スポーツドクターSのざっくばらん

スポーツ障害専門カイロプラクターによる奮戦記。

肩こりの対処法

2007-02-27 15:07:44 | カイロプラクティック
前回のブログで書いたように、肩こりという症状一つだけでも、いろいろな原因が考えられます。中には非常に急を要するコンディションである場合もあるわけです。

充分な医学知識、診断・検査能力を持った専門家(MD、DC、DO)のみが、重要な疾患を鑑別することができます。他の療法を試そうと実行に移す前に、専門家によるコンサルテーションを受けることをお奨めします。


「肩こりを軽減させるために自分でできることは何かないか?」とよく患者さんに質問されます。以下に具体的ないくつかの方法をまとめてみたいと思います。


マットレス、枕をチェックする
これは簡単にチェックできますね。そして意外とマットレスや枕が原因で肩こりになっている人は多いです。朝起きたときに肩こりが特に酷いという場合は、充分疑いありです。軟らか過ぎたり、古いマットレスは寝ている間の体へのサポートに問題が生じます。その分、筋肉が強く収縮しなければならず、それが肩こりの原因となったりします。高枕もあまりお勧めしません。できれば首の部分をサポートできるような枕を使うといいでしょう。



ストレスを避ける
精神的ストレスは肩こりや首の痛みの大きな原因の一つです。ストレスにより首や肩周辺の筋肉が過緊張を起こすと、頭のポジションがずれてきます。ちょうど顎が上がってしまうようなポジションになります。こうなると『悪の循環』が始まり、頭のポジションを正常な位置に戻そうとして、さらに肩・首の筋肉の緊張が増します。
ストレス社会ですから、完全にストレスフリーの環境で生活することは、現実的ではありませんが、少しでもストレスを軽減できるように工夫してみましょう。

カイロプラクティックや他の保存療法による治療
熟練したカイロプラクティック・ドクターであれば、首の骨(頚椎)のズレを触診やレントゲン診断により見つけ出すことは、それほど困難なことではありません。また日常生活で注意するべきことや正しい姿勢にするためのアドバイスなども受けることができます。



首のエクササイズ
適切なエクササイズは症状改善に非常に役に立ちます。しかし多くの方が間違ったエクササイズを行い、さらに症状を悪化させてしまっているのも事実です。個々のコンディションは専門家の診断があって初めて可能になります。エクササイズを始める前は、信頼できるカイロプラクター(できればスポーツ障害に精通しているカイロプラクター)に相談してみてください。



痛み止めの薬
これは最終手段として残しておきましょう。もし痛みを我慢できるのであれば、薬を摂らないに越したことはありません。症状が酷い場合に限り、摂取するように心掛けましょう。薬は痛みに蓋をするだけで、根本的な解決にはなりません。





カイロプラクティックに関する疑問はこちらで⇒カイロの泉フォーラム

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