デンマンのブログ

デンマンが徒然につづったブログ

神武君のプライド

2024-03-20 03:13:49 | 神武君

 

神武君のプライド

 







(jinmu3.png)

すんまへん。。。

デンマンさんがまた

オイラを呼び出したのです。

なんと、オイラのプライド

について語ろうというのです。


 

ついに、オイラが男として素晴らしい

プライドを持っていることを

認めてくれるのだと思います。

 

そう言えばオイラの告白文を読んで

櫻井証が次のように感服していました。

 





569

 

>barclay(別名:デンマン)さん

これはちょっと笑え過ぎますね。

神武君がデッカイブーツさんにおどおどして敬語とか(笑)

しかも筆下ろしですか。

私ならすぐついていきますが、性欲に負けずにプライドで断るだけ(神武君は)男気があるかなと言う気もします。

そして、この小説を読むと、神武君の小説も理解が深まって面白くなる効果がありますよ。

歴史の漫画読むと理解しやすくなるみたいな、そういう効果。

これは、素晴らしいですね。

 

櫻井証 2024-03-15 18:40:28


 

つまり、今回はデンマンさんが

初めてオイラの性格の素晴らしさに

気づいてくれたのだと思います。

 

どうか貴方も最後まで

読んでくださいね。

オイラも見捨てたものでは

ないのです。

お願いします。

きゃはははははは。。。




『セクハラ止めない神武君』






(wife22e.png)




(girl518n.png)




(laugh16.gif)


(pridebg.jpg+balloons2.gif)

 



神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

デンマンさん。。。今日はオイラが男のプライドを守ってデッカオブーツに対して正しい行動をとった、と言うために呼び出したのですかァ〜?



オマエは、そう思ってノコノコと出てきたわけぇ〜?

そうです。。。それ以外に考えられないじゃありませんかァ〜? デンマンさんもオイラの男のプライドに、櫻井証のように感服したのでしょう?

なんで僕がオマエの男のプライドに感心しなければならないのォ〜?

だってぇ〜、デンマンさんはオイラの告白文をブログに次のように公開したではありませんかァ〜!

 




(jinmu3x.jpg)

 

オイラが書いたオリジナルの告白文



 



神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

程なくして、俺は4週間前にデッカイブーツと訪れた喫茶店に到着した。ここへ来る途中何度も携帯で日付を確認した。間違いなく今日で合っているはず。
時間も、あの日とちょうど同じ時刻だった。日時は問題なし。場所もここで間違いない。何も問題はないはずだった。

だが、どうしても拭いきれない不安がある。今日ここに来るまでも、もっといえば何日も前から不安だった。果たして、デッカイブーツは来てくれるのかどうか。今まであれだけセクハラコメントを書いて馬鹿にしてきたのだ。

来てくれと言ったのは確かに向こうだ。けど、だからといってそれは口約束だ。俺が約束を守ったとしても、相手が守ってくれるとは限らない。
そんなことはこれまでの人生で嫌になるほど思い知っている。なぜなら、俺は嘘つきで相手の期待を何度となく裏切ってきたからだ
口約束なんて、相手の気が変わればすぐにでも反故にされるものだ。無論、デッカイブーツがそんな女じゃないと信じたい。

これまで接してきた中で見てきたデッカイブーツの性格、人柄からしても、人を裏切るような女には見えない。だから大丈夫なはずだった。
それでも不安が消えない理由は、デッカイブーツではなく むしろ俺の方に原因がある。俺は不安だった。彼女ともう会えなくなるのが怖い。そう感じる。

たった数回会って話をしただけで、別にこれといって深い関係でもないデッカイブーツに会えなくなるのがどうして怖いかといえば、それは彼女とのつながりがなくなればもう俺の周りにまともな人間は一人も残らないからだ。俺には、友達と誇れるような友達は居ない! 残るのは、喪蛾のような醜悪で低俗で、いい歳してエロゲをやってるような最低の人間だけ。

まともな人間とのつながりがなくなれば、俺もそれと同列になる。つまりはそいつの仲間入り。それだけは嫌だ。地獄行きを宣告されたに等しい絶望だ。
だから俺はセクハラで嫌がらせをしていたけれど、デッカイブーツに見捨てられたくないのだ。

デッカイブーツに人権無視、誹謗中傷、名誉毀損、侮辱罪で訴えられたら、俺の人生は一巻の終わりになってしまう! 頼む、俺をそんなクズどもと同じゴミ溜めに送らないでくれ…裁判にかけないでくれデッカイブーツ…そう祈りながら、俺は汗ばむ手で扉を開けた。

入ってすぐ、店内にデッカイブーツの姿を探す。

 



 

…いた!一番奥の、窓際の席。そこにいたのは間違いなくデッカイブーツだった。ああよかった…ちゃんと来てくれていた。当然と言えば当然のことだが、それだけで俺はほっと胸を撫でおろす。来てくれたということは、まだ俺のこと見捨ててないということだ。

とりあえずそれだけでも安心した。ほっとしたところで改めてよく見ると、雑誌か何かだろうか、デッカイブーツは何か本を読んでいるようだった。俺は歩み寄って声をかける。

神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

「お待たせしました、そらまめさん」


(boot92.jpg)

「あ、神武君」

デッカイブーツは本を閉じ、俺に笑顔を向ける。

「お久しぶりです、神武君。。。あ、どうぞ掛けてください」

「あ…、はい」

促されて俺はデッカイブーツの向かいに腰掛ける。そして適当に注文を済ませたところで、先にデッカイブーツが口を開いた。

 



 



「いつの間にか2月も終わって3月に入りましたが、まだまだ寒い日が続きますね」

神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

「あ、はい、そうですね。早く暖かくなればいいんですが、ははは」(俺は馬鹿みたいに から笑いを浮かべた)

俺はひとまず無難な形で返した。またこうしてデッカイブーツと会って話せたことはいい。彼女が俺を裁判にかけないように説得できるかもしれない。
しかし少し困ったことがあった。俺は今日、デッカイブーツに今の現状について打ち明けようと思っていた。しかし、いざ本人を目の前にすると、どうやって話せばいいものかわからない。どうしたものか…

「ところで神武君」

「は…、はい」

まずい…考え込んで会話が途切れないようにしないと…。

「失礼ですが、神武君は大学は行かれてましたよね?」

大学…?もちろん通っていた。何を隠そう、俺は大学四年生を二回やったクチだった。つまりは留年だ。(バークレー注:神武君は馬鹿だから遊んでばかりいたのだ!)麻雀に打ち込みすぎて勉強なんてそっちのけだった…とは言えないが。

「はい、一応通っていました」

「つかぬ事をお聞きしますが、大学生の頃の春休みって何されていたか覚えてます?」

大学生の頃の春休み…? 改めて聞かれると記憶が曖昧だった。というか、正直言うと何もしていなかったように思う。昼間はゲームをやって、夜は麻雀をやる。それもやらない日は何もやらずに寝ているだけの日も多かった。むしろそっちのほうが圧倒的多数だった気がする。

「ええと、家で過ごすことが多かったです。あんまりやることがなくて…」

「若いうちは一度だけですわ。セクハラ、誹謗中傷、名誉毀損、罵詈雑言、嫌がらせンもコメントを書く暇があったら、小説家になるために、文学、社会学、心理学、あの連続殺人犯の永山則夫が獄中で独学したように、神武君もせいぜい読書してください」

やはり年上の女性は言うことが違う。

「あ、私が抽象画を描いていることって話しましたっけ?」

「え…?いえ、初めて聞きました」

「実は、個人的に注目していたニューヨークの名物カフェのアート展参加が決まりました。目下、一生懸命に出品する作品に取り掛かっています。作品ができあがったら、神武君にも知らせますね」

「え…、ええ楽しみにしてます」

 


(artcafe10.jpg)

 


(boot24-02-03.jpg)


