日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

6本塁打&16得点でオランダに圧勝!山本JAPAN決勝ラウンド一番乗りを果たす!

2013年03月11日 | Sports

2013ワールド・ベースボール・クラシックの東京ラウンド2回戦「日本代表VSオランダ代表」が10日、東京ドームで行われました。8日の初戦では4時間37分に渡る死闘の末台湾代表に逆転勝利し、準決勝進出&アメリカ行きに大きく近づいた侍JAPAN。「準決勝進出決定戦」の対戦相手であるオランダは、1次ラウンドで韓国、2次ラウンド1回戦でキューバを撃破。アメリカへの切符を掴むためにも勝たなければいけない戦いでしたが、侍JAPAN打線が初回から大爆発しました!


スタメンはこちら
  日本代表        オランダ代表
1(二)鳥谷 敬      (遊)シモンズ
2(指)井端弘和     (二)スコープ
3(右)内川聖一     (中)バーナディナ
4(捕)阿部慎之助    (右)バレンティン
5(中)糸井嘉男     (指)ジョーンズ
6(遊)坂本勇人     (一)スミス
7(左)中田 翔      (三)ボーハールツ
8(一)稲葉篤紀     (左)サムス
9(三)松田宣浩     (捕)リカルド
 (投)前田健太     (投)コルデマンス
日本はこの試合、鳥谷が1番セカンド、井端が2番DHに入り、松田が2試合ぶりに先発復帰を果たしました。対するオランダは、セリーグ2年連続本塁打王のバレンティンが4番、メジャー通算434本塁打の実績を持ち、楽天に入団したジョーンズが5番で先発出場。先発ピッチャーは、日本が前田健太、オランダはベテランのコルデマンスでした。


準決勝一番乗りをかけた試合は、開始直後に動きました。日本は1回、先頭の鳥谷がオランダ先発・コルデマンスの2球目・ストレートを振り抜き、ライトへの大きな当たりはそのままスタンド一直線!先頭打者本塁打が飛び出し、日本が幸先良く1点を先制。この後、井端の四球、糸井が相手のエラーで出塁し、2死1,2塁と追加点のチャンスを迎えましたが、坂本が遊撃ゴロに倒れ、2者残塁で1点止まり。
2回、1死から稲葉がライト前ヒットを放って出塁すると、1死1塁で松田が初球をフルスイング!レフトへの完璧な打球は、スタンド上段へ突き刺さる特大2ラン本塁打!3-0とリードを拡げると、鳥谷の2塁打、井端が四球を選び、ランナー2人を置いたところで、内川がコルデマンスの2球目のチェンジアップを捉え、センターへ舞い上がった打球はバックスクリーン左に飛び込む3ラン本塁打!この回は2本のホームランで5点を奪い、6-0と序盤から大量リード。
日本の勢いは3回以降も止まりません。3回には稲葉がオランダ2番手・スタウフベルヘンの9球目の変化球を上手く合わせ、ライトスタンド中段へ吸い込まれるソロ本塁打で7点目。4回には1死から内川が相手のエラーで出塁し、阿部のライト前ヒットで1,3塁とさらなる追加点のチャンス。この場面で糸井が初球をジャストミート!ライトスタンド上段への特大3ラン本塁打を放ち、さらに3点追加。日本は4回までに5本のホームランが生まれ、10-0と早くも得点が2ケタ到達。5回には2死1,3塁で阿部がオランダ3番手・ヘイエスタクの変化球を叩きつけ、ライト線を破るタイムリー2塁打で11点目が入りました。
日本の先発・前田は、初回にわずか11球でオランダ上位打線を3者凡退に打ち取り、2回にはバレンティンとジョーンズから三振を奪うなど、3つのアウトを全て三振で斬って取ります。3回以降もオランダ打線を寄せ付けず、3~5回まで3イニング連続で3者凡退に抑え、5回1安打無失点と完璧なピッチングを披露しました。
6回、日本は1死から中田がライト前へのポテンヒットで出塁した後、2死1塁で松田が低めのストレートを打ち返し、左中間フェンス直撃のタイムリー2塁打。1塁から中田が生還して12点目を奪う。その裏、前田に代わって2番手で登板した内海哲也が、サムスに四球、シモンズにヒットを打たれ、バーナディナに死球を与えて満塁のピンチを背負います。なんとか1点を返したいオランダは、バレンティンが内海の初球を振り抜き、日本中堅手・糸井の頭上を越える2塁打。満塁の走者が全員生還し、3点を返します。なおも2死2塁でジョーンズが日本3番手・山口鉄也からレフト前タイムリーを放ち、2塁からバレンティンがホームイン。打ったジョーンズは1,2塁間で挟殺。オランダは2死満塁から主軸2人の連続タイムリーで4点を返しました。
8点差とされた日本は7回、井端と阿部のヒット、糸井の死球で1死満塁とまたもや追加点のチャンスを作り、坂本がオランダ4番手・ファンドリールの4球目のストレートを振り抜き、打球は左中間へ大きく伸びてスタンドイン!ダメ押しの満塁本塁打が飛び出し、日本が4点追加で16-4と突き放します。7回裏、涌井秀章が1死から連続ヒットを浴びて2人の走者を出しましたが、途中出場・ノエイを見逃し三振、シモンズを2塁ライナーに打ち取り3アウト。7回以降10点差以上がついたため、大会規定に則ってコールドゲーム成立。日本が大差の圧勝で2次ラウンド2連勝、決勝ラウンド進出を決めました。


