さて、昨日は都内某所で葉永健導演、サモ・ハンこと洪金寶、ヴァネス・ウーこと呉建豪、そして加護亜依ちゃん主演『カンフー・シェフ』(08)の試写に、本作のライン・プロデューサーを務める染野行雄さんのお誘いで行って来ました。
私が試写場に到着すると、既に染野さんはじめ関係者の皆さんもいらっしゃっていてヤアヤア!とご挨拶が交わされたりと和やかな雰囲気の中、一足先に私が試写場内の席に座っていると、何と加護亜依ちゃんご本人も試写場に入って来ました。するとすぐにその場で今回加護さんと香港映画界の橋渡しに尽力なさった染野さんが加護さんを私にご紹介して下さいました。初めてお会いする加護さんはやはり小柄で可愛い!との印象でしたが、加護さんは挨拶の後に「私も一列後ろがいいかなぁ!」とそのままスタスタ!と歩いて来て私の隣に座ったのにはちょっとビックリでした。で、結局私は今回の『カンフー・シェフ』を主演者の1人である加護さんと隣合わせで座った形で観る事になったのですが、上映前に私と加護さんで以下のような会話をしました。
龍熱「加護さんも映画の中でアクションをやってるんですか?」
加護さん「はい!(キッパリとした返事)」
龍熱「サモ・ハンさんはどんな感じでした?」
加護さん「すごくいい人でしたぁ!あと日本語もけっこう喋るんですよぉ!」
加護さんは話す時にジッと相手の目を見て話す人で、私もとても感じの良い女性との印象を持ったんですが、その間にも染野さんのご挨拶に続いていよいよ『カンフー・シェフ』の上映が始まりました。
ちなみに今回は全編北京語のプリントでの上映です。映画は料理の達人の証明である龍包丁を持つ主人公(サモ・ハン)が、弟子(洪天明)の策略により住み慣れた地を去らざるを得なくなるシーンから始まりますが、ここでいきなりサモ・ハンが4、5人の暴漢相手に迫力のクンフー・ファイトを披露します。
さらにこの冒頭シーンのみの出演ながらあの李海生が久々に銀幕に顔を見せているのに私は思わず感激でしたし、他にも老いたれどショウ・ブラザース伝説の名優である谷峯も出演していて、もうこの3人の面子だけでオールド・クンフー映画ファンは胸が一杯になりますね。
続いて『功夫厨神』のタイトルバックが始まり、プロデューサーとしてシャロン・ヤン(パンパン)、主演の呉建豪、釈行宇、ルイス・ファン、あと勿論加護亜依ちゃん、さらに動作導演の袁祥仁、動作指導の袁信義といった錚々たる名前がクレジットされる中、そこにサモ・ハンが龍包丁を手に1人延々と演武するシーンが登場し、このまるで古き良き時代のクンフー映画のタイトルバックを彷彿させるオープニング・タイトルに私はまたも感激の至りとなったのでした。
映画自体はヴァネス・ウー(今回は顎髭を生やし見事なアクションを披露)がサモ・ハンに料理人として弟子入りし、自分の父親(演じるは何とブルース・リャンこと梁小龍!)から龍包丁を奪った(と思い込み)サモ・ハンを恨むライバル料理店のオーナー(ルイス・ファン)、そして林子聡との中国最強料理人決定戦に挑む、という展開です。
ちなみに加護さんの役柄はチェリー・イン演じる料理店の社長の妹役という設定です。
当然劇中には豪華絢爛たる中国料理が次々と登場し、私たちの目を楽しませてくれるのですが、そうは言ってもやはりこの『カンフー・シェフ』における注目点は袁氏兄弟が構築する数々のクンフー・アクションにあるのは言うまでもないでしょう。まず映画の中盤でアッサリと実現するブルース・リャン(兄)vsサモ・ハン(弟)の兄弟対決ですが、流石にこの2人が画面に登場し対峙するシーンは貫禄十分で、サモ・ハンが椅子に座ったままでリャンの繰り出す怒涛の突きや蹴りを受けまくるシーンは、もうこの2人の対決シーンだけでも大スクリーンで観れて良かった!と感無量でした。さらにその後にいよいよ加護亜依さんがスーパーの店内で釈行宇相手にアクションを披露するシーンが登場するんですが、ここでもシン・ユーこと行宇が画面に出て来た際に私が思わず小声で「おお!シン・ユーだ!」と反応すると、それを聞いた隣の加護さんが私にこう話しかけて来ました。
加護さん「あ、あの人知ってるんですか?親友(しんゆう)なんですか?」