『拡大する』


『ますます自分を見失う神武君』

神武君がセクハラで利用する個人情報は黒塗りで潰してます


 




(boot92.jpg)

 

ナイショの嬉しい個人的なニュースがあります

^_^

(本当にナイショで)

過去の負の感情をキチンと整理し、新たな絵の師のもとに入門

基礎力をつけるためデッサン教室にも週イチで参加開始。

費用はかかりますが、目標を目指します。

コツコツと国内国外で地元で作品発表を続け、値段つけてもおかしくない作品を実力で制作出来るとこまで、まずレベルをあげる事。

一番の目標は自分自身と向き合い、追究し、自分自身の人生最高と納得出来る作品を作り出す事。

個人的に注目していたニューヨークの名物カフェのアート展参加が決まりました。

査定基準は卑猥表現でなければOKと言うゆるさ。

絵本やイラストがメインなのにガチガチの抽象画が売れるかは謎(笑)

やるだけやってみます

(^^)/

売上は戦争被害者や難民キャンプに寄付されます。

お金持ちも浮浪者も色んな性的嗜好者も様々なバックグラウンドをもつ人々が集まるNYのカフェに作品出すのは嬉しいです。

在宅のイラストの仕事にも応募中、結果はまだ、決まりません。

3月に決まればベスト。

震えながらも、まず一歩からですから。

ニューヨークのカフェ出品公開は6月〜7月です

URLを貼りますので、暇つぶしに見て下さい。

その間に地元グループ展4つこなすと言うスケジュール

^_^;

 

頑張ります!!



 

神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

彼女に合わせて、俺は愛想笑いを返す。正直なところ、美術のことなんて何もわからない。ネットじゃ自由業だと名乗ってるが、実際は無職。嘘ばかりついているので、なんだか後ろめたい。…そういうわけで、なんだか後ろめたくて顔を伏せた。



「それで、神武君は最近どうですか?」

「えっ…」

俺はビクッとして思わず顔を上げる。そこで俺の話題になるのか…

「ええと、そうですねぇ〜…」

待て、ここは落ち着くんだ…向こうからこう聞いてくれたということは、良く考えれば今の俺の現状を話すチャンスでもある。けど、一体何から話そう…

「やっぱり、お仕事は決まりそうにない、といった感じですよね」

うっ…! あまりにストレートな言葉が胸に突き刺さる。俺はニートだ! 女性に、しかも年上にこう言われると男として一層惨めになる。俺は何も言えず、ただ黙ってうなずくしかなかった

「すいません、失礼なことを聞いてしまいましたね。神武君は悪くないです。こういう時世ですから、それも致し方ないことです。私の後輩も、思うように就職活動が進まない方も少なくありませんし…」

そこで俺は意を決して、本当のことを話すことに決めた。

「…実は今、生活保護を受けて暮らしているんです」

「生活保護、ですか」

デッカイブーツは、「そうだろうなァ〜!」と言うような表情を見せる。俺は、ちょっとバカにされたように感じたが俺は構わずに続けた。

「…はい、生活保護を受けて、家で寝てばかりいます。酒を飲んで、たまに出かけるところはパチンコ店か雀荘です。そこでの勝ち負けに一喜一憂するだけの毎日。もう、今更普通の会社に戻るなんて無理なんです。俺はもう、頑張れない人間になってしまったんですよ…」

「そう、だったんですか…」(でも、デッカイブーツは「それが当たり前だよ」というような表情を浮かべているのだ!)

デッカイブーツは哀れむような顔で俺を見つめる。これでよかったんだろうか?今の現状を話すと決めてここへきて、実際に今話した。
しかし話したところで何もなりはしなかった。かえって辛いだけ。やっぱり話すべきじゃなかったのか?余計なことは話さず、何か聞かれてもごまかしておけばよかったのだろうか?

そうしようと思えばできたのかもしれない。けど俺は嫌だった。いつものように嘘をついて、ごまかして、本当の今の現状さえ話すことができない。それじゃ俺と彼女は加害者と被害者の関係じゃない! 赤の他人同然じゃないか。

「でも」

少しの沈黙の後、デッカイブーツが言った。

「それでいいとは、思ってないんですよね?」

…思ってるわけない。俺は喪蛾とは違う。ギャンブルに明け暮れてのその日暮らし、毎月の支給日を待つだけの生活なんていいわけがない。それが一生続くとなればなおさらだった。

「でも、これ以外にどうしようもないんです。もう普通の会社に戻るなんて無理なんです」

「ええわかっています。私は神武君に、普通の会社に戻れなんて言いませんから安心してください」

もちろん戻れと言われても戻る気はなかった。けど、じゃあどうすればいいのだろう?普通の会社に戻らないということであれば、結局今の生活を続ける以外にない。八方ふさがりじゃないか。

そんな俺の心情を知ってか知らずか、彼女は黙り込んで何か考える仕草をする。一分、二分、三分、どのくらい経っただろう。どうせ考えたところでどうにもなるわけない、そんな無力感を感じてため息が出そうになったときだった。

「もし、頑張らなくても今の状況を変えられるとしたら、変えたいですか?」

そう、俺に聞いた。変えたいですかって、そりゃ変えられるもんならそうしたい。けど、それができないんだ。できることは全てした。けどどうしようもなかったんだ。変えられるとしたら…、なんて意味のない仮定にすぎない。

「神武君はもしかして、救いを必要としてるんじゃないですか?」

「救い…?」

デッカイブーツの言葉に俺ははっと息をのむ。救いを必要としている…?俺が?生まれてこの方、救いなど考えもしなかった俺が…?

「もし、神武君が救いを必要としているなら…」

そこでデッカイブーツは、何を思ったかおもむろに俺に向かって手を差し出す。

「私に、ついてきてくれませんか?」

…彼女が俺を救ってくれるというのか?こんな俺を?俺がダッチワイフを抱いて寝ていることを哀れに思って、33歳の童貞の俺に「筆下ろし」をしてくれるのだろうか?

 



 

神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

マジで。。。? 彼女の目を見る。その目はどこまでも澄んで、とても嘘をついているようには見えなかった。

 



 

神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

本当に彼女が救ってくれるとしたら、俺は救われてもいいのか…? 俺は自らに問いかけた。(バークレー注:33歳にもなって童貞の神武君はヨダレを出しながら、内心で感激している! 嬉しいのだ! 馬鹿かああああァ!)ここまで俺はずっと頑張ってきた。けど自分ではどうしようもなかった。試行錯誤の末にここまできたが結局、童貞のままだった。それなら…それならいいんじゃないのか?ここで救われても…

俺は、差し出された手を取ろうとした。しかし、その刹那、彼女の顔を見て思いとどまる。さんざセクハラコメントを書いて馬鹿にしたデッカイブーツに「筆下ろし」されるなんて男としてのプライドが許さない。

「…少し、考えさせてください」

俺は出そうとした手を引っ込めた。落ちぶれたアウトローの俺に残された最後のプライドだった。(バークレー注:こういうところが典型的な馬鹿なのねぇ〜!馬鹿がやせ我慢している! こういう時こそ、お言葉に甘えて「筆下ろし」してもらうんだよ! アホ!

