木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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白銀比

2007年01月30日 | 黄金比など(コツツボ)
<ハローキティと白銀比>


◆白銀比
237:【デザインのコツ・デザインのツボ 100連発!】第37発 デザインワーク


 こんにちは!「工業デザイン相談室」木全(キマタ)です。デザイナーの実像・デザイナーとの付合い方・デザイナーとのトラブル回避法など書いていきます。御相談がありましたら、コメントをくださいね。

 新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」 12月16日発売開始 好評発売中 

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【宣伝】新書まだ平積みされてます

 私の新書が、書店で平積みになっていられる期間もあとはんつき少しです。その間は、紹介させてくださいね。

題名「デザインにひそむ<美しさ>の法則」

ソフトバンク新書

価格 735円(税込)

 アマゾンで予約 できます。


 大手書店に新書コーナーには、まだ、たぶん平積みされています。皆さん、お手にとって、ご興味がありましたら、是非ご購入ください!!!


バタバタしてます

 ちょっとばかり、バタバタしてます。今回は製品開発の基本作業(1)の続きを書くつもりでしたが、時間切れです。

 そこで、今回は、拙書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」に載せられなかった図版を紹介してみました。

 上の図です。

 以下に、上の図を載せるはずだった部分の拙書の内容をご紹介します。


白銀比とハローキティ

 日本人は白銀比が好きで、本当にいろいろなところで使っています。意外なところでは、アンパンマンに代表されるような「キャラクター」にも使われています。

 多摩美術大学教授でもあるイラストレーターの秋山孝は、その著書「キャラクター・コミュニケーション入門」の中で、いろいろな漫画やアニメに登場するキャラクターを分析しています。
 
 たとえば、のらくろ、フィリックス・ザ・キャット、鉄腕アトム、バカボンの顔を重ねてみると、

 ・目の位置がほとんど同じ
 ・耳や角、帽子などの突起物がある


という共通の特徴を見出しています。

 そして、かわいらしいキャラクターの全身は白銀長方形にぴたり収まると結論づけています。

 秋山は、自ら創作したキャラクターとアンパンマンを例に挙げて紹介しているのですが、私も独自に検討してみました。

 かわいらしいキャラクターといえば、すぐにサンリオのものが思い浮かんだため、サンリオのキャラクターで検証してみたところ、メジャーないくつかのキャラクターがほぼ白銀長方形に収まることがわかりました。上図の赤い長方形はすべて白銀長方形です。

 さらに、図の右上のマイメロディはむかし片耳が立っており、耳が白銀長方形からはみ出していましたが、今は両耳とも折れて白銀長方形に収まるようになりました。何十年も経つとキャラクターも進化するようです。

 また、丸っこい顔や体から、ひげや耳や帽子など何かしら特徴的な突起物があるのも秋山の指摘通りです。

 どうやら、黄金比と同じく「白銀比に近い比率も、経験則的に美しい」ということがいえるようです。(この法則は日本のキャラクターにしか当てはまらないかも知れませんが)



 新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」 12月16日発売開始 

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