり体験記』を

お寄せいただき有難うございました。

このお母さんの声が、

病(今回は、アトピー性皮膚炎)で

つらい思いをしているお子さんを

一生懸命、試行錯誤しながら育てておられる

お母さん方の切実な声かと思います。

えちんも試行錯誤しつつの『小児はり』で

今回は、少々時間がかかりましたが

このお母さんにとっても娘さんにとっても

今後の成長過程において

良い方向に向かうために

必要な時間だったと思っています。

この『体験記』をお読み頂いた

臨床家の先生の中には、

ふに落ちない点も感じられたかと思います。

えちんも読ませて頂いて

「あの時の説明はこのように

 理解されていたんだなぁ」と

自分の説明不足や伝え方の未熟さを痛感し

とても勉強になりました。

その辺の補足説明は、

お母さんに直接お伝えしたいと思います。はい。

ご質問が多数寄せられるようでしたら

また次回にアップも考えたいと思います。

 

「病」にならない為には

「免疫」を下げないことが肝心。

これが一番大切!

そうです。

「免疫を下げないようにする」ことが大切。

忘れないでね。よろしく~♪

 

「やました甲乙針灸院」

(大阪市内JR玉造駅徒歩5分)

※2022(R4).11月東成区へ移転。

針灸施術のご相談・初診予約は

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【針灸院のご案内①】

をクリックし

 「針灸院のご案内①②」

一読頂いて、

ご紹介者の方を介して

初診予約の連絡を頂ける

有難いです。

 

わがまま申します。

ご了承のほど

宜しくお願いします。

 

※少人数のお茶会などに

お声かけて頂けると

うれしいなぁ。

舌診やお灸のよもやま話など

ご一緒におしゃべりできたら

なお、うれし♪

 

 

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『小児はり体験記』その2

2011年09月02日 | 小児はり

『小児はり体験記』その1 のつづきです。

 

かなり長文をお寄せいただき

ブログに載せるにあたって

少々、割愛しようかと思いましたが

『アトピー性皮膚炎』のお子さんを

育てておられるお母さんの心の葛藤が

よく伝わってくる文面かと

感じましたので共有できればと

そのまま全文掲載させて頂きました。

(その1からその3まであります。)

    *  *    

【お母さんからの体験記より】

 

娘の性格はおとなしいタイプ。

大泣きすることはまれで、

よく寝、動きも控えめ(寝返り時期)。

便秘も重なり、

身体の中の悪いものを排出できず

それが湿疹としてあらわれている。

まだ身体を自由に動かせず、

動きで発散できない時期は、

感情を表すことで

体内に溜まったものを

吐き出すほうがいい。

いっぱい笑わせて。

泣くのもいい。

アレルゲンが何であれ、

それを排出できる身体づくりが大事。

という診断だった。

 

娘が泣けば、すぐ対応していたし、

娘の要求をできる限り

叶えてあげたくて

あれこれやっていたし、

育てやすい子だと喜んでいた。

笑うより泣くほうがエネルギーを使うのに、

あまり泣かせていなかったことが

アトピーを助長していたなんて、

思いもよらなかった。

「鍼で熱を発散させる治療をしているから、

薬で押さえるのはやめていきましょう」

 

とえちん先生。

 

 

夫両親と会う時や、

病院通いの前、イベント事の時など、

湿疹を隠したいときには塗り、

終わればやめるという

状態がしばらく続く。

やっと使わなくなったのは、

寒くなった頃。

顔の赤みが寒さの赤らみにも見え、

手足は着るもので覆われ、

人の目を誤魔化せるようになったから。

周りの人も湿疹のある顔を

見慣れてくれ、

あまり意見されなくなっていた

こともあり。

赤ちゃんを連れて出かけると

道行く人からよく声をかけられる。

しかも、顔や手足に湿疹ができた子を

連れていればなおさら。

引っかいてしまうので、

できるだけ手足は

服で隠していたけれど。

「かわいそうに」「ケガしたの?」

「アトピーね」などなど。

中には、親切にアトピーにいいと

聞いた療法や病院を教えてくださる方や

薬を譲ってくださる方まで。

 