「わかりました」

そこでデッカイブーツは何か考える仕草をし、それから何やら鞄を漁り始めた。そしてメモ用紙のようなものを一枚ちぎって、筆記用具を持って何かを書き始める。

「これ、私の連絡先です。気が変わったら連絡ください」

そういって差し出した紙には、携帯の電話番号とメールアドレスが書かれていた。彼女の連絡先…俺は少し迷ったが受け取った。

「あ、ありがとうございます」

「いえいえ、今日はお付き合いいただいてありがとうございました。そろそろ暗くなりますし、これで失礼しますね」

それだけ言うと立ち上がって一礼し、デッカイブーツは去っていった。俺は黙ってその姿を見送る。本当にこれでよかったのだろうか…俺にだってプライドはある。いくら今の状況が望むものではないといっても、年上の女性に憐れみで「筆下ろし」されるのは、やっぱり男のプライドが許さないのだ。

だが、他に現状の童貞を打破できる方法がないことぐらい自分でもわかっていた。俺は女には嫌われるのだ! 自力ではどうにもできない。ふと、俺はデッカイブーツに渡されたメモを見る。もし自分でなんとかできるというなら、この紙はいらない。今すぐ破り捨ててしまえばいい。だがそれはできなかった。俺は、デッカイブーツがもう一度誘ってくれるのを期待しながら、物も言わずにメモを握りしめていることしかできなかった

(バークレー注: 愚かな神武君が男のプライドを持ち出して、せっかくデッカイブーツさんが33歳になる童貞の神武君に「筆下ろし」を申し出たのに、神武君は馬鹿だからやせ我慢する! どこまでも底抜けで 甲斐性のない馬鹿な男です!




『神武君の告白第5弾』より
(2024年3月16日)


 

神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

櫻井証が冒頭で「私ならすぐついていきますが、性欲に負けずにプライドで断るだけ(神武君は)男気があるかなと言う気もします」と書いているのですよ。。。櫻井証は、めったにオイラを褒めないのだけれど、今回のオイラの告白文を読んで絶賛しているのです。。。うへへへへへ。。。



オマエは嬉しいのォ〜。。。

嬉しいです。。。とっても嬉しです。。。なぜなら、めったに褒められる事はありませんから。。。事実、オイラは、あれだけデッカイブーツにセクハラコメントを書いて馬鹿にしてきましたから、年上の女性に憐れみで「筆下ろし」されるのは、やっぱり男のプライドが許さなかったのです。。。うへへへへへへ。。。

マジで。。。?

もちろんですよ。。。オイラにも男のプライドというものがありますからねぇ〜。。。うへへへへへへ。。。

オマエは、上の文章を読んだあとで、よくも、そういう嘘がつけるねぇ〜。。。

嘘じゃありませんてばああ〜♫〜!

あのさァ〜。。。上の告白文を読んだ櫻井証さんが、上の告白文をオマエが書いたと信じている、とオマエは思うわけぇ〜?

もちろんですよ。。。櫻井証は、オイラが書いた告白文を読んだから性欲に負けずにプライドで断るだけ(神武君は)男気があるかなと言う気もします」とデンマンさんに宛てて返信を書いたのですよ。。。

オマエは、マジで そう信じているのォ〜?

もちろんです。。。それ以外に考えようがないじゃありませんかア!。。。オイラは、素直にそう信じることができました。。。いけませんかァ〜?

あのさァ〜、櫻井証さんは、オマエが上の告白文を書いたとは絶対に信じてないのだよ!

じゃあ、誰が書いたと思っているのですか?

僕が書いたと思っているのだよ。。。だから、初めに「これはちょっと笑え過ぎますね」と書いている。。。オマエが書いたと信じているならば、櫻井証さんは「神武君は確かに救いようのない愚か者です。。。可哀想で涙だ出てきます」と書くはずなんだよ。。。

そんな事はないでしょう!?

あのさァ〜、何も知らずに初めて上の告白文を読む人ならば、オマエが書いたと思う人も居るかも知れない。。。でも、僕のブログや櫻井証さんのブログの常連さんならば、間違いなく僕が書いたと思うのだよ。。。なぜなら告白文第1弾から第4弾まで、オマエに成り代わって僕が書いてきた。。。

デンマンさんがオイラに成りすましたわけですねぇ〜。。。

いや。。。成りすましたわけじゃない! 成りすましというのは、悪意を持って、第3者に成りすまして誹謗中傷、名誉毀損、セクハラをすることなんだよ。。。僕の場合は、創作なんだよ。。。英語で言うならば docudrama、つまり、事実を元にした創作なんだよ。。。とにかく、告白文第1弾から第4弾まで僕が書いたので、当然、『神武君の告白第5弾』も僕が書いたと思うのだよ.。。オマエだってぇ、知ってるはずじゃないかア!。。。

でも、この際、オイラが書いたという事にしてくださいよゥ。。。せっかく、櫻井証もオイラのプライドを褒めているのだから。。。

僕は、初めてこの記事を読むネット市民に誤解して欲しくない。。。現実のオマエは、「男のプライド」などは持ってないのだよ。。。

そう言うからには、その証拠があるのでしょうねぇ〜?

あるから、こうしてオマエを呼び出したんだよ! 次のコメントのやり取りを読んでごらんよ。。。

 



神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

1.

 

>yunnkji1789(岐阜の鯖)

女にセクハラもできんヘタレ教師がなーにが源氏物語じゃ。

 

神武 2024-03-16 11:05:43






2.

 

>神武さん

君の尊敬する伊藤浩士さんはセクハラしてるのか?

 

yunnkji178920(岐阜の鯖)24-03-16 15:06:20




神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

3.

 

>yunnkji1789(岐阜の鯖)

それはわからないけど、伊藤先生にも性欲はあるよ。

 

神武 2024-03-16 23:07:07






4. Re:無題

 

>神武さん

で、君は伊藤浩士さんがセクハラしてると思ってるんだな?

もし してなかったら君は伊藤さんをヘタレ呼ばわりしたことになるぞ。

 

yunnkji1789(岐阜の鯖)2024-03-17 01:45:42




神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

5.

 

>yunnkji1789(岐阜の鯖)

だからわからないって答えてるじゃん。

何度も同じこと聞いても仕方ない。

 

神武 2024-03-17 04:35:01






6.

 

>神武さん

君の感性では、セクハラしない男性は全員ヘタレってことでいいね

 

yunnkji178920(岐阜の鯖)24-03-18 01:53:02




神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

7.

>yunnkji1789(岐阜の鯖)

男はオープンスケベとムッツリスケベしかいないからね

 

神武 2024-03-18 05:20:06




(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより
( )の中は初めて読む人のためにデンマンが注釈)

『「源氏物語」のイメージ』のコメント欄より
2024-03-16 00:34:56
(岐阜の鯖さんのブログ)


 



この上のコメントのやり取りでオマエは本音を漏らしているのだよ。。。つまり、男はオープンスケベとムッツリスケベしかいなのだよ。。。要するに、現実のオマエは、もしデッカイブーツさんに会えば、スケベ丸出しで、男のプライドもへったくれもないのだよ!

神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

それは違います。。。オイラにも「男のプライド」があります。。。

あのさァ〜、もしも、オマエに「男のプライド」があるならば、「セクハラしない男性は全員ヘタレ」だとは言わないのだよ! オマエは「オープンスケベ」で、「男のプライド」もへったくれもないハレンチな男だから 次のようなセクハラコメントが書けるのだよ!

 





1531

 

デッカイブーツ閉経したあああ!

 

メグはガイコツ(笑) 2023-04-15 11:42:00

神武君が成りすましてます




1532

 

メグ死んじゃううう!

 

メグはガイコツ(笑) 2023-04-15 11:42:28

神武君が成りすましてます




1533

 



 

メグ死んだ。

 

メグはガイコツ(笑) 2023-04-15 11:47:02

神武君が成りすましてます




1534

 

デッカイブーツ閉経した(笑)

 

メグはガイコツ(笑) 2023-04-15 11:55:01

神武君が成りすましてます






1535

 

ゲッ!

デッカイブーツがションベン漏らした!

そらまめ 2023-04-15 20:07:07

神武君が成りすましてます




1536

 

デッカイブーツのションベンキモい(笑)

 

そらまめ 2023-04-15 20:42:21

神武君が成りすましてます




1537

 



 

ゲッ、デッカイブーツが

股開いてる(笑)


 

そらまめ 2023-04-15 21:12:16

神武君が成りすましてます






1540

 

>マンチカン

 



 

閉経♂閉経♂閉経♂

 

神武 2023-04-16 04:04:36






1541

 

>神武

 



 

看護師

 

マンチカン 2023-04-16 09:09:24

神武君が成りすましてます






1542

 

デッカイブーツのションベンは臭い(笑)

 

神武 2023-04-16 22:25:43




1543

 



 

オエッ!

