昨日あたり出て来たニュース。5年経ってわかったというより、とりあえず検証しつついつ出そうかと思ってた出来事って感じじゃないですかね。
福島原発事故、原子炉に届いた冷却水は「ほぼゼロ」だったと判明
事故から5年半が経って分かった
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52931
これはつまり、配管だったってことなんでしょうか? 配管だと言うと全部の原発に及び、地震地帯でそれを対策するのは難しすぎる話だ、だとすると他を稼働させられない、まずい、じゃあ違うネタで、という流れでしょうか。わかりません。
いずれにしても、あの注水ドラマはドラマだったとはいえそう。
と、原発がらみでは、去年できた「『知事抹殺』の真実」という映画が自主上映されていて、この秋は東京、大阪、京都で上映される予定。タイミングを見つけて見に行こうと思っている。
映画「『知事抹殺』の真実」が描く国策捜査と報道の“闇”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/191719/1
5期18年務めた福島県の佐藤栄佐久元知事(77)が「謎の収賄事件」で突然、政治生命を絶たれてから10年。“冤罪”まがいの「収賄額0円」という前代未聞の有罪判決が確定しているが、なぜ佐藤がつぶされたのか。ドキュメンタリー映画「『知事抹殺』の真実」(安孫子亘監督)が11月中旬、福島県を皮切りに全国で上映される。
映画のスケジュールはこちら。
http://eisaku-movie.jp/theater/
で、なんというか、原発の問題に多くの人が興味を持ったのは言うまでもなく311なんだけど、探れば探るほどこの話はもっとずっと根が深くて深くて、困惑以外にないような話なんだわなぁとしみじみ思う。メディアなる業界が実に恐ろしい役割を果たしていることもキーでしょうね。
佐藤元知事が原子力行政に疑問を持ちつついた頃に、一方中央の官僚機構ではいわゆる「19兆円の請求書」なるクーデーターまがいの出来事が起こっていた、というのはもっと知られていいでしょうね。そしてその傍らが、小泉政権があって、そして何か収集するかのように安倍政権が来るんだし。
ここで書いた話。
ネトウヨ妄想派から大人のネトウヨへ
で、この動画の一部が上手に説明している。
前半 東芝崩落の道程と進むべき道 山岡淳一郎 ×飯田哲也
飯田さんのお話は概ね納得できるのだが、原発は世界的に退潮傾向にあるというこれらリベラル派が言っていることは、私が知る限り必ずしも本当ではない。西側で退潮というのは部分的にはほんとうだし、電気つくる燃料が多角化したことも本当。しかし、しかし完全な撤退傾向かというとどうなんだろう・・・ってところがある。
ここらへんがなぁ。なんでリベラル派はここらへんで嘘を混ぜてくるのかが私にはまったく謎。
日本という環境からすると絶望的に不適切なエネルギー資源だ、で何がいかんのやろか? なんで、世界がどうしたこうした、だから、を混ぜてくるのか。ここが謎なんですよ。
たいていのブロガーとかうそんこジャーナリストはよく分かってないからそう書いていると思うが(ある種の希望を込めて)、飯田さんなんかは明らかに理解していて嘘、控えめに言っても限りなく嘘に近いごまかしを混ぜていると思う。頭っから批判したいのではなくて、私は何故なのかを知りたい。
対して、今度は右派は右派で、日本の原発世界一~みたいな頭がパーなことを言う。
どうしてこんな状況なのだろうか。これをどうにか直さないといずれにしても検討しないとならない日本に今ある原発の問題を対話できんと思うのやけど、どない思わはります?というところ。不思議だ、ほんと。
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何を意味しているのか・・
2011年を思い出して下さい。
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第二次朝鮮戦争(仮称)アクシデントに関わりたくない自民安部総理・・・
それが本音かもしれない。