超級龍熱

香港功夫映画と共に

白熱のジュニア王座戦、藤波vs木村収録!「燃えろ!新日本プロレス」vol.63

2014-02-27 21:03:22 | DVD&Blu-ray情報
ちょっと前から近所のTSUTAYAに「昭和キネマ横丁」と題した特設コーナーが出来て、邦画の名作DVDが大量に入荷♪それこそ『大脱獄』、『黒い画集:ある遭難』、『侠花列伝:襲名賭博』などなど嬉々としてレンタルしています。あとこれまたちょっと前にブルーレイで観たレニー・ハーリンの『ディアトロフ・インシデント』、最初はお約束の雪男物かと思ったら・・・またこれが後半がトンでもない展開(苦笑)。特にエンディングは近年にない最兇のバッド・エンディングで後味の悪さマックスだったなぁ!

さて、今日は「燃えろ!新日本プロレス」最新第63号の「熱烈ファン必見!隠れ名勝負を見逃すな!」を購入しました。今回もハルク・ハーガンvsアブドーラ・ザ・ブッチャー、藤波辰巳vs木村健吾、ボブ・バックランドvsスタン・ハンセン、ディック・マードックvsアドリアン・アドニス、ビッグバン・ベイダーvsクラッシャー・バンバン・ビガロ、そして橋本真也vs獣神サンダー・ライガー(ヘビー級仕様)などなど、かなりの充実ラインナップとなっています。
特に79年の12月にWWFジュニアヘビー級戦として京都で行われた藤波辰巳vs木村健吾の一戦は今でも数ある2人の試合の中でベストマッチと言われている白熱の好試合でした。
この試合に懸ける木村は試合開始からバックドロップ、ダブルアーム・スープレックス、ベンジュラム・バックブリーカーと縦続けに大技連発!まさに流れ無視の猛攻でドラゴンを攻めまくります!その木村の猛ラッシュにドラゴンは電撃のジャーマン・スープレックスで反撃!ここからさらにお互いが死力を尽くしての攻防が延々と続き、最後はドラゴンが古典的な脳天杭打ちで木村をフォールして勝負は決します。
藤波と木村はこの後も広島でこの京都決戦に勝るとも劣らない壮絶な血戦を展開しますが、まさに究極の同門対決であるこの京都のWWFジュニア王座戦こそ藤波vs木村の“名勝負数え歌”の原点と言える試合でしょう。
残念ながら「燃えろ!新日本プロレス」は第67号が最終号との事ですが、残りの4号には是非メキシコで行われた猪木vsカネックのNWF戦(疑惑の3本勝負!)、猪木vsバックランドのWWWF&NWFダブルタイトル戦(両者の初対決!)、ストロング小林vs長州力(小林が涙のフォール負け!)、長州の“噛ませ犬事件”6人タッグ(ノーカット版熱望!)なども収録して欲しいですね。
こちらが「燃えろ!新日本プロレス」の公式サイトです↓ http://weekly.shueisha.co.jp/moero/main.html

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女守護人が密林で華麗に舞う!フェニックス・ヴァレン主演『シャドウ・ファイター』

2014-02-22 13:33:30 | 作品レビュー
さて、昨日はマイケル・ビーン監督&脚本&出演、フェニックス・ヴァレン主演『シャドウ・ファイター』(10)を観てみました。
私はこの女ドラゴン映画がまだ原題で『赤色追撃』と呼ばれていた当時も未見だったので、今回それなりに楽しく観れました♪政情不安のアジア某国で政府軍と反政府軍の激しい闘いが続く中、反政府軍が精神的な柱として慕っている平和主義者の老人が襲撃を受け重傷を負います。
ところがその老人の血液型が非常に稀な“RhマイナスAB型”なる血液型だった!刻一刻と容態が悪化する老人に至急輸血が必要な事を知った女守護人ディヴァ(扮するは香港生まれでアメリカ育ちにして元モデルのフェニックス・ヴァレン!)は“RhマイナスAB型”の血液を持つアメリカ兵テレマイン(マイケル・ビーン)を探すべくジャングルの奥へと1人踏み込んでいく!
ってここからはひたすらディヴァ&テレマインを追う政府軍の高官ランポック(任達華)とその部下ガンディ(裴蓓)一派の激闘が展開されるんですが、やはりここで注目は劇中でディヴァ役のフェニックス・ヴァレンが幾度となく披露する太極拳をベースとした華麗にして説得力充分の格闘シーンでしょう!
確かに所々でダブルを使ったり、細かいカット割りを多用してはいますが、それでも格闘技経験の殆どないフェニックス・ヴァレンによくぞここまでの複雑にして高度な(関節技&打撃を含めた)クンフー・ファイトを体現させた!と改めて私はこの映画でアクション監督を務めたルイス・ファンこと樊少皇に大きな拍手を贈りたいですね!近年はタイが誇るジージャ・ヤーニン作品以外でこれだけのハイ・レベルな女ドラゴン映画は中々観られなかっただけに、全ての女ドラゴン映画信者にお薦めしたい1本です。
あ、映画の中ではチョイ役ですがヘリコプターのパイロット役で王敏徳が顔を見せていますし、この『シャドウ・ファイター』の制作&脚本がベイ・ローガンである事も、ある意味要チェックかも知れません。

