＜車のエクステリアデザインの変遷＞◆工業デザインと流行60：【デザイン相談室】第60発 工業デザインにも流行があります。日本でも、一九五〇年代のアメリカ文化流入による流線形の時代を経て、一九七〇年代には直線と鋭角を強調したスタイル流行り、一九八〇年代以降は曲線曲面を主体とした造形が主流を占めるようになっています。今後の予測としては、筆者の個人的な印象では . . . 本文を読む
◆デザインはリスクマネージメント57:【デザイン相談室】第57発 製品デザイン開発において、残念ながら必ずヒットするという法則はありません。しかし、限られた開発期間や予算の中で、企業にもユーザーにももっともふさわしいアイデアを絞り込んでいくという工業デザインの手法は、少なくとも作れない製品や売れない製品になることを回避するという意味でリスクマネージメントでもあります。
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＜自動車の外観とエンジンルームの変遷＞◆２１世紀こそデザインの時代 50:【デザイン相談室】第50発 考え方16 日本の工業デザインの歴史は、たった６０年の歴史しかありません。では、たった６０年のうちの一体いつ、日本人のデザインセンスが変わったのでしょうか？国民全体のセンスは６０年間かけて徐々に変わってきたのだと考えるのが一般的だと思います。でも、違う考え方もあります。
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＜ニュービートル＞◆人は物語が好き（その２）36:【デザイン相談室】考え方15 ビートルもミニクーパーも愛されているのは企業の物語ではなく、製品の物語です。確かに、ブランドマークにも物語を込めることはできます。ルイ・ヴィトンを買うとき、人はそこにヨーロッパの文化の歴史という物語を感じています。しかし、身近で役に立つ製品に込められた物語のほうが、人に伝わりやすく、人は愛着を感じます。 . . . 本文を読む
＜ブラウンとフィリップスのシェーバー＞◆人は物語が好き（その１）35:【デザイン相談室】考え方14 「ハイ・コンセプト」の著者ダニエル・ピンクは、『人は世界を「物語」で理解している。人は物語が大好きで、物語があるから親しみを持ち愛着を感じるのだ』と書いています。ＮＨＫの「プロジェクトＸ」はまさに製品や物事の隠れた物語だったから、ヒットしました。技術理論や製品コンセプトや外観デザインに、 . . . 本文を読む
◆人は誰でも「デザイン」をしています34:【デザイン相談室】考え方13 ハワイ旅行の話をしましたが、製品開発は自分がハワイに行くわけではなく、ハワイに行く友人のために、何か「贈り物」をしてあげようと考えることです。友人（ターゲット）が、ハワイに行く（ニーズ）にあたって、何を贈られたら一番喜ぶか、そして、何を贈ったらもっとも自分らしい（シーズ）か。それが、「製品開発のデザイン」です。
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■商品を好きになる②27:【デザイン相談室】考え方６ このブログを始めたころ、商品のデザインはお客様への優しさの心や贈り物の心が大切だというお話をしました。その続きで前回から、「お客様への贈り物である商品を自分も好きになること。」についてお話しています。前回は「初心を忘れない」と言う話でした。今回のテーマは、「明確な目標を持つ」です。 . . . 本文を読む
■商品を好きになる（１）26:【デザイン相談室】考え方５ このブログを始めたころ、商品のデザインはお客様への優しさの心や贈り物の心が大切だというお話をしました。今回は、その続きの話です。お客様への贈り物である商品を、自分も好きになること。今回のお話は、それに尽きます。でも、どうでしょう？意外と忘れていませんか？ . . . 本文を読む
＜写真>：ホンダＳ８００＞■デザインの修行---転職する若者に25:【デザイン相談室】考え方５ つい先日、就職１年目のデザイナーから、転職の相談を受けました。私自身５回も転職をしているので、３年我慢しなさいとは言えますが、転職を止める資格はありません。転職が前提で、アドバイスをするしか相談に答えるすべがありませんでした。最初のアドバイスは「もっと自分に自信を持ちなさい」
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■商品売買＝遠距離恋愛論17:【デザイン相談室】考え方４ 以前、「贈り物の心」を商品に込めることが大切だ、と書きました。今回は具体的に「贈り物の心」を顧客に間違いなく伝えるにはどうしたらいいか、というお話です。話は御社の製品が選ばれ購入されるところから始まります。御社の商品を購入したときすでに、お客様は、商品と御社に好意を持っています。買うという行為には、少なからず好意が含まれている。 . . . 本文を読む