デッカイブーツがウンコしてる!


 

神武 2023-04-17 05:28:31






1544

 



 

オラオラ、

デッカイブーツ犯すぞ!
 

 

MoGa 2023-04-17 09:06:11

神武君が成りすましてます




1545

 

俺は不逞浪士じゃボケ♂

デッカイブーツなんぞ叩き斬る♂

 



 

MoGa 2023-04-17 09:08:44

神武君が成りすましてます






1547

 

デッカイブーツは閉経♂

 

あやせ 2023-04-17 23:07:39

神武君が成りすましてます




1548

 

メグ死んじゃった(笑)

 



 

モガ泣いちゃった(笑)


 

あやせ 2023-04-17 23:11:07

神武君が成りすましてます






1549

 

おいデッカイブーツ、

ガキも産めないなら子宮なんか捨てろwww

 

俺summer 2023-04-17 23:18:16

神武君が成りすましてます






1550

 

>マンチカン

 



 

デッカイブーツの子宮はゴミwww

 

MoGa 2023-04-17 23:21:24

神武君が成りすましてます






1553

 

>マンチカン

デッカイブーツの子宮は生ゴミ(笑)

 

あやせ 2023-04-18 08:50:22

神武君が成りすましてます






1558

 

>マンチカン

 



 

閉経♂閉経♂閉経♂

 

あやせ 2023-04-18 21:11:14

神武君が成りすましてます




(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
イラストはデンマン・ライブラリーより
( )の中は初めて読む人のためにデンマンが注釈)

『消えた記事についたコメント(新着順)』のコメント欄より
2022-12-09 05:42:00
櫻井証さんのブログ


 



つまり、告白文を書いた「神武君」と現実の神武君は、全くの別人なんだよ。。。オマエには「男のプライド」なんてまったくない!。。。 現実のオマエが実際にデッカイブーツさんと会ったら、無理やりラブホに誘って 大変なことになるんだよ!

神武君 セクハラ 妄想 ネットの嫌われ者 イジメ 嫌がらせ

やっぱり、デンマンさんも、そう思いますか? うへへへへへへへへ。。。

よくもまあ、「男のプライド」があるなんて、
とんでもない事が言えるなああァ〜!

(僕が、あまり厳しい口調で言うので、33歳の童貞の神武君は、しおらしくうつむいてしまいました。。。面と向かうと、やっぱり、口で言うほどには何もできない気弱な愚か者なんです)


 


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【レンゲの独り言】


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ですってぇ~。。。

神武君は、他人に成りすましてまで セクハラ、名誉毀損、誹謗中傷誹、罵詈雑言、嫌がらせのコメントを書きまわっていました。。。

神武君がデッカイブーツさんや、すでに亡くなっているメグさんに対して書いた嫌がらせのコメントは、ちょっとひどいですよねぇ~。。。

 


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『セクハラ止めない神武君』


 

あなたも、神武君のコメントを読んでみて、ひどすぎると思いませんかァ~?

デンマンさんは、神武君に何度となく精神科のお医者さんに診てもらうようにと助言していますけれど、

神武君は、マジで精神科のお医者さんに診てもらうでしょうか?

ええっ。。。「そんな事はどうでもいいから、もっと他に面白い話をしろ!」

あなたは、そのような命令口調で あたしに強要するのですかァ~?

分かりましたわ。。。

かつて、めれんげさんの熱烈なファンがたくさんいたのでした。

でも、うっかり めれんげさんが会費を滞納したために、サイトを削除されてしまったのですわ。

けれども、2013年の6月にライブドアで『即興の詩』サイトを再開しました。

めれんげさんの『即興の詩』サイト

再開して間もないのに 検索結果 3,960,000件中の 9位に躍り出るなんてすごいですよね。


(gog30703.gif)

『現時点での検索結果』

現在��で『即興の詩』サイトを再開しました。

めれんげさんの『即興の詩』サイト

再開して間もないのに 検索結果 3,960,000件中の 9位に躍り出るなんてすごいですよね。


(gog30703.gif)

『現時点での検索結果』

現在、めれんげさんは お休みしています。
でも、これからも、ブログを通して「愛のコラボ」を続けて欲しいですよねぇ~。。。

かつて めれんげさんの「即興の詩をはじめました!」の『極私的詩集』サイトは 次の検索結果で見るようにトップを占めていたのです。


(gog30928a.png)

でも、現在は、5位です。

また、ブログを更新して トップに返り咲いて欲しいものです。

ところで あなたは「どうしたら、上位に掲載されるのォ~?」と考えているかもしれません。

その秘訣を知りたかったらデンマンさんが面白い記事を書いていますわ。

次のリンクをクリックして読んでみてください。


(seo001.png)

『おばさんの下着姿に見るSEO』

話は変わりますけれど、めれんげさんは可愛い猫を飼っています。

あなたも、猫ちゃんを飼っていますか?

ええっ。。。 ワンワンちゃんを飼っているのですか?

そういえばデンマンさんが『ワンワンちゃん』という面白い記事を書いていました。

気が向いたら下のリンクをクリックして読んでみてください。


(dog202.jpg)

『ワンワンちゃん』

とにかく、次回も興味深い話題が続きます。

あなたもどうか、また読みに戻ってきてくださいね。

では、また。。。


(hand.gif)



(surfing9.gif)

メチャ面白い、

ためになる関連記事



(linger49.gif)




(rengey5.jpg)



『仲間にも嫌われる神武君』

『神武君の告白』

『救いようのない神武君』

『作文でバカにされる神武君』

『神武君の告白第3弾』

『神武君の哀れな人生』

『神武君@拡散』

『神武君は自分の事が解ってない』

『ますます自分を見失う』

『神武君の告白第四弾』

『迷走する神武君』

『神武君とブーツさん』

『神武君ますます迷走』

『神武君と連続殺人犯』

『神武君の告白第5弾』



 


(june24b.jpg)

 



とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ



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愛の擬人法

2024-03-20 01:15:45 | 即興の詩・愛のコラボ

 

愛の擬人法

 


(treeluv2.jpg)


(treeluv3.jpg)


(fingerluv.jpg)


(love109.jpg)

 



 

小さな赤い花

 


(lotus1.gif)

 

わたしをあなたの庭に咲く

小さな赤い花にしてください

そして、お水を注ぎながら

何かお話を聞かせてください

わたしは何も言えないけれど

あなたの言葉を聞きながら

いろんなことを思うのです

あなたに愛されるように

いつまでも綺麗に

咲いています

だからわたしのことを

忘れずにいてください


 

by merange (めれんげ)

2010.02.19 Friday 10:24




『即興の詩 小さな赤い花』より
デンマン注: 旧『即興の詩』サイト【閉鎖】

『永遠の愛のコラボ』に掲載





(merange12.jpg)

デンマンさん。。。 あんさんは、どないなわけで “愛の擬人法” というタイトルを付けはったん?


(kato3.gif)

分かりきった事を訊いたらあかん。。。 めれちゃんが詠んだ“小さな赤い花”という詩を わては冒頭に引用したのやでぇ~。。。 この愛の詩を読めば、“愛の擬人法”で詠まれている事が分かるやないかいなァ~。。。

それは おかしいんとちゃうん?

何がおかしのやァ~?