龍熱「いえシン・ユーって、あの俳優さんの名前がシン・ユーなんです(笑顔)」
加護さん「あ~!なるほどぉ!(笑顔)」
このスーパーでの加護さんのアクション・シーンは、いきなり加護さんが両足でのドロップキックを行宇に叩き込むなど私が予想していた以上に相当激しい物で、加護さんは自分でも背後の敵に肘討ちを放ったり、大胆なワイヤー・アクションにも果敢に挑戦するなど大奮戦でしたね。
で、この乱闘シーンの最後は加護さんとヴァネスが手を取り合って無事にスーパーを走り出るんですが、ここで加護さんは画面を見ながら「アハハハ!」と楽しそうに笑っていたのが印象的でした。
その後もヴァネス・ウーとルイス・ファンがテーブル上を舞台に猛然と打点の高い蹴り技の応酬を披露するなど見せ場が続くんですが、何と言っても本作の最大のクライマックスが終盤におけるヴァネスvs林子聡による最強料理人対決の場面と交互に映し出される形で展開されるサモ・ハンとルイス・ファンの一騎討ちでしょう。
この2人の対決では日本刀を手にしたルイスをサモ・ハンが真っ向から受け止め応戦するド迫力のクンフー・ファイトとなり、この『カンフー・シェフ』のクライマックスを飾るに相応しいハイレベルの対決となりました。
最近もドニー兄貴の『葉問』(08)をはじめ貴重な本格派の武打星として活躍するルイスにとって、本作『カンフー・シェフ』で香港クンフー映画の“生きる伝説”サモ・ハンとこれだけの好勝負を展開した事は、今後のルイス自身の武打星人生にとってもきっと大きな財産となる事でしょう。
そして映画は最強料理人決定戦に見事勝利したヴァネスと加護さんが2人きりの厨房でジッと見つめ合うロマンチックなシーンで劇終となります。
映画が終わると、試写場にいる全員が加護さんに対して大きな拍手を贈ったのですが、私も拍手をしながら「映画面白かったですよ!」と何気に隣の加護さんに向きなおると・・何と加護さんはその場で感極まって涙を流していました。加護さんもこの『カンフー・シェフ』出演に至るまでは、色々な事があって本当に大変だったと思うんですが、映画のエンドクレジットが流れている内に加護さんの胸中には自然とこれまでの様々な事が思い出されて来たと思いますし、きっとそれが加護さん自身にとっての晴れやかな達成感となり、この涙になったのではないでしょうか。
加護さん、本当にお疲れ様でした!どうかこれからも頑張って下さいね。
また映画『カンフー・シェフ』自体も、豪華絢爛たる中国料理のシーンと迫力のクンフー・アクションが絶妙のバランスを保っていて、私自身大変楽しんで観る事が出来ましたし、何よりも主演のサモ・ハンが近年の作品で多々観られた顔見せ程度の出演ではなく、文字通りのサモ・ハン完全主演作品として豪快かつ貫禄のアクションを劇中でも何度となく披露してくれていたのが私自身一番嬉しい事柄でした。
香港クンフー映画ファン、また中国グルメの方にも理屈抜きに楽しめる娯楽アクション映画である『カンフー・シェフ』、今後の日本公開の際には是非劇場に足を運んで頂きたい1本です。
私が試写場に到着すると、既に染野さんはじめ関係者の皆さんもいらっしゃっていてヤアヤア!とご挨拶が交わされたりと和やかな雰囲気の中、一足先に私が試写場内の席に座っていると、何と加護亜依ちゃんご本人も試写場に入って来ました。するとすぐにその場で今回加護さんと香港映画界の橋渡しに尽力なさった染野さんが加護さんを私にご紹介して下さいました。初めてお会いする加護さんはやはり小柄で可愛い!との印象でしたが、加護さんは挨拶の後に「私も一列後ろがいいかなぁ!」とそのままスタスタ!と歩いて来て私の隣に座ったのにはちょっとビックリでした。で、結局私は今回の『カンフー・シェフ』を主演者の1人である加護さんと隣合わせで座った形で観る事になったのですが、上映前に私と加護さんで以下のような会話をしました。
龍熱「加護さんも映画の中でアクションをやってるんですか?」
加護さん「はい!(キッパリとした返事)」
龍熱「サモ・ハンさんはどんな感じでした?」
加護さん「すごくいい人でしたぁ!あと日本語もけっこう喋るんですよぉ!」
