永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

過ぎる日。季節がめぐる。

2010-03-31 15:20:00 | 日記・エッセイ・コラム
きょうで早三月も終り。あっという間の年度がわり。とにかく月日が経つスピードが早すぎる。三ヶ月を振り返ってみると、以外と細かには憶えていない。いい加減なものだ。断片的なものにしか捉えていない。ブログを日記がわりに記録しているけれど、過去のデータを確認にすればいいものを、古いデータをいちいち開かないのでことさら質が悪い。気候の変化は微妙にからだで憶えている。季節が教えてくれる。空気感、空の色、木々の色、飼っている猫の動きなどで頭にインプットしている。それは体調に敏感になっている齢のせいかもしれない。あすから四月。春の雨でそろそろ桜も散りはじめる。その時がやっと春を感じることになる。寒い季節が終り、からだも穏やかな生活をはじめるということになる。


お相撲さんの丁髷。

2010-03-29 14:12:18 | 日記・エッセイ・コラム
やった! 把瑠都が大関に確定。今場所は戦車みたいなからだになって、顔つきまでが以前とは違ってきた。相撲は心技体とはよくいったもの。素人が見ていてもバランスがよかった。相撲は勝ったものが勝ちなのはわかるが、把瑠都を見ていると日増しに強さの質が違ってきている。2月までは朝青龍の話題でもちきりだったが、いつのまにかその名はかすんでしまった。スポーツの世界もジャーナリズムはあっけなくそれまでの話題を遠ざけ、そして新しいものにしてしまう。
二日前に長府に行った時、忌宮神社に立ち寄ったら境内に相撲資料館があった。館には山口出身の放駒部屋親方・元大関魁傑を顕彰していた。回しや丁髷が展示してあった。薄暗い小さな館内にはぼく以外だれも見学者はいなく、丁髷は鬢つけ油が表面に残っていて、その生々しさに思わずぎょっとしてしまった。



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龍馬の時間軸と伝達。

2010-03-28 07:05:42 | 日記・エッセイ・コラム
下関功山寺の長府博物館で『坂本龍馬と三吉慎蔵』展を観る。
龍馬は土佐を脱藩して6年後に32歳ではかなく世を去っている。展示してある龍馬から慎蔵宛の手紙を読んでいると当時の時勢がよくわかる。京都の情勢を逐一、情報にして手紙を発信している。慎蔵を媒介にして長州、薩摩に情報を流していたのだろう。
情報の大切さを認識していた龍馬は現代の情報社会のそれと、決して劣らない。伝達手段こそ今とは違うが、逐一手紙の手段で情報をとっていたということは日にちの長さの違いだけで、手紙を運ぶ交通手段が当時の時間の流れで社会が動いていたのであって、社会の流れのスピードは今とスライドして見たらそう違いはない。たぶん、当時は通信手段は官製ではないだろうから、宿場と宿場を繋ぐ飛脚によるものだろう。時間と情報のスピードは絶えず手紙を送っておけば、そんなに問題はない。
龍馬は時代を大きく変えた源の人物としてドラマなどでは表現されているが、ひょっとしたら当時の情報社会でのスパイ的な役割を持っていたのかもしれない。
龍馬が常に刺客に命を狙われていることもあり、最後の手紙では、お龍さんの面倒など処遇を慎蔵に託す文面には命がけで仕事をしている様子が読めて、幕末激動の時代に身を置く人の宿命を感じる。
龍馬といえば長崎のイメージが強いが、脱藩してからの主な所在は下関だ。活動の拠点は下関が軸になっている。最後はお龍さんと住いを持って生活の暮しを営んでいるのがほほえましい。




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『酔』事件発覚。

2010-03-26 18:58:12 | 日記・エッセイ・コラム
ブログで話した『酔亭』さんの『酔』は誤りで、正確には『酢』で『酢亭』でした。『春休みのデッサン室』さんからご指摘いただきました。酢亭さん、並びこのブログを読んでいただいたブロガーのみなさまに慎んで訂正お詫び申し上げます。
ぼくはいつも頭が酔の状態なので自分勝手に世の中を判断して生きています。ぼかっとぽかをやってしまいました。『酢亭』さんごめんなさい。でも、『酢亭』さんは『酔亭』さんの方が似合うような気がします。粋な人ですから。酢みませんでした。



繋がりを紡ぐ人と人。

2010-03-26 15:22:50 | 日記・エッセイ・コラム
ネットで繋がっていると、意外な人があの人と繋がっていると驚く。『春やすみのデッサン室』さんのブログ繋がりで、『酔亭』さんが繋がっていた。『春やすみのデッサン室』さんはまだお会いしたことがないのだが、いつも素敵なブログを楽しませていただいている。特に野鳥を撮られた写真は凄い。自然界の観察力が凄いのだ。ぜったいに見ものの映像。ぼくの友達Tさんが『春やすみのデッサン室』さんのお友達でブログ上で知り合った。『春やすみのデッサン室』さんのブログ繋がりは凄い。Tさんは『ようこそ北九州ブランド』ブログで北九州の町のことをウォッチされている。『酔亭』さんはぼくの長年の友達。何でも知っていて何でもこなす人。イメージとしては肩を張らずすいすい流れをいくような粋人。辞典でもわからないことがあった時は『酔亭』さんに聞くとわかる。オーディオ通でギターも弾きこなす、ぼくがいつもうらやましく思っている人。ブログの縁繋がりは意外な出会いがある。