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ホラー映画の王道、ここに極まれり!ダリオ・アルジェント監督作品『ドラキュラ』公開迫る!

2014-02-18 12:52:03 | 作品レビュー
先週やっと某誌のレビュー原稿のゲラ校正が終わりましてホッと一息なんですが、これでやっと最近入手したまま未見状態の韓国古典アクション映画VHS群や溜まっている「燃え新日」DVDシリーズを観る時間が出来ます♪あとこれまた最近昔の大陸の警察犯罪映画を10作品収録したVCDボックス「警察故事」を購入したんですが、モノクロ&カラー作品合わせて観た事もない映画ばかりで、これも今から観るのが楽しみです♪何て言いながら、結局は夜は家族とソチ・オリンピック中継を観ちゃうんだろうなぁ!(苦笑)。

さて、昨日は都内某所でホラー映画の鬼才ダリオ・アルジェントが恐怖文学の古典小説であるブラム・ストーカーの「ドラキュラ」を実写化した『ドラキュラ』(12)を試写で観てきました(ってまたお約束の最終試写♪)。これまでにも英国のハマープロでクリストファー・リー&ピーター・カッシングの黄金コンビによる主演作品群や、近年では92年のコップラ監督版などまさにホラー映画の代名詞でもあるドラキュラ伯爵ですが、今回のアルジェント監督版ではアルジェントが敢えてオリジナル設定を忠実に映画化している点に注目です。
それは如何にも古い良き時代のホラー映画の音楽を彷彿させるBGMを使用したり、劇中の俳優陣のコスチュームやセットも往年のホラー映画のクラシカルな雰囲気を見事に復活させている点でも明らかでしょう。
物語はそれこそこれまでの『ドラキュラ』映画の定番的展開なので、ここでは逢えて触れませんが、それでもドラキュラ伯爵(トーマス・クレッチマン)が自分に背く村人を片っ端から襲撃するシーンなどで見せる残虐なカットは、最新特殊技術を駆使したリアルかつインパクト十分な映像に仕上がっていて、この辺りは流石にアルジェント監督の力量の見せ所ですね。
そして終盤ではいよいよドラキュラ伯爵の宿敵である“吸血鬼ハンター”ヴァン・ヘルシングが画面に登場するんですが、映画はここから異様な盛り上がりを見せていきます!何故か?それはヴァン・ヘルシングを何とあのルトガー・ハウアー(拍手!)が堂々の貫禄で演じているからです!!
このドラキュラ伯爵vsヴァン・ヘルシングの壮絶なる対決こそが『ドラキュラ』映画の最大の見せ場なんですが、クライマックスでヴァン・ヘルシングが神父と共にドラキュラ伯爵の城に乗り込んでいく辺りは、もう観る側もワクワク!ハラハラ!状態で、これぞ王道ホラー映画の醍醐味でしょう!
このダリオ・アルジェント監督作品『ドラキュラ』は、3月8日(土)より渋谷シネパレスほかでレイトショー公開との事です。こちらが公式サイトです→ http://dracula-argento.net/
コメント (2)
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新たなる“不死身にして無敵の刑事”起動!ジョエル・キナマン主演『ロボコップ』

