＜黄金分割の例：木全の名刺＞
◆黄金分割
264:【デザインのコツ・デザインのツボ １００連発！】第64発 デザインワーク
こんにちは！「工業デザイン相談室」の木全（キマタ）です。デザイナーの実像・デザイナーとの付合い方・デザイナーとのトラブル回避法など書いていきます。御相談がありましたら、コメントをくださいね。
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松屋銀座のデザインギャラリーでやっていたソットサス展に行ってきました。
エットーレ・ソットサス
デザイナーを志した頃には、もうおじいちゃんで、メンフィスとかアルキミアとかやっていたときには、おじいちゃん達楽しそうでいいなあ、自分もあんなふうにしたいなあ、と憧れていたものでした。
中学生の頃、赤いバレンタイン（タイプライター）、使えもしないのに欲しかったなあ。
展示会には５０点くらい、ソットサスデザインの日用品が並んでいました。どれも、新しくはないけれど、決して古くなってない。 ポストモダンっぽい食器類だって、今見れば全くモダンデザイン。 モダンデザインは古くならないのだなあ、と改めて感心しました。
■黄金長方形と黄金分割
このブログで、何度か黄金比や白銀比の話をしました。実は、そこで説明してきたのは長方形の縦横比のバランス（＝プロポーション）のことでした。
つまり、長方形の縦横比を黄金比（１：１．６１８…）にしたものが、黄金長方形と呼ばれ、縦横比を白銀比（１：１．４１４…）にしたものが、白銀長方形と呼ばれており、黄金長方形と白銀長方形は、長方形の中で、昔からよく使われ、美しいといわれているというお話でした。
しかし、もともと黄金比は、長方形の縦横比で使われるより、線や面を二つに分割するときに使われるものでした。線や面を「分割」することを、プロポーションといいます。
たとえば、人のプロポーションと言ったときには、身長を頭のサイズで分割します。そして、八頭身を美しく、二頭身をかわいらしく感じます。同じように線や面をどのような分割（プロポーション）にするかで製品の印象は大きく変わってくるというわけです。
線や面を黄金比（１：１．６１８…）で分割することを黄金分割といい、その分割により美しいプロポーションが得られると考えられています。
ただし、白銀分割という言葉はなく、１：√２（１：１．４１４…）の比率は、白銀長方形の縦横比でしか使われていないようです。
黄金長方形と黄金分割では、黄金比の扱い方がちょっと違うということです。黄金分割は線の分割（プロポーション）ですので、１次元的ですが、黄金長方形は、縦横の関係ですから２次元的ということができるかもしれません。
■黄金分割の使い方
黄金分割の良さは、１回の分割だけではなく数回の分割にも耐えるという点です。と言うよりも数回の黄金分割を繰り返すことにより、各所に同じ比率が現れ、擬似的な自己相似性を演出することができ、それが造形に心地よいリズム感を生み出してくれます。
製品のパーティングラインの位置、操作部のキーレイアウト、パッケージのロゴマークの印刷位置など、困ったときには黄金分割を試してみてください。
名刺のレイアウトなどにも、黄金分割を使うとすこしおしゃれになったりします。上の名刺は私が使っているものですが、黄金分割を４回繰り返してできたブロックを意識してレイアウトしてみました。名刺の左下の白い空間が余分なスペースに見えないのは黄金分割のお陰です。
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■黄金長方形と黄金分割
このブログで、何度か黄金比や白銀比の話をしました。実は、そこで説明してきたのは長方形の縦横比のバランス（＝プロポーション）のことでした。
つまり、長方形の縦横比を黄金比（１：１．６１８…）にしたものが、黄金長方形と呼ばれ、縦横比を白銀比（１：１．４１４…）にしたものが、白銀長方形と呼ばれており、黄金長方形と白銀長方形は、長方形の中で、昔からよく使われ、美しいといわれているというお話でした。
しかし、もともと黄金比は、長方形の縦横比で使われるより、線や面を二つに分割するときに使われるものでした。線や面を「分割」することを、プロポーションといいます。
たとえば、人のプロポーションと言ったときには、身長を頭のサイズで分割します。そして、八頭身を美しく、二頭身をかわいらしく感じます。同じように線や面をどのような分割（プロポーション）にするかで製品の印象は大きく変わってくるというわけです。
線や面を黄金比（１：１．６１８…）で分割することを黄金分割といい、その分割により美しいプロポーションが得られると考えられています。
ただし、白銀分割という言葉はなく、１：√２（１：１．４１４…）の比率は、白銀長方形の縦横比でしか使われていないようです。
黄金長方形と黄金分割では、黄金比の扱い方がちょっと違うということです。黄金分割は線の分割（プロポーション）ですので、１次元的ですが、黄金長方形は、縦横の関係ですから２次元的ということができるかもしれません。
■黄金分割の使い方
黄金分割の良さは、１回の分割だけではなく数回の分割にも耐えるという点です。と言うよりも数回の黄金分割を繰り返すことにより、各所に同じ比率が現れ、擬似的な自己相似性を演出することができ、それが造形に心地よいリズム感を生み出してくれます。
製品のパーティングラインの位置、操作部のキーレイアウト、パッケージのロゴマークの印刷位置など、困ったときには黄金分割を試してみてください。
名刺のレイアウトなどにも、黄金分割を使うとすこしおしゃれになったりします。上の名刺は私が使っているものですが、黄金分割を４回繰り返してできたブロックを意識してレイアウトしてみました。名刺の左下の白い空間が余分なスペースに見えないのは黄金分割のお陰です。
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売り上げが低迷してます。
最近メニューを変えようと思いメニュー表のレイアウトの参考に，黄金分割のデザインが役に立ちました。
感謝！ しかし、
料理を美味しくみせる盛り付けに黄金分割を利用したところ、うまくいきません！
貴殿の名刺のデザインのように盛り付けました。
カツカレーライスを長方形の皿にスペースの大に白いライス、中に黄金色のカレールー、小に茶色いトンカツです。
おしゃれな黄金分カツカレーで売り出しましたが、おしゃれでもないし、とてもマズソウです（笑）
なぜですか？
あと私のブログに、キャラクターデザインに関する、私の意見をにせましたので、そちらも見てください！
よろしく
毎回コメント感謝です。
メニューのレイアウトに黄金分割が役立ったとのこと、よかったです。
黄金分カツカレー、、、う、うまい！座布団２枚！！
あ、マズソウなのか。申し訳ないです。
なんにでも、黄金分割が適用できるわけではないといういい例ですね。
でも、見てみたいなあ。黄金分カツカレー
モンドリアンなら喜ぶんじゃないかなあ。
彼に見せるときは福神漬けの赤とパセリの緑（青の変わり）も添えてくださいね。線はソースで。