「わたしをあなたの庭に咲く 小さな赤い花にしてください」と言うてますねん。。。 

 


(treeluv3.jpg)

 



つまり、“擬人化”やのうてぇ“植物化”。。。、そうやなかったら“お花化”ですやん。。。



あのなァ~、めれちゃん。。。 確かに、表面的には めれちゃんが“小さな赤い花”になる、と言うてるねん。。。 そして「あなたに愛されるように いつまでも綺麗に 咲いています」よと詠んでいる。。。 そやけど、“小さな赤い花”にも心があって、「あなたに愛されるように いつまでも綺麗に 咲いています」ということは、“小さな赤い花”を擬人化していることやでぇ~。。。 その辺に咲いているチューリップの花は「あなたに愛されるように いつまでも綺麗に 咲いています」とは絶対に言わんでぇ~。。。 そやから、上の詩は“愛の擬人法”に基づいて めれちゃんが詠んだのやがなァ~。。。

そうやとしても、なんで あんさんは急に“愛の擬人法”を取り上げはったん?

実は夕べ バンクーバー市立図書館で借りた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのやがなァ~。。。

 


果たして、それは擬人法か?

『万葉集』の巻1に、天智天皇(在位668~671)が、皇太子時代に作ったとみられる歌が収められている。

中大兄(なかのおほえ)[近江宮(あふみのみや)に天(あめ)の下治(をさ)めたまひし天皇]の三山(みつやま)の歌一首

 


香具山は 畝傍(うねび)ををしと

耳成(みみなし)と 相争(あひあらそ)ひき

神代(かみよ)より かくにあるらし

古(いにしへ)も 然(しか)にあれこそ

うつせみも 妻を 争ふらしき


反歌


香具山と 耳成山と あひし時

立ちて見に来(こ)し 印南国原(いなみくにはら)

[第二反歌、左注省略] (巻1の13、14)


香具山、畝傍山、耳成山は、大和三山と呼ばれる山々であり、三山の性別については、8百年にも及ぶ論争のあるところだが、仮に訳すと、

 


(kaguyama2.jpg)

香具山

 


香具山は畝傍山を横取りされるのが惜しいと、耳成山と争った……

神代からこうなので

いにしえもそうだっら

今の世も妻を争うらしい

(まして、自分も)


(略) 注意してほしいのは、「香具山は……」と、突然歌いだすことである。
山が恋をするということについて、何の説明もない。
そればかりか、この歌は、人も恋するように山も恋をするのだろうというようには、歌っていないのである。
逆だ。

神代から三山は互いのツマを争った。
古もそうだった。
だから、今もそうなのだ、というのである。
神代から山も恋をする。
だから、今も人は、恋をするのだ、という論法である。
今日のわれわれの考え方から見ると、人と人以外のもの、生命を持つものと生命を持たないものの垣根が、きわめて低いのである。

 


(unebi2.jpg)

畝傍山


(miminashi2.jpg)

耳成山

 (中略)

万葉学徒の多くは、こういう擬人化は、中国文学の影響を受けたからだと説く。
しかし、私には、疑問だ。
仮に中国文学の影響によって、こういう表現が生まれたとしても、もともとの思考法と合致したから、意識せずに受け入れられたと考えるべきだ。
擬人化の技巧を学んで表現したと考える必要などないのではないか。

 (中略)

有名な持統天皇(在位690~697)の歌の解釈も、われわれはどうも誤ってきたようだ。

天皇の御製歌(おほみうた)


春過ぎて 夏来(きた)るらし 白たへの

衣(ころも)干したり 天(あま)の香具山

(巻1の28)


通説では「春が過ぎて夏がやって来たらしい。 真っ白な衣が干してある。 天の香具山を見ると」ないし「香具山に」と解釈される。
しかし、素直に歌をみると、「干したり」は「干している」ということだから、誰か人が香具山に衣を干したとは、書かれていない。

この点に着目した、万葉研究の俊英・鉄野昌弘は、「春が過ぎて、夏がやって来たらしい。 真っ白な衣を干している、天の香具山が」と解釈し、少なくとも中世においては、香具山が白い衣ないし、白い衣のようなものを纏(まと)うと解釈されてきたことを明らかにした。
つまり、「香具山自身が、白い衣を干す」のである。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




20-25ページ
『日本人にとって聖なるものとは何か』
著者: 上野誠
2015年1月25日 初版第1刷発行
発行所: 中央公論新社


 



つまり、本の著者は「香具山自身が、白い衣を干す」のは“擬人法”ではのうてぇ、奈良時代の人は 心から素直に、そう思っていたと言うてるわけやねぇ~。。。



そういうこっちゃがなァ~。。。

でも、それは可笑しいと思うわァ~。。。

なして めれちゃんは、可笑しいと思うのやァ~。。。?

ハイキングなどして、山の中の深い林などに入ると、ひんやりとして、どこか うら寂しゅうなってぇ~、妙に不安と言うか、恐ろしいと言うかァ~。。。 深い林のどこかに妖精か神様が居るような。。。 そんな気にもなりますやん。。。 それに。。。、大きな、大きな岩などが山の中や、海岸に突き出ているのを見ると、何かいわくがあって、神様がそこに置いたような。。。 “山の精”か、“海の精”がその大きな岩の中に宿っているような気もしますねん。

うん、うん、うん。。。 確かに、そのような“恐れ”や“不思議な感覚”を わても体験したことがある。。。

そうですやろう!?。。。 それは人間なら、誰しも体験することやと思いますねん。。。 それは、“擬人化”と言うよりは、人間が自然に感じる“恐れ”や“不思議な感覚”を“妖精”や“神様”と感じる素直な感性やァ、とわたしは思いますねん。

なるほど。。。、なるほど。。。、

そやけど、「香具山自身が、白い衣を干す」のは“擬人法”やァ、と思いますゥ。

それは、どないなわけやねん?

「香具山自身が、白い衣を干す」には、香具山に手も足も生えており、衣を洗濯して、その衣を絞って、それで両手で持って広げて、香具山の麓に。。。、つまり、自分自身のお腹の辺りに広げて干すということですやん。。。 

確かに、そういうことやなァ~。。。

それは、人間が自然に感じる“恐れ”や“不思議な感覚”を“妖精”や“神様”と感じる素直な感性とちゃいますやん。。。 人間の想像の産物やと思いますねん。。。 つまり、あまりにも“擬人化”してますやん。。。 手足がなければ、洗濯することも、干すこともできしまへん。。。 子供のように、素直な目で山を見れば、とても手と足があるようには見えへん。。。 つまり、「香具山自身が、白い衣を干す」のは大人のイマジネーションですやん。

ほおォ~。。。 なるほど。。。、なるほど。。。、めれちゃんの言わんとすることが わてにも分かるような気がしてきたわァ~。。。

そうですやろう?。。。 ところで、あんさんは どないなわけで上の文章を引用しやはったん?

有名な持統天皇(在位690~697)の歌の解釈も、われわれはどうも誤ってきたようだという箇所に わては引っかかったのやがなァ~。。。

その歌のどこに引っかかりはったん?

あのなァ~、本の著者は次のように書いている。

 




万葉研究の俊英・鉄野昌弘は、

「春が過ぎて、夏がやって来たらしい。 

真っ白な衣を干している、天の香具山が」と解釈し、

少なくとも中世においては、

香具山が白い衣ないし、

白い衣のようなものを纏(まと)うと

解釈されてきたことを明らかにした。


 



わてに言わせてもらえば、香具山が白い衣を纏っていようが、香具山に白い衣が干してあろうが、そないなことは枝葉末節のことやねん! 歌の肝心なところは、そないな所にはあらへん!



あんさんの言わはる肝心な所ってぇ、いったいどこやねん?

ちょっと次の小文を読んで欲しいねん。

 



(think20.jpg)

 


私たちが生きてゆく過程で必要なのは、

すでに分かりやすい形に

加工されている情報を摂取し、

頭を太らすことだけでなく、

情報という形になっていない情報を、

どのくらい自分の力で噛み砕き、

吸収していくかということなのである。


それは、うまく世の中を渡れる知識を

手っ取り早く獲得することとは一線を画し、

いかに自分が人間として、

生き生きした時間を開拓するか

ということにつながっているのである。


(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




257ぺージ 『考えの整頓』
著者: 佐藤雅彦
2012(平成24)年1月27日 第3刷発行
発行所: 暮らしの手帳社


 



つまり、あんさんは 加工されている情報を摂取し、頭を太らすことだけではダメだと言わはるのォ~?