2014-02-13 20:43:04 | 作品レビュー
さて、今日はジョゼ・パジーリャ監督、ジョエル・キナマン主演『ロボコップ』(14)を試写で観て来ました。『ロボコップ』といえば、誰もがあのピーター・ウェラー主演作品を思い浮かべるかと思いますが、今回はその伝説のSFポリス・アクションのリブート版となります。
物語は2028年のアメリカはデトロイトを舞台に、冷酷な企業家セラーズ(マイケル・キートン)率いる巨大企業オムニコープがロボット・テクノロジーを支配する世界で、男性警官アレックス・マーフィー(ジョエル・キナマン)は謀略により自動車に仕掛けられた爆弾で瀕死の重症を負います。
アレックスの身体は脳、心臓、右手以外は殆ど回復不能(!)となり、アレックスの妻(アビー・コーニッシュ)はセラー側の申し出を受け入れ、愛する夫を最新テクノロジーを駆使した“ロボコップ”として生まれ変わらせる事に同意します。しかしそれは同時にアレックスとその家族にとって余りに過酷な試練の始まりだった!
今回の新生ロボコップは、当初はオリジナル版と同じシルバー色のボディですが、映画の途中から全身を黒に染めたニュー・バージョン(その姿はロボコップというよりも宇宙刑事!)となって活躍します。またロボコップの足も車ではなく、超ハイテク型の高速バイクとなり、それに跨ったロボコップが颯爽とデトロイトの街を疾走するシーンは必見!
キナマン演じるロボコップを支えるノートン博士役のゲイリー・オールドマン、毎回口汚くアジテーションを飛ばしまくる(苦笑)サミュエル・L・ジャクソンも良い味出してます。全体的に家族愛的な人間ドラマに重点を置き過ぎて、やや終盤の盛り上がりに欠ける印象もありますが、それでも近年のリブート版としては中々の完成度(あのお馴染みのテーマ曲も復活!)の作品だと思います。こちらが『ロボコップ』の公式サイトです→ http://www.robocop-movie.jp/site/
この『ロボコップ』は3月14日(金)からロードショー公開となりますので、是非ご覧になってみて下さい!

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早くも本年度ベストファイト登場!?スコット・アドキンス&肘井美佳主演『NINJA2:Shadow of a tears』

2014-02-09 13:21:57 | 作品レビュー
金曜日に生出演しましたWOWOW系列番組「金曜カーソル」をご覧になって下さった皆さん、ありがとうございました。「ブルース・リーとジャッキー・チェン、どちらが強い?」の企画で結果はちょっと残念でしたが、私は自分がやれる事を精一杯やりましたし、悔いはないです。そして番組でリーさんに投票して下さった「45%」のリーさん信者の皆さんに、改めて心から御礼申し上げます。ありがとうございました!

さて、先週にアイザック・フロレンティン監督、スコット・アドキンス&肘井美佳主演『NINJA2:Shadow of a tears』(13)を観てみました。
結論から言うと、流石にフロレンティン&アドキンスの最強コンビ作品に恥じない圧倒的なパワフル&アクロバット・アクションの連続で、私は最高に楽しんで観る事が出来ました♪だたパート1であれだけアクションで頑張っていた肘井美佳さんが映画の前半で殺されてしまうのがちょっと残念なのですが、肘井さんはその後も愛する女性の死に苦しむ主人公ケーシー(アドキンス)の脳裏に回想の形で何度も登場していて、この『NINJA2:Shadow of a tears』の重要なキーパーソンとして実に印象的な佇まいを見せてくれています。
またこの『NINJA2:Shadow of a tears』は日本ロケも行っていて、そのためアドキンスがコンビ二で買い物したり、ジュエリー店で「幾らですか?3万円ですね」などと流暢な日本語を話すシーンも堪能できます(苦笑)。
でもこの『NINJA2:Shadow of a tears』の見せ場は何と言っても劇中でアドキンスが見せる強烈にして猛スピード、そして剃刀のような切れ味のクンフー・アクションで、それは映画の終盤のアドキンスvs蹴り技の達人ティム・マン(本作アクション監督)、アドキンスvs“万力鎖”の使い手菅田俊、そしてアドキンスvsケイン・コスギ(拍手!)の怒涛の3連戦でも圧倒的な迫力で私たちに迫ってきます。ネタバレになってしまうので何故アドキンスとケイン・コスギが最後に闘う事になるかの詳細はここでは控えますが、このクライマックスのアドキンスvsケインの決闘シーンは、2人が無言で「バシ!バシ!ドカ!ベキィ!」と凄まじいパワーを込めた突きや蹴りをお互いに延々と叩き込み合う中、アドキンス得意の空中で何度も身体を捻りながらの連続3段蹴りとケインの変則のジャンピングスピン・キックが真っ向から激突する!いや~これは観ていて思わず溜息が出るほどの圧巻のハイボルテージ・ファイトだ!
ちょっと気が早いけど、このスコット・アドキンスvsケイン・コスギの決闘シーンは、早くも本年度のベスト・ファイトと言っても良い素晴らしさです!!そして2人の闘いは日本刀を手にしての壮絶な決着戦となるのですが・・・果たして最後に生き残るのはアドキンスか?それともケインか?
ケイン・コスギはハリウッドでの主演作品『Agent:X』の製作も決まっているそうですし、スコット・アドキンスと共に今後はケイン・コスギの海外でのさらなる活躍に期待したいですね。
最後にこの『NINJA2:Shadow of a tears』の映像を快く提供下さった肘井美佳さんとE.M君に感謝します。ありがとうございました!
コメント (4)
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突然ですが、明日WOWOWの「金曜カーソル」に生出演します!