加護さんは話す時にジッと相手の目を見て話す人で、私もとても感じの良い女性との印象を持ったんですが、その間にも染野さんのご挨拶に続いていよいよ『カンフー・シェフ』の上映が始まりました。
ちなみに今回は全編北京語のプリントでの上映です。映画は料理の達人の証明である龍包丁を持つ主人公(サモ・ハン)が、弟子(洪天明)の策略により住み慣れた地を去らざるを得なくなるシーンから始まりますが、ここでいきなりサモ・ハンが4、5人の暴漢相手に迫力のクンフー・ファイトを披露します。
さらにこの冒頭シーンのみの出演ながらあの李海生が久々に銀幕に顔を見せているのに私は思わず感激でしたし、他にも老いたれどショウ・ブラザース伝説の名優である谷峯も出演していて、もうこの3人の面子だけでオールド・クンフー映画ファンは胸が一杯になりますね。
続いて『功夫厨神』のタイトルバックが始まり、プロデューサーとしてシャロン・ヤン(パンパン)、主演の呉建豪、釈行宇、ルイス・ファン、あと勿論加護亜依ちゃん、さらに動作導演の袁祥仁、動作指導の袁信義といった錚々たる名前がクレジットされる中、そこにサモ・ハンが龍包丁を手に1人延々と演武するシーンが登場し、このまるで古き良き時代のクンフー映画のタイトルバックを彷彿させるオープニング・タイトルに私はまたも感激の至りとなったのでした。
映画自体はヴァネス・ウー(今回は顎髭を生やし見事なアクションを披露)がサモ・ハンに料理人として弟子入りし、自分の父親(演じるは何とブルース・リャンこと梁小龍!)から龍包丁を奪った(と思い込み)サモ・ハンを恨むライバル料理店のオーナー(ルイス・ファン)、そして林子聡との中国最強料理人決定戦に挑む、という展開です。
ちなみに加護さんの役柄はチェリー・イン演じる料理店の社長の妹役という設定です。
当然劇中には豪華絢爛たる中国料理が次々と登場し、私たちの目を楽しませてくれるのですが、そうは言ってもやはりこの『カンフー・シェフ』における注目点は袁氏兄弟が構築する数々のクンフー・アクションにあるのは言うまでもないでしょう。まず映画の中盤でアッサリと実現するブルース・リャン(兄)vsサモ・ハン(弟)の兄弟対決ですが、流石にこの2人が画面に登場し対峙するシーンは貫禄十分で、サモ・ハンが椅子に座ったままでリャンの繰り出す怒涛の突きや蹴りを受けまくるシーンは、もうこの2人の対決シーンだけでも大スクリーンで観れて良かった!と感無量でした。さらにその後にいよいよ加護亜依さんがスーパーの店内で釈行宇相手にアクションを披露するシーンが登場するんですが、ここでもシン・ユーこと行宇が画面に出て来た際に私が思わず小声で「おお!シン・ユーだ!」と反応すると、それを聞いた隣の加護さんが私にこう話しかけて来ました。
加護さん「あ、あの人知ってるんですか?親友(しんゆう)なんですか?」
龍熱「いえシン・ユーって、あの俳優さんの名前がシン・ユーなんです(笑顔)」
加護さん「あ~!なるほどぉ!(笑顔)」
このスーパーでの加護さんのアクション・シーンは、いきなり加護さんが両足でのドロップキックを行宇に叩き込むなど私が予想していた以上に相当激しい物で、加護さんは自分でも背後の敵に肘討ちを放ったり、大胆なワイヤー・アクションにも果敢に挑戦するなど大奮戦でしたね。
で、この乱闘シーンの最後は加護さんとヴァネスが手を取り合って無事にスーパーを走り出るんですが、ここで加護さんは画面を見ながら「アハハハ!」と楽しそうに笑っていたのが印象的でした。
その後もヴァネス・ウーとルイス・ファンがテーブル上を舞台に猛然と打点の高い蹴り技の応酬を披露するなど見せ場が続くんですが、何と言っても本作の最大のクライマックスが終盤におけるヴァネスvs林子聡による最強料理人対決の場面と交互に映し出される形で展開されるサモ・ハンとルイス・ファンの一騎討ちでしょう。
この2人の対決では日本刀を手にしたルイスをサモ・ハンが真っ向から受け止め応戦するド迫力のクンフー・ファイトとなり、この『カンフー・シェフ』のクライマックスを飾るに相応しいハイレベルの対決となりました。