その通りやがなァ~。。。 歌の表面的なところだけを捉(とら)えたところで、歌の本当の意味は解らへん。。。 香具山が白い衣を纏っていようが、香具山に白い衣が干してあろうが、そないなことは どうでもええねん。

つまり、あんさんは情報という形になっていない情報を、自分の力で噛み砕き、吸収した、と言わはるのォ~?

そうやがなァ~。。。

それやったら、余計な事は言わんでもええさかいに、細木数子のようにズバリ!ズバリ!とその肝心な所というのを言うてくれへん?

あのなァ~、万葉集には歴史的な意味が込められた和歌が、実は、たくさん載せられているのやがなァ。。。 万葉集には藤原氏、あるいは、当時の実力者に対する批判が込められた和歌がたくさん載せられておるねん。。。 そのような観点から歌の意味を考えると実に面白い読み物なのやァ。

。。。で、あんさんによると上のお歌の意味はどないになるのォ~?

上の歌の本当の意味を探るには、まず次のニュースを読む必要があるねん。

 



(wisgolf6.jpg+seisho05.gif)



 女帝誕生

 

讚良(さらら)皇女が

 

皇位を継ぐ。


 

殺人鬼の父親の陰謀により祖父が自決。
祖母も祖父と共に自殺。
母親は二人の死が夫の陰謀だと知って
半狂乱になる。
その夫の子供を宿していたが、
建皇子(たけるのみこ)を出産すると
幼少の讚良皇女に我が子を託して
二人のあとを追うように自殺。

建皇子は家庭の暗い影の下で
唖者として生まれ
体も不自由だった。
8才の短い命を閉じた。

讚良皇女は女帝になったが、
その生い立ちは不幸の連続だった。

(mhead2.gif)


 



あらっ。。。 このような新聞が当時あるわけあらへん。。。 あんさんがデッチあげたのですやろう?



わてが劇的に書いてみたのやがなァ~、わてが当時生きており、しかも日本新聞の編集長やったら、このような新聞を出していたかもしれへん。 これは歴史家が誰も言うてないことやけど、わては讚良皇女、つまり 後の持統天皇が境界性人格障害者やったと信じてるねん。

でも。。。、当時、そのような病名はなかったのとちゃうん?

もちろん、なかったのや。 でもなァ~、わての話を聞けば、めれちゃんも納得すると思うのやァ~。。。

どないな話やのォ~?

あのなァ~、讚良皇女は4才の時に可愛がってくれたおじいさんとおばあさんが亡くなってしもうたのやがなァ~。。。 しかも、お母さんは半狂乱になって精神に異常を来たし、二人のあとを追うように自殺してしもうたァ。

マジで。。。?

このような悲惨な事件を満5才になるかならないかのうちに讚良皇女は経験したのやでぇ~。。。 この悲劇が幼少の頃の讚良皇女の心に与えたトラウマは、境界性人格障害となって後の彼女の性格形成に大きな影響を与えたのやァ。

ホンマかいなァ~。。。?

ホンマやでぇ~。。。 成長するにつれて父親(後の天智天皇)が行った非情な所業のことも讚良皇女は知るようになるねん。 この父親の生涯は、敵対する者や皇位継承のライバルを謀略でもって抹殺する歴史やったァ。 その手にかかって亡くなった相手には、次のような人たちがおるねん。

● 蘇我蝦夷

● 蘇我入鹿

● 古人大兄皇子(ふるひとのおおえのみこ)

● 有間皇子

● 蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらやまだのいしかわまろ)

  。。。

あらっ。。。 この人たちは天智天皇によって命を奪われたのォ~?

そうやがなァ~。。。 ところで、讚良皇女は満12才の時に、姉の大田皇女(満13才)と共に大海人皇子に嫁いだのやでぇ~。。。 もちろん、政略結婚やァ。 中大兄皇子(後の天智天皇)にとって一番のライバルは大海人皇子やった。 何とかして大海人皇子を自分の協力者にしたい。 言ってみれば、二人の娘を人質として大海人皇子に渡したようなものやァ。 それほどまでにして中大兄皇子は大海人皇子を懐柔しようとしたのやがなァ。

。。。で、大海人皇子は懐柔されはったん?

いや。。。、その甲斐もなく、やがて天智天皇は大海人皇子によって暗殺されてしまうねん。 目には目を歯には歯を! この当時の必然やったァ。

そのような話は歴史の時間に聞いたことがあらへん。

ここでは詳しく話をする時間があらへん。。。、めれちゃんも ぜひ次の記事を読んでみて欲しいのやァ。

 


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『天武天皇と天智天皇は同腹の兄弟ではなかった』

『天智天皇は暗殺された』

『天智天皇暗殺の謎』

 



頭の良い讚良皇女は、そのような事も充分に知っていた。 この皇女は父親を憎み恨みながらも、自分が父親の血を最も濃く受け継いでいる事も知っておった。 後に、讚良皇女が甥の大津皇子を死に追いやった事件では、正に天智天皇と同じやり方で抹殺してるねん。



あらっ。。。 讚良皇女は為政者として父親と同様に冷徹な非情さと冷酷さを持っていたのォ~?

そうなのやァ。。。 とにかく、讚良皇女、後の持統天皇は独占欲の強い人やった! それは、天武天皇の血を引く天皇後継者の息子たちがたくさん居たにもかかわらず、持統天皇は断固として、自分の血が流れていない者には皇位に就(つ)かせなかったことからも実に良く表れているねん。

 


(keizu03.gif)

 



上の系図を見て欲しい。 青枠で囲んであるのが持統天皇の血がつながった子孫やがなァ~。。。 この人たちに皇位が渡されてゆくねん。。。 それを藤原不比等が自分の娘を皇室に入れてサポートしたのやがなァ~。。。



つまり、この点で、この二人の権力独占志向の人間の気持ちがひとつになりはったん?

その通りやァ。。。 幼少の頃から、この二人は、信じることのできるものは“権力”しかないということを身にしみながら自分の目で見てきたのやがなァ。

 


讚良皇女の幼少の頃の事件を

もう一度振り返ると。。。


乙巳の変(いっしのへん)から4年後の649年3月、
当時右大臣であった蘇我倉山田石川麻呂が謀反を企てていると、
石川麻呂の弟の日向が中大兄皇子に告げ口したのが事件の始まりとなった。

石川麻呂は当時の孝徳天皇に身の証をして助けを求めたのだけれど、聞き入れてもらえなかった。
中大兄皇子と石川麻呂では政治的に意見が対立していたので中大兄皇子はさっそく兵を石川麻呂の邸宅に向かわせた。

危険を察した石川麻呂は飛鳥の自宅である山田寺にすでに逃げていた。
しかし、その山田寺もやがて包囲され、石川麻呂は観念して妻(讃良皇女にとってはおばあちゃん)とともに自害してしまう。

事件はそれだけではすまなかった。
やがて陰謀が夫の中大兄皇子のしわざと知った遠智娘(おちのいらつめ)は半狂乱の状態になってしまう。
無実の罪を着せられて、夫に父親を殺されたと思い込んでいる遠智娘は、身重な体を抱えながら心が晴れないままに日を送った。
“父親殺害者”の子を宿していたのだった。

その年の暮れに建皇子を生み、“この子を頼むわね”と満4才の讚良皇女に言い残して20代半ばの短い人生に終わりを告げて遠智娘は命を絶ってしまったのだった。
後に、中大兄皇子は義理の父である石川麻呂の忠誠の心を知り、死に追いやった事を後悔したという。

ところで、当時の結婚は“妻問い婚”が普通でした。
男性が女性宅を訪れ一夜の契りを結べばそれが結婚となり夫婦になるわけです。
男はその家にとどまることなく自由に女の家を出て自分の家に帰り、
女は男のまたの訪問を待ちます。