成長するにつれ、かゆがって

かきむしり、血が出る。

爪は真っ赤で服やシーツは

毎日汚れる状態。

いいと聞けば、試してみたくなる、

親なら当たり前の気持ちとの葛藤。

ありがたくご好意を受け取り、

それを受け流せるようになるまでには、

ずいぶん時間がかかった。。。。

 

 

このあたりで一旦、

『小児はり体験記その2』

ひと休み。

 

『小児はり体験記その3』につづく。。

 

    *    * 

 

いろいろあれこれと

思い悩むことは多い

日々かと思います

が、、、

ひとりで背負わないように

と思います。

 

「病」にならない為には

「免疫」を下げないことが肝心。

これが一番大切なことです!

 

もう一度申しあげます。

「免疫を下げないようにする」

ことが大切です。

 

鍼灸医学(東洋医学)では、

ずっとずっと古くから

伝え続けている考えです。はい。

よろしくです~

 

 
🍎「やました甲乙針灸院」

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お声かけて頂けると

うれしいなぁ。

舌診やお灸のよもやま話など

ご一緒におしゃべりできたら

なお、うれし♪

 

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『小児はり体験記』その1

2011年08月30日 | 小児はり

えちんの「やました甲乙鍼灸院」に

通って頂いている

「小児はり」の体験記を

お母さんから頂きました。

 

小児のアトピー性疾患でお悩みの

お母さんがたへの参考になればと思い

全文を訂正・削除なしで

掲載いたします。

 

新米ママさんの子育てと

愛娘の鍼灸施術への葛藤が

伝わりました。

有難うございました。

 

 

【お母さんからの体験記より】

    

はじまりは娘が生後6か月のころ。

2010年の春先。

左頬に1円玉サイズの赤い湿疹ができ、

少しずつ大きくなり、ジュクジュクして

かさぶたができた。

かさぶたが取れれば治ると思っていたが

取れても赤みが引かず、

またジュクジュクしてかさぶたに

のくり返し。

しばらくすると、

反対側の頬にも発生。

ゆっくりと顔全体へ広がっていった。

 

手を思うように動かせないだけ

かもしれないが、

本人は気にならない様子で顔を触らず。

 

まだこの頃は、

身体の中の悪いものを

出し切ってしまえば治るのでは?

と安易に考え、

治療を受けていなかった。

 

一方で自然療法に興味があり

アトピーにいいと言われるものは

片っ端から試してみたいとも思う。

 

が、娘の身体で実験するようで

ためらい、思いとどまる。

 

生後7か月。

湿疹はひどくなるばかりで

とうとう手足にまで出始めたころ、

やっと治療開始。(小児科)

 

まずは小児科のあるアレルギー特診へ。

診断はもちろん『アトピー性皮膚炎』 

 

ステロイド入りの塗り薬を

処方されるが、使わず断る。

 

ステロイドなしの塗り薬を

求めて皮膚科へ。

 

沐浴後に塗ると、

次の日には湿疹がスッと引く。

顔の湿疹が引いたのが何より嬉しかった。

塗り続けていれば治まるが、

やめるとぶり返す。

 

足の湿疹にはあまり効果なし。

 

   *    *

そんな中、

えちん先生とは私自身が妊娠前から

お世話になっていたご縁があり、

前述の病院通いと平行して

「やました甲乙鍼灸院」を訪ねた。

 

これまでの経過を聞いて

ふむふむと考えていらっしゃる

えちん先生。

 

まずは気になっていた娘の

便秘を改善すること。

 

と、週1回のペースで通うことに。

 

長文になりますのでこの辺で一休み。 

 『小児はり体験記その2』につづく。

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※小児は、古代鍼(金鍼と銀鍼)で

 刺さない接触鍼をします。   

 

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ご紹介者の方を介して

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有難いです。

 

わがまま申します。

ご了承のほど

宜しくお願いします。

 

※少人数のお茶会などに

お声かけて頂けると

うれしいなぁ。

舌診やお灸のよもやま話など

ご一緒におしゃべりできたら

なお、うれし♪

 

 

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