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トランプが見せてくれたことをどう捉えるか

2017-11-08 20:33:51 | アジア情勢複雑怪奇

トランプは中国の北京首都国際空港に、多くの賓客がそうであるように礼儀正しく降り立った。

これはチャイナのCCTNのライブの動画。一応記念に貼っておく。

LIVE: Donald Trump arrives in Beijing for first state visit to China

 

で、トランプ夫妻は、日本と韓国は軍事基地に降りた。これはつまり、この図による違いですね。

中国、モンゴル、ロシア、インド、イラン etc.には米軍基地はない。そこが本当に米にとって他国だということでしょう。

 

で、この状況を、日本は戦後72年間、「同盟」関係であるとしてきた。NATO諸国も同様。米と同盟を結んだのだと言ってきた。しかし、それは本当なのだろうか。そして、その内実はどうなのか。

これらの諸国が考えるべき問題なんじゃないですかね。基地を置くにしても、あくまで主権国家の下にある基地として、例えば、特定の近隣諸国Aへの攻撃には使わせないといったことをその国が言えれば、それは単なる基地の設置といえるでしょう。

こういうことは例がないわけではなく、東欧諸国がほとんど住民に何の相談もなくNATOに入れられた後、ユーゴスラビアの攻撃に全員協力しろと言われ、確かハンガリー、スロバキアあたりが、別に自分たちはセルビアに恨みもないし、仲がいいので出来ないと言い出して揉めたことがあった。どっちかは、空域は使わせるが兵隊は出さないという処遇を得たのだったような気がする。

しかし、今だったら恐らくそんな異論は許されないでしょう。もう既に十分に懐柔され、軍のエライさんたちの出世のコースと米への服従がセットになっているから。

さてそれでどうなるのか。それは個々の国が決めること、というべきなんでしょうね。戦争に小姓として従うのか、それとも近隣や親戚国家のために自分は断固行かないと言い出すのか。その国の性質や本質が問われるってところということになるのでしょう。

ぶっちゃけ、こんなもの「同盟」と呼ぶ方がおかしいですけどね。同盟とは戦うために組むわけで、どうして常に誰かを敵視して暮らさないとならないのか。むしろこの枠組みがあるからこそ、敵が必要だったというだけの話。トルーマンというまったく適格でない男が大統領となった時から始まった、愚かで惨めな72年だ。

 

■ 参考記事

フリンの行く末とコミンテルン

 


 


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『中米は独立国同士の外交風景』 (ローレライ)
2017-11-09 11:48:38
『中米は独立国同士の外交風景』習近平主席、トランプ米大統領の歓迎式を開催。習近平国家主席は9日午前9時頃、人民大会堂東門外の広場でトランプ米大統領の歓迎式を行い、その後トランプ大統領と会談を行った。「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月9日japanese.china.org.cn/politics/txt/2017-11/09/content_50055748_19.htmから☆

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Unknown (つちぐも)
2017-11-09 13:28:19
そのへんの大国と小国の関係。
「風の谷のナウシカ」で詳しく描かれていましたね。
返信する

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