永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

思い出のTVドラマ。思い出の味。

2010-07-29 15:34:57 | アート・文化
ドラマ『ゲゲゲの女房』で『悪魔くん』がTVドラマ化されて水木しげるさん一家や町の人たちがお祝いと喜ぶシーンが描かれていました。このシーンは1964年の東京オリンピック後くらいの場面。悪魔くんは今でいうアニメではなく実写。これ以前の子ども向けTVドラマには、赤銅鈴之助、月光仮面、あんみつ姫、まぼろし探偵団、少年ジェット、怪傑ハリマオ、鉄人28号、鉄腕アトムなどが実写で放映されていました。今でも憶えているがこの実写というのが原作のイメージとは程遠、陳腐なつくりでアトムの着ぐるみは何かぼてっとしたつくりになっていて、マンガとは異質な感じがしてがっかりしてしまい途中から見るのに飽きてしまった。やはりマンガ本のページをめくってのコマが展開するストーリーがリアル感があるように思った。その後、数年経って実写は姿を消してアニメ化していった。そのアニメの背景の風景は紙芝居的でキャラクターがパラパラ程度に動いていました。
エイトマンがアニメとしてTVドラマ化された時、『丸美屋のふりかけ』がスポンサーになっていて、商品にエイトマンシールがついていてTVコマーシャルに釣られてふりかけを買ったことがある。今でいえば子どもだましみたいなもの。そう言えば今から見ると、このころがTVコマーシャルの前世紀、いわゆる走りだったような気がします。
その頃から、インタント食品が市場に出回りだした。『渡辺のジュースの素』が懐かしい。夏はコップの水に粉末のジュースを混ぜてよく飲みました。もちろん氷りなどは入れません。今思い出してみるとその味は口内に甘ったるい味に人工的な酸っぱさが強烈でした。
当時、即席ラーメンはロングセラーの『チキンラーメン』だが、ぼくは好みとしては今でも静かなヒット商品『マルタイラーメン』。今でもスーパーで一袋100円で売っている。同じ即席ラーメンでもマルタイラーメンは棒ラーメン。鍋で湯がいて食べる方が生麺ラーメンらしくていい。味も昔ラーメンに近い。
このころ軽自動車のスバルが大衆車として出現。当時は軽自動車は原付バイク免許で乗れた。そろそろ車社会の到来を思わせる予兆があった。
1959年ころからの子ども向けTVドラマとインスタント食品とスバル。時代はまだまだ子どもにも大人にも希望という名の未来を与えていました。



Dscf0032

門司港栄町銀天街内・平民食堂。
(現在は営業されていませんがお店は昭和の姿をとどめて残しています。)
〈C〉永野宏三・ひろみプロ




猫のストレス。猫の苦労。

2010-07-27 10:05:48 | アート・文化
暑さが増すごとに蝉の声も一段とせわしくけたたましく増してくる。日中は頭上に暑さが照りつける。夜中は熱帯夜というほどまではいかないが、何度か寝返りを打つ程度の暑さ。朝に向うにつれてほどよい冷え込み。夜は眠れないというほどの暑さではない。
老猫が介護のかいあり健康が回復する。腰の衰えはどうにもならない。同居するいちばん若い猫が我がまま放題をするので、後輩猫を躾けていた年老いた先輩猫はストレス溜ったのに加え、暑さに参った様子。猫社会もままならずストレス社会とみえる。これも勝手に猫の自由を奪って飼っている人間のせい。



Ring0001

縄跳び。〈C〉永野宏三・ひろみプロ



若戸渡船と古河鉱業若松ビル。

2010-07-25 07:12:02 | アート・文化
夕方自宅を出て電車で戸畑へ。戸畑は提灯山笠の祭りでかなりの人出。祭りの会場とは反対方向の若戸渡船場へ向う。船のディーゼルエンジン音が懐かしい。数年振りに乗る。船内はエアコンが効いていて涼しい。船体は昔とひとつも変わっていなくて昭和の情緒を今に残している。ちょっとした観光気分が味わえる。洞海湾を大きく弧を描きながら3分程で若松に着く。
渡船場から歩いて海岸通りの古河鉱業若松ビルへ行く。この界隈はカレンダーや本の表紙、ワインラベルなどの絵にするために何度も描いている。辺りはすっかり景観整備されてすっきりした感じの町になっていた。昔の風景は雑多な感じがしていて、言わば港町といった風情を醸し出していた。昭和のイメージが景観整備でずいぶんとスマートになっているように思った。
古河鉱業若松ビル内にはじめて入った。たぶん大正時代の建物と思われる。歴史ある建物の室内の壁はしっくいで再現されていた。ある壁面はしっくいを塗った上に何らかの技術で光沢を出していて大理石のような雰囲気をつくっていた。それは見事なつくりだった。
若松を味わう会でTさんと2ヶ月ぶりで再会。Tさんの縁繋がりの諸氏の人たちと場を楽しむ。Wさんとも再会。ほぼ同じ年代の人たちは活発で元気。マンパワースポットに暑さも吹き飛び爽快感あり。帰りの洞海湾はナイトクルーズと言った感じでデッキは小さい海の風が心地よかった。





Ring0002

若松南海岸通りと古河鉱業若松ビル。〈C〉永野宏三・ひろみプロ


Ring0001

戸畑提灯山笠。〈C〉永野宏三・ひろみプロ


異界に住む。

2010-07-24 06:11:33 | 日記・エッセイ・コラム
猫のクーがこのところの猛暑で体力が落ちたのか具合が悪い。一緒に暮らしはじめて12年程になるから老猫だ。丸々していたからだが三日前から体重が落ちて腰が細くなり抱えたら軽くなっている。歩き方もフラフラしている。腰から弱ってくるのは人間と同じ。今日は久しぶりにご飯を食べてくれたので、ちょっと安心。それまでは水も飲まなかった。
いつも寝る場所を変えて戸棚の奥に入り込んだり、風呂場のタイルで寝たりしている。シートに移してあげようとすると嫌がり不機嫌になる。人間が猫の生態系に干渉すると不愉快になるのだろう。自分の落ち着くところでじっとしている。人との間とは違う世界がある。人間の勝手で世話をしすぎてもいけない。



Dscf0034

ひと休み。〈C〉永野宏三・ひろみプロ



時代が残してくれたもの。

2010-07-22 09:44:14 | アート・文化
Rimg0001


玩具メーカーのトミカが40周年記念で『トミカくじ・昭和レトロシリーズ』を発売したので早速購入する。40年前の車のミニカー。くじだからパッケージを開けるまでは何が入っているかはわからない。買ったくじの車は『トヨタ2000GT』。
40年前といえば1970年。1967年から1970年にトヨタがヤマハと提携して製造販売されたトヨタ2000GT。2ドアクーペ・スポツタイプ6気筒エンジン・二人乗り。当時のカーデザインとしては先端をいっている。
ミニカーの2000GTは長さ6センチ大。しっかりドアが開閉する。座席・車輪などかなり小まめにつくられている。メイド・イン・ベトナム。ひと頃、こういった玩具はメイド・イン・チャイナだったが、今はほとんどベトナム製になってきた。
かなり古いアメリカのおもちゃフィギュア『バービー』人形も発見。早速購入。玩具マニアとして満足感あり。



Ring0002

クラシック。〈C〉永野宏三・ひろみプロ