かまくらdeたんか   鹿取 未放

「かりん」鎌倉支部による渡辺松男の歌・馬場あき子の外国詠などの鑑賞

 

ブログ版 馬場あき子の外国詠305(トルコ)

2018年03月11日 | 短歌一首鑑賞
 ブログ版馬場あき子の外国詠41(2011年7月実施)
   【風の松の香】『飛種』(1996年刊)P136~
   参加者:K・I、N・I、井上久美子、崎尾廣子、曽我亮子、藤本満須子、
        T・H、渡部慧子、鹿取未放
   レポーター:T・H    司会と記録:鹿取未放

305 潑溂とたのしむ心湧きてゐるわれとかがやくマロニエの実と

     (まとめ)
 マロニエはギリシャやブルガリア原産で、もちろんトルコにはある。マロニエの実が陽光に輝いているのを見ているとうきうきしてきた。マロニエの実によって異郷にある心弾みの実感が伝わってくる。

日本ではセイヨウトチノキなどと呼ばれて公園や並木に植えられている。ピンクと白があり、実は栗ほどではないがいがいががあり、剥くと栗に似た実が入っている。しかしそのままでは食べられない。日本のトチの実もトリモチになるがあく抜きに大変な手間と日数がかかるそうだ。(鹿取)

     


          (おまけ)


                       


 写真は近所の地区センターのマロニエ(じつはベニバナトチノキ)

 日本でマロニエと呼んでいるものはじつはベニバナトチノキで、パリのシャンゼリゼ通りの並木のマロニエとは違うものらしい。

 マロニエはセイヨウトチノキのことで、銀座のマロニエ通りに植えられているのはベニバナトチノキとトチノキであって、厳密にはマロニエ通りにマロニエは無いらしい。

 でも、パリのシャンゼリゼ通りの並木にはマロニエの他にベニバナトチノキも混じっているらしいからややこしい。パリではこのマロニエで花粉症になる人もいるとか。

 「ねいじゅ」という別のブログで、写真を挙げてもう少し詳しく説明しています。興味のある方は、どうぞ。
   https://ameblo.jp/fuuboku-kamakura/entry-12268945928.html




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