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暑すぎてつらい。

村神様が決めた!侍JAPAN、メキシコに大逆転サヨナラ勝利で14年ぶりの決勝進出!

2023年03月21日 | Sports

野球世界一決定戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023」の準決勝「日本VSメキシコ」戦が、日本時間21日にアメリカ・マイアミの「ローンデポ・パーク」で行われました。ここまで5戦全勝で勝ち進んで来た侍JAPAN、14年ぶりのWBC決勝進出をかけた一戦は、劇的な結末となりました!


スタメンはこちら
   【日本】
1(中)ヌートバー
2(右)近藤健介
3(指)大谷翔平
4(左)吉田正尚
5(三)村上宗隆
6(一)岡本和真
7(二)山田哲人
8(遊)源田壮亮
9(捕)中村悠平
 (投)佐々木朗希

   【メキシコ】
1(左)アロザレーナ
2(右)ベルドゥーゴ
3(一)メネセス
4(指)テレス
5(三)パレデス
6(二)L・ウリアス
7(遊)トレホ
8(中)トーマス
9(捕)バーンズ
 (投)サンドバル



準決勝の先発投手を託された佐々木は、初回にメキシコの先頭打者・アロザレーナを163キロのストレートで空振り三振を奪うなど、3者凡退の好投を見せる。2回にはウリアスにピッチャー返しを受けるなど、2本のヒットで1死1,2塁のピンチを迎えたが、トレホを遊撃ゴロ併殺打に打ち取り無失点に抑えます。
先制点が欲しい日本打線ですが、メキシコ先発・サンドバルの前に苦戦。初回は3者連続三振、2回は吉田がヒットで出塁するも、村上三線、岡本も併殺打に倒れる。3回も3者凡退に終わります。
0-0で迎えた4回、佐々木が2死からテレスとパレデスに連打を浴びて1,2塁のピンチを背負うと、ウリアスに2球目のフォークを狙われ、レフトスタンドへの本塁打を被弾。3連打で3点を失った。
反撃したい日本は、4回裏に近藤と吉田のヒットで2死1,3塁のチャンスを作るが、村上が見逃し三振に倒れて2者残塁。5回、先頭の岡本がサンドバルの2球目を捉え、レフトへ大きな打球を放ってホームランかと思いきや、フェンス手前でメキシコ左翼手・アロザレーナのジャンピングキャッチに阻まれる。この後、山田のヒットと2つの四球で2死満塁。近藤が初球をレフトへ打ち返すもまたもアロザレーナに阻まれて3アウト。6回も2死満塁のチャンスだったが、源田が倒れてまたも3者残塁。2イニング続けて満塁で得点を挙げられません。
3点ビハインドの7回表、5回から2番手で登板している山本由伸が1死から四球の走者を出した後、トーマスを空振り三振→キャッチャー・甲斐拓也が2塁に投げるが、メキシコの1塁走者が遊撃手・源田のタッチをかわして盗塁成功かと思われたが、日本側がチャレンジを要求。リプレー検証の結果、判定はアウトに。三振ゲッツーで0点。
7回裏、日本は近藤のヒット、大谷の四球で2死1,2塁の場面で、吉田がメキシコ3番手・ロメロの5球目を振り抜く。ライトポール際へ高く舞い上がった打球は、ポールに当たってホームラン!4番の起死回生の3ラン本塁打が生まれ、3-3の同点に!
流れは日本に傾くかと思われた8回表、山本が1死2塁からベルトゥーゴに初球を左中間へ弾き返され、タイムリー2塁打で勝ち越し点を献上。さらに2死2,3塁で3番手・湯浅京己がパレデスにレフト前タイムリーを打たれて追加点を与えてしまう。
3-5と2点差とされた日本は、8回裏に1死2,3塁で甲斐の代打・ 山川穂高がレフトへの犠牲フライを放ち1点を返す。ヌートバー四球で2死1,2塁と同点または逆転のチャンスだったが、近藤は三球三振に倒れて2者残塁・・・。
1点差で迎えた9回裏、先頭の大谷がメキシコの6番手・ガイエゴスの初球を叩き、右中間を破る2塁打で出塁!ヒットが出れば同点、ホームランならサヨナラの場面で、前の打席で3ラン本塁打を放った吉田は四球を選ぶ。ここで日本は、1塁走者・吉田→代走に周東佑京。長打が出れば、俊足の周東でも生還できる。無死1,2塁となり、ここまで当たりのない村上が3球目を狙い撃ち!センター方向に上がった打球は、中堅手の頭上を越えてフェンス直撃!2塁走者・大谷、さらに1塁から周東がホームイン!村上のタイムリー2塁打で、日本が6-5とメキシコに逆転サヨナラ勝利を挙げました!



WBC 準決勝 2023年3月21日
日本ーメキシコ ローンデポ・パーク
MEX|000 300 020 |5
JPN|000 000 312x|6
勝:[日] 大勢  1勝
敗;[メ]ガイエゴス(1敗2S)
【本】ウリアス1号、吉田 2号


侍ジャパン、14年ぶりのWBC決勝進出!先発の佐々木投手が3ラン本塁打を浴び、打線も再三得点圏に走者を置きながらも、6回まで無得点に抑えられましたが、7回に吉田選手の一発で一旦は同点。再びリードを許した後、9回に村上選手の2点タイムリー2塁打で大逆転!8回裏に1点差に詰め寄った後、近藤選手が三振に倒れた時は「これで終わりかも」