感覚的にはJ2降格後に初めてシーズン中の積み上げを感じています。
降格直後の10〜12年は選手層によって相手を寄り切っていたものの夏場を乗り越えられず失速。
以降は選手層で他チームを凌駕できずに迷走。他所ではそれなりの実績を挙げていた各指揮官も各々の戦術を落とし込むことができずに低空飛行を続けていました。
今季の小林監督についても自分は懐古的な見方でスタートしています。
口で何と言おうともピッチでのパフォーマンスで表現できなければ過去の指揮官と結局は同じだと。
2節山形戦で初観戦しましたが、前半は素晴らしい出来だったと記憶してます。後半に相手の個人技でやられて敗戦となりましたが、その口で語っていた片鱗を小林監督は表現していたように感じました。
ただ結果が出ない。よいサッカーをしていても一瞬の隙で負けを喰らう。でも期待は出来る。。。
というところで冷や水を浴びたのが9節アウェー藤枝戦。正直、あぁ結局こういう試合をやっちゃうのか。。。
その後20節アウェー水戸戦でもやらかしますが、そういうゲームは以前に比べると格段に少なくなった気がします。
以前から上位相手には奮闘するも下位には「え〜」というゲームをしていました。
そんな状況で迎えた熊本戦。直近2試合は前半で3得点でゲームを支配できておりましたが、リーグ戦で苦しむ熊本を相手に圧倒するも0−0で前半を終えます。
千葉を長く見ている人は誰もが描くデジャブー、ワンチャンスを決められる、そんな未来予想図。
非常に泥臭いゴールでしたが、高木のクロスを相手キーパーが弾いたところを呉屋が拾って米倉がねじ込む、という形で決勝点を取りました。
チームは1試合では変わるわけでなく、33試合掛かってようやく勝つべき相手に勝つというタスクをもぎ取りました。これまでは33節だと終わりの始まりのような空気でしたが、今年はまだ道の途中という感じです。次節は秋田というイヤな相手ではありますが、なんとか後押しをしたいと思います。