最近もドニー兄貴の『葉問』(08)をはじめ貴重な本格派の武打星として活躍するルイスにとって、本作『カンフー・シェフ』で香港クンフー映画の“生きる伝説”サモ・ハンとこれだけの好勝負を展開した事は、今後のルイス自身の武打星人生にとってもきっと大きな財産となる事でしょう。
そして映画は最強料理人決定戦に見事勝利したヴァネスと加護さんが2人きりの厨房でジッと見つめ合うロマンチックなシーンで劇終となります。
映画が終わると、試写場にいる全員が加護さんに対して大きな拍手を贈ったのですが、私も拍手をしながら「映画面白かったですよ!」と何気に隣の加護さんに向きなおると・・何と加護さんはその場で感極まって涙を流していました。加護さんもこの『カンフー・シェフ』出演に至るまでは、色々な事があって本当に大変だったと思うんですが、映画のエンドクレジットが流れている内に加護さんの胸中には自然とこれまでの様々な事が思い出されて来たと思いますし、きっとそれが加護さん自身にとっての晴れやかな達成感となり、この涙になったのではないでしょうか。
加護さん、本当にお疲れ様でした!どうかこれからも頑張って下さいね。
また映画『カンフー・シェフ』自体も、豪華絢爛たる中国料理のシーンと迫力のクンフー・アクションが絶妙のバランスを保っていて、私自身大変楽しんで観る事が出来ましたし、何よりも主演のサモ・ハンが近年の作品で多々観られた顔見せ程度の出演ではなく、文字通りのサモ・ハン完全主演作品として豪快かつ貫禄のアクションを劇中でも何度となく披露してくれていたのが私自身一番嬉しい事柄でした。
香港クンフー映画ファン、また中国グルメの方にも理屈抜きに楽しめる娯楽アクション映画である『カンフー・シェフ』、今後の日本公開の際には是非劇場に足を運んで頂きたい1本です。
こんばんわ!
今日はお会いできずに残念でした。
あとブツは無事に頂いております。
何時もありがとうございます!
『カンフーシェフ』のサモ対リャンは
時間的には短いんですが、もう2人
のレジェンドの顔合わせは私たち
には堪りませんよねー!
あと谷峯や李海生など本当に懐かし
い顔触れも出ていて感激でした。
加護ちゃんとのご対面うらやましいですね。
先日、私のファンからこのような問い合わせがありました。
お分かりになりますか?
1970年代の香港のカンフー映画で道場の至る所に「忍」と言う文字があり、「どうしても我慢できない事があればこれを開けよ!」と師匠から渡された封書の中身にもやはり「忍」の一字が…と言う映画に心あたりありませんか?」
こんばんわ!
昨年は久々にユックリお話したかった
のですが、ああいう形になってしまい
、また今度機会があったら是非!
お尋ねの作品は『アンジェラ・マオの
女活殺拳』(72)です。
師匠を演じているのは『死亡遊戯』
の池漢載でした。キングレコードさん
からDVDも出ていますので是非ご覧
になってみて下さいね。
そういえば、サモ・サンさん主演の「武術之少年行」を全編鑑賞出来るというサイトを見つけたのですが既に駄目でした。残念!
「2009家有喜事」が完成したそうですね。シリーズ中最高傑作とか・・・
「狼牙」も届くのを待っている状態だし、観たいものがいっぱいあります。
こんにちわ!
加護さんは試写が終わって私たちが帰る
際も、ちゃんと試写場の出口に立って見
送ってくれたりと、礼儀正しい人でした。
呉京の『狼牙』は私も楽しみですねー!
私も早く観たいです。
加護ちゃんをちゃんと見ていてくれてうれしいです☆
そうかぁ、泣いていたんですね。。。
想いいろいろあるでしょうからね。
この映画はぜひスクリーンで拝見させていただきます。
今後とも加護ちゃんをよろしくお願いします。
こんばんわ!はじめまして。
加護さんは映画の中でも激し
いアクションでも頑張ってまし
たし、ご本人も礼儀正しい方
でした。
是非これからも頑張って欲しい
ですよね。
映画も公開の際には是非ご覧
になってみて下さい。
こちらこそ今後ともよろしくお願
いします。
当然ながらサッと出てくるところがお見事です。
私はまだまだ修業が足りません。
風邪ぶり返さぬようお気をつけ下さいね。
またお会いしましょう。
こんばんわ!
少しでもお役に立てれば幸いです。
こちらこそまたお会いしましょう!