試合結果 ワールドベースボールクラシック 2013/03/10(日)
オランダ-日本 1回戦 (日本1勝、東京ドーム、19:13、37745人)
JPN 151 311 4   16
NED 000 004 0   4
(7回コールド)
【投手】
(日本)前田健、内海、山口、涌井-阿部
(オランダ)コルデマンス、スタウフベルヘン、ヘエイステク、ファンドリール、バレンティナ-リカルド、ノエイ
【責任投手】
(勝)前田健2試合2勝
(敗)コルデマンス2試合1勝1敗
【本塁打】
(日本)鳥谷1号ソロ(1回、コルデマンス)、松田1号2ラン(2回、コルデマンス)、内川1号3ラン(2回、コルデマンス)
    稲葉1号ソロ(3回、スタウフベルヘン)、糸井1号3ラン(4回、スタウフベルヘン)、坂本1号満塁(7回、ファンドリール)


WBC開幕から4試合ホームランが無かった侍JAPANに、待望のチーム初本塁打が出ました!しかもWBC最多タイ記録となる1試合6本塁打ですよ!鳥谷選手の先頭打者本塁打を皮切りに一発攻勢が始まり、2回には松田選手と内川選手の「ホークスコンビ」が揃って一発を放ち、その後も稲葉選手、糸井選手、最後に坂本選手がトドメのグランドスラムが生まれました。サッカーの本田圭佑選手じゃないけど、ケチャップのようにドバドバ出ましたね~。試合の方も7回まで毎回の16得点を奪い、16-4の7回コールドでオランダに大勝。ファンや視聴者をやきもきさせるような試合が今まで続いたけど、初めてスッキリするような試合を見たと思います。
侍打線は先発全員安打となる17安打で、2安打以上の選手が7人もいました。1番でスタメン出場した鳥谷選手は、台湾戦まで無安打と全く当たっていませんでしたが、今大会初ヒットがまさかの先頭打者ホームラン。次の打席ではレフトへの2塁打を放ち、この試合2安打のマルチヒット。好調の井端選手は3打数2安打をマークし、5打席中4度出塁しました。阿部選手は3打席連続ヒットの猛打賞、5回にはタイムリー2塁打を放ちました。2安打3打点の糸井選手、4回に放った特大アーチは、打った瞬間にホームランとわかるような当たりで、ライトを守っていたバレンティンが一歩も動けませんでした。2試合ぶりのスタメンだった松田選手は、最初の打席で2ラン本塁打、4打席目にタイムリー2塁打を打ち、2安打3打点の活躍で勝利に貢献しました。
投手陣では、先発の前田健太投手が前回の中国戦に続いて素晴らしいピッチングを披露。5回まで16人の打者に対して66球を投じ、強力なオランダ打線から9個の三振を奪いました。低めの変化球とストレートがよく決まり、バレンティンから2連続三振を奪い、ジョーンズに対しても2奪三振。許したランナーは2回に浴びたスミスのセンター前ヒット1本のみで、四死球は1個も与えませんでした。2試合連続無失点の好投を見せた前田投手こそ、侍JAPANのエースと言えるでしょう。
敗れたオランダは、出てくる投手陣が軒並み打たれ、先発のコルデマンス投手は3本のホームランを浴びて6失点を喫し2回途中でKO。2番手のスタウフベルヘン投手も4失点と奮わず。一部情報によると、スタウフベルヘン投手は試合前日に足首を痛めていたそうです。打線の方は6回にバレンティンが内海選手から走者一掃のタイムリー2塁打、ジョーンズもレフト前タイムリーと気を吐きました。11日の敗者復活戦ではキューバ代表と再戦しますが、非常に厳しい戦いとなりそう。

台湾とオランダを破り、アメリカ・サンフランシスコで開催される決勝ラウンドに一番乗りを決めた侍JAPAN。12日の順位決定戦では、「キューバVSオランダ」の勝者と対戦します。「弱そう」とか「期待できない」、「大丈夫なの?」と言われながらも、なんだかんだでベスト4まで勝ち進んでますね…。1次ラウンドでは2位通過だったけど、東京ラウンドでは1位で通過してほしい!



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