大里文化会総会に出る。活動報告の後、お目当ての北野会長の講話を聴くのが楽しみである。長崎街道大里宿の歴史を聴講する。大里宿は江戸幕府の規定で山陽街道の終点とされていたそうだ。この話しに驚く。下関赤間関と大里を結ぶ重要基点だ。長崎藩直轄管理の宿である大里は今で言う税関である。鎖国時代、長崎は唯一ヨーロッパ、中国など外国と接触交流の場だから、長崎街道から小倉、そして大里から下関。江戸へと、シルクロードが繋がっているわけだ。門司は明治以降の国策事業としての築港、鉄道、商社の話しは多いが、江戸時代の資料をあまり耳にすることができないので貴重だ。会場で久しぶりに内山さんとお会いする。懐かしくお互い近況など話しを楽しむ。