2014-02-06 14:54:48 | ニュース
突然ですが、明日7日にWOWOWの「金曜カーソル」に生出演する事になりました。番組の中の「エンタメマトメックス」コーナーで「ブルース・リーとジャッキー・チェン、どちらが強い?」を企画するそうで、私はブルース・リー派で出演します。こちらが「金曜カーソル」のHPです→ http://www.wowow.co.jp/extra/kc/
生放送なので果たしてどのような展開になるのか、私も全く読めませんが頑張って来ます。皆さん、応援よろしくお願いします!

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トニー・ジャー&ジージャ・ヤー二ン強力タッグ結成!『トム・ヤム・クン2』を観る!!

2014-02-04 13:58:36 | 作品レビュー
先週に某映画雑誌から原稿依頼がありまして、週末からひたすら該当作品のサンプルDVDを観る日々が延々と続いております。でも何とか頑張ってブログやFBも更新したいと思っていますので、よろしくお願いします!

さてさて、そんな中ちょっと気分転換も兼ねて“超音速ムエタイ王子”トニー・ジャー主演最新作にしてプラッチャヤー・ピンゲーオ監督作品『トム・ヤム・クン2』(13)を観てみました。(M.Kさん、何時もありがとうございます!)
実は私はこの映画、公開前にも色々とゴタゴタがあった事も聞いていたので余り期待していなかったんですが・・・いや~やっぱりトニー・ジャーは素晴らしいねー!かなり楽しんで観れた作品でした♪映画は字幕無しのタイ語版だったので細かい物語は殆ど判りませんが(苦笑)、それでもRZA率いる悪漢集団にトニー&ジージャ・ヤーニン(拍手!)、マム・ジョクモックのトリオが立ち向かう!という展開なんでしょうね、やっぱり(苦笑)。
あとトニー&タイ映画といえば象!というわけで(苦笑)、今回もトニーが溺愛する象が出演していまして、終盤の“あるシーン”でトニーと共闘したりしています。それにしても今回の『トム・ヤム・クン2』でもトニーは相変わらず無茶なアクションをやっております♪ビルの屋上でバイクと一緒に飛んだり跳ねたり(!)、車の屋根に捕まったままトラックの下を猛スピードで擦り抜けたり(!)、ロープ1本で橋から宙吊りになったり(!)、その殆どをトニー本人がダブル無しで自分でやっています。まさにお見事の一言!
また注目のジージャ・ヤー二ンもティラダーと一緒に準主役級の活躍を見せていて、映画の前半ではトニーとも激しい格闘アクションを見せています。これはジージャ目当てでこの映画を観に行く人も十分に満足できる展開でしょうね。
でもですね、私、龍熱がこの映画で何よりも興奮したのが劇中でトニーやジージャを幾度となくボッコボコ!にする最強黒人格闘家に扮したマリース・クランプ(空手、ムエタイ、カポエイラ、ボクシングなど様々な格闘技の達人!詳しくは彼の公式サイトへ→ http://www.marresecrump.com/)の圧倒的なまでの存在感でしょう!
特に映画の序盤と終盤で2度に渡って繰り広げられるトニーvsマリースの死闘では、2人の火の出るような突きや肘攻撃の応酬、さらには怒涛の蹴り技が激しく交錯するド迫力の決闘シーンが展開され、何と第1ラウンドではマリースにトニーが敗北します!!!果たして“超音速ムエタイ王子”トニー・ジャーはこの最強の敵マリース・クランプに勝てるのか!?
いやこれは是非ともこの『トム・ヤム・クン2』を日本でも劇場公開(勿論3D上映で!)して欲しいですね!私も是非また大スクリーンで観たい作品です。
コメント (6)
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