子供が生まれればその子は妻の家で養育し、父が子供に会うのは女性宅を訪れる時だけです。
その子供の養育費はすべて女性任せで、子供は女性の実家で養育される事になります。
当然の事ですが、子供はたまに会う父よりも、母方の祖父母への愛着が深くなります。

したがって、優しいおじいさんとおばあさんが一緒に亡くなり、そのあとを追うようにお母さんが亡くなってしまった。
満4才の童女は、当時そのことは知らなくとも、やがて自分の父親が祖父母と母の三人を“殺した”と知ることになります。

可愛がってくれていた3人が死んでしまった。しかも、父親の陰謀がその背景にあった。
その衝撃はトラウマになって、その後の讚良皇女の人格形成に大きな影響を与えた事は想像に難(かた)くありません。

しかも、この生まれてきた建皇子は唖者でした。つまり、生まれつき言葉が話せなかった。
体も不自由だったらしい。
母親が受けた精神的なショックで胎児にも悪い影響が出た事も充分に考えられますよね。
建皇子は、生まれながらの犠牲者でした。
おじいさんとおばあさんと母親の死。そして、弟をそんな悲劇に巻き込んだのは、ほかの誰でもない、父の中大兄皇子であると讚良皇女は知ることになります。

斉明天皇も、この不幸せな孫をずいぶんと可愛がったようです。
でも、建皇子は658年5月に亡くなっています。8年の短い命でした。

つまり、讃良皇女は、幼少の頃、次々と身近の人の悲劇にあったのです。
政略結婚で、姉大田皇女と共に大海人皇子に嫁いだ後、大田皇女も幼い子どもたちを残して亡くなっています。

大海人皇子にはたくさんの妻があり、大田皇女亡き後、身分は一番高くなったものの大海人皇子の心は
万葉集の歌を読んでも分かるように、
讃良皇女にあるのではなく、額田女王に向けられていたようですよね。
このことについては次の記事に書きました。

『日本で最も有名な三角関係』

つまり、讃良皇女は幼い頃から愛してくれる人、愛している人を奪われ続けてきたんですよね。
ある意味で“家庭崩壊”の中で生きてこなければならなかった。
そこに僕は境界性人格障害の病根を見るのですよ。

“愛”を奪われる人生だった。
幼い頃は、父親の中大兄皇子の陰謀が基でが近親者が亡くなって行く。
その父親の政略で大海人皇子に嫁がされてからも、皇子の愛は讃良皇女には注がれない。

そんな中で讃良皇女の心の支えは子の草壁皇子だけだった。
この我が子の将来を脅かす存在になったのが姉から預かった子、大津皇子だった。

大津皇子は実力も人気もあり、草壁皇子の皇太子としての地位を脅かす最大の存在になっていた。
天武天皇亡き後、皇后として最初に行なったことが大津皇子を謀反の疑いで逮捕、刑死させることだった。

しかしその後、皮肉にも、あれ程皇位につかせたかった我が子の草壁皇子が病気で亡くなり、
讃良皇女が持統天皇として即位することになります。
高市皇子を補佐役にし、藤原京への遷都を進める。

持統天皇は在位中頻繁に吉野に行幸しました。
それは天武天皇とともに過ごした数少ない愛の日々を
思い出すためだったのでしょうか?

草壁皇子亡き後、期待をかけたのが草壁皇子の忘れ形見、軽(珂瑠)皇子でした。
そして、この孫を天皇につけたのです。文武天皇です。
持統はその名の通り、皇統にこだわった人だったのです。


聡明で非情である持統天皇が

なぜ怨霊を恐れるのか?




ここで持統天皇が詠んだ和歌をもう一度読んでみて欲しい。



(kaguyama2.jpg)

春すぎて 夏来たるらし 白妙(しろたえ)の

 衣(ころも)ほしたり 天(あめ)の香具山


 



この有名な持統天皇の歌は、ただ単に四季の移り変わりに感興を催(もよお)して詠んだのではないねんでぇ~。。。



それやったら、何を感じて詠みはったん?

これまでの持統天皇の波乱に満ちた人生を考えたのやがなァ~。。。 愛する人を奪われ続けてきたこの女性の性(さが)と業(ごう)を考えるとき、わては次のようにしか解釈できへん。

 


春が過ぎて夏が来たようだ。

天の香具山に美しく真っ白な衣が

干してあるなあぁ~

でも、私の心はあの山の裏にある

磐余(いわれ)の池を見ているのです。


(iware01.jpg)

大津皇子が自害する前に池の端で

辞世の歌を読んだという。

自害の後で、皇子の妻であり、

私の腹違いの妹でもある山辺皇女が

髪を振り乱し、裸足で駆けて行き、

共に殉死したという。

痛ましいには違いない。

しかし私は、ああせねばならなかったのです。

怨霊になって

私を憎んでいるのかもしれないけれど、

私には他にとるべき道はなかったのです。

どうか、心安らかに眠っていて欲しい。


 



上の歌を持統天皇は藤原京の宮殿から香具山を見て詠んだやがなァ~。。。

 


(fujiwara3.gif)

 l



この地図で見れば分かるように、香具山の裏に磐余(いわれ)の池があるねん。 この池の端で大津皇子は辞世の句を詠んだのやがなァ~。。。 現在では、ほとんどの歴史家が大津皇子は持統天皇の陰謀によって死なされたと見てるねん。



ホンマかいなァ~。。。?

わては次のように考えておるねん。

 


つまり、持統天皇は結果として自分と血のつながりがある甥の大津皇子と腹違いの妹を死に追いやったわけです。
この当時は怨霊ということがマジで信じられていた。

“怨霊の崇り”ということが現在でいえば“テポドンで攻撃を受ける”程度に怖いこととして考えられていた。

持統天皇だって、テポドンを宮殿に打ち込まれたくないので怨霊を鎮魂するために上の歌を詠んだ。
それが僕の解釈ですよ。うへへへへ。。。。
僕の知る限り、このような解釈をする人をこれまでに見た事がありません。

では、なぜ持統天皇はここまでする必要があったのか?
そしてなぜ、彼女は怨霊をそれほどまでに恐れねばならないのか?

天武天皇が亡くなれば皇太子が皇位を継承するのが順序であり、
皇后の実子である草壁皇太子が即位する事は約束されていた事です。
この時点で、大津皇子は皇位継承権第2位でした。
それにもかかわらず、皇后はこの甥である大津皇子を排除しようとした。

なぜか?

草壁皇子は病弱だったのです。
大津皇子と比べると歌においても人望においてもすべての面で劣っていたようです。
それが証拠に草壁皇子のことはたった1行『日本書紀』に記載があるのみです。

それに比べ、大津皇子については『万葉集』にも『懐風藻』にも記載があります。
それも、大津皇子の才能をほめたたえ、その人柄を偲んでいるような書き方になっています。
詳しくは次の記事を読んでください。

『性と愛の影に隠れて -- 万葉集の中の政治批判』

つまり、当時の誰が見ても大津皇子の方が天皇にふさわしいと見ていた事が実に良く表れているのです。
草壁皇子が即位すれば皇太子として草壁皇子の異母弟である大津皇子を立てなければなりません。
なぜなら、草壁皇子の長男の軽皇子(かるのみこ)は当時4歳で皇太子にするにはふさわしくない。

ところが、病弱な草壁には、いつ不測の事が起こるかも知れず、その時には大津皇子が皇位につくことになってしまう。
そうなると、皇統が大津皇子に移ってしまう。

つまり、讃良皇女の血を受け継いだ後継者が、そこで絶えてしまう。
独占欲の強い讃良皇女には、このことは絶対に容認できない事です。

この事は持統天皇として即位してから、自分の血に固執したこの女性の性(さが)と業(ごう)を考えれば、容易に察しがつきます。
上の系図を見れば、そのことが良く分かります。
この独占欲と権勢欲は讃良皇女の生い立ちを考えない限り理解できません。

しかも、この女性はその先例を父親の天智天皇と自分の夫である天武天皇との間に見ているのです。
つまり、この場合なら、草壁皇子が天智天皇にあたり、大津皇子が天武天皇にあたります。
天智天皇の皇太子になったのが大海人皇子(後の天武天皇)だったのです。

このような状況を許せば、大海人皇子が天智天皇を暗殺して、その子の大友皇子を亡き者にしたように
大津皇子が草壁皇子を暗殺して皇位につくかもしれない。

その“禍の芽”を摘み、取り除くために大津皇子を亡き者にしなければならなかったのです。

 

なぜ大津皇子の怨霊を恐れたのか?



(futakami2.jpg)

現身(うつそみ)の 

人なる吾(われ)や 

明日よりは 

二上山を 

弟背(いろせ)とわが見む 

(巻2-165)


この世に生き残った私は、

明日からは、

弟が葬られている

二上山を弟と思い見て、

慕い偲ぶことにしよう。



上の歌は大津皇子の死体を飛鳥の墓から掘り出して、
葛城(かつらぎ)の二上山(ふたかみやま)に移して葬った時に、
大津皇子の実の姉である大伯皇女(おおくのひめみこ)が痛ましい思いに駆られて詠んだ歌です。

死体を掘り起こして他の場所に埋めなおす。
なぜそのような酷(むご)いことをしなければならないのか?
大伯皇女も、そう思って心が痛んだことでしょう。

つまり、大津皇子を偲んで大伯皇女が詠んだ歌を大伴家持が万葉集に取り上げた本音には、
この事実を後世に伝え“謀反”が持統天皇の“でっち上げ”であった事を暗に伝えるためだった。
僕はそう信じることができます。

大伯皇女は、大津皇子が自害した15年後、
大宝元年(701年)に独身のまま41歳で亡くなっています。
彼女は天武2年(673年)に父・天武天皇の指図に従って
伊勢神宮に奉仕する最初の斎王(いつきのみこ)となり、
伊勢の斎宮(いつきのみや)に移ってお勤めをするようになったのです。
しかし、大津皇子が自害した1ヶ月余りの後に、
弟の罪により斎王の任を解かれて飛鳥に戻ったのです。

平安時代の長和4年(1015年)に書かれた『薬師寺縁起』には次のように書かれています。


大津皇子の霊が龍となって崇りを起こしたため、

大津皇子の師であった僧の義淵(ぎえん)が

皇子の霊を祈祷によって鎮めた。


つまり、大津皇子は無実の罪を着せられて自害させられたのですね。
その罪を着せたのは誰あろう持統天皇なのです。
そして、大津皇子の死体を二上山に移して、
皇子の霊を飛鳥から15キロ離れた山の中に閉じ込めたのも持統天皇のしたことです。

持統天皇の心にも“後ろめたさ”があったのでしょうね。
だからこそ大津皇子の霊に恐れを感じた。

しかも、“大津皇子の霊が龍となって崇りを起こし”ていると言うもっぱらのうわさが流れている。
持統天皇が大津皇子の死体を掘り起こし
二上山にその怨霊と共に閉じ込める気持ちが分かるような気がします。

 


怨霊信仰


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非業の死を遂げたものの霊を畏怖し、
これを融和してその崇りを免れ安穏を確保しようとする信仰。

原始的な信仰では死霊はすべて畏怖の対象となったが、わけても怨みをのんで死んだものの霊、その子孫によって祀られることのない霊は人々に崇りをなすと信じられ、疫病や飢饉その他の天災があると、その原因は多くそれら怨霊や祀られざる亡霊の崇りとされた。

『日本書紀』崇神天皇七年・・天皇が疫病流行の所由を卜して、神託により大物主神の児大田田根子を捜し求めて、かれをして大物主神を祀らしめたところ、よく天下大平を得たとあるのは厳密な意味ではただちに御霊信仰と同一視し難いとはいえ、その心意には共通するものがあり、御霊信仰の起源がきわめて古きにあったことを思わしめる。

しかし一般にその信仰の盛んになったのは平安時代以後のことで、特に御霊の主体として特定の個人、多くは政治的失脚者の名が挙げられてその霊が盛んに祭られるようになる。

その文献上の初見は『三代実録』貞観五年(863)「所謂御霊者 崇道天皇(早良親王)、伊予親王、藤原夫人(吉子)及観察使(藤原仲成か)、橘逸勢文室宮田麻呂等是也。・・・」ものと注せられているが、この六所の名については異説もあり、後世さらに吉備大臣(真備)ならびに火雷神(菅原道真)を加えてこれを八所御霊と呼ぶようになった。・・・」




SOURCE: 国史大辞典


 

持統天皇は怨霊信仰に基づいて大津皇子の霊を祈祷によって鎮めて、
後でまた崇りをしないようにと二上山に皇子の霊を閉じ込めたわけです。

つまり、これは持統天皇が無実の罪を着せて大津皇子を殺したことの何よりの証拠なんですよね。
大伴家持は大伯皇女を万葉集に取り上げることによって、
この事実を我々に伝えようとしたわけです。
僕はそう信じているんですよ。


 



では、ここで 司馬遼太郎さんの言葉を書くよってに、めれちゃんも読んで欲しいねん。。。 生前、司馬遼太郎さんは、このようなことを言っておったのやでぇ~。。。


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“作品は作者だけのものと違うんやでぇ~。。。

作者が50%で読者が50%。。。

そうして出来上がるモンが作品なんやでぇ~”




名言だと思うねん。。。 あなたが読者として、どれだけ50%の分を読みつくすか? それが問題やねん! 大伯皇女が全身全霊の力を込めて詠(うた)ったのがこのページの上で示した歌やァ。 あなたも、全身全霊の力を込めて。。。 あなたの人生経験と、これまで学んできた国文と、日本史と、すべてを噛み砕いた上で理解すべきなのかもねぇ~。 大伯皇女は、それを期待しながら、1300年後に生まれるだろうあなたに、この当時の波乱に満ちた政治の真相を伝えようと、上の歌を詠(うた)ったのかも知れまへん。



それで、大伴家持は一読者として大伯皇女の歌を充分に読み取った上で万葉集に載せた、とあんさんは言わはるのォ~?

当然やなァ~。。。

つまり、持統天皇は怨霊を恐れるあまりに鎮魂の歌として“春すぎて 夏来たるらし”の歌を詠んだわけやのォ~?

そうとしか わてには考えられへん。




初出: 2016年4月28日



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【レンゲの独り言】


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ですってぇ~。。。
ずいぶんと長たらしいお話ですわ。

あなたは、どう思いますか?

関係者は すでにとっくの昔にあの世へ逝ってますから、

“死人に口無し”ですわ。

持統天皇がどのような気持ちを込めて歌を詠んだのか?

それは天のみが知っていることだと思います。

話は変わりますけれど、かつて、めれんげさんの熱烈なファンがたくさんいたのでした。

でも、うっかり会費を滞納したために、
サイトを削除されてしまったのですわ。

けれども、2013年の6月にライブドアで『即興の詩』サイトを再開しました。

めれんげさんの『即興の詩』サイト

再開して間もないのに 検索結果 3,960,000件中の 9位に躍り出るなんてすごいですよね。


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『現時点での検索結果』

現在、めれんげさんは お休みしています。
でも、これからも、ブログを通して「愛のコラボ」を続けて欲しいですよねぇ~。。。

かつて めれんげさんの「即興の詩をはじめました!」の『極私的詩集』サイトは 次の検索結果で見るようにトップを占めていたのです。


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でも、現在は、5位です。

また、ブログを更新して トップに返り咲いて欲しいものです。

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そういえばデンマンさんが『ワンワンちゃん』という面白い記事を書いていました。

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とにかく、次回も興味深い話題が続きます。

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では、また。。。


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じゃあね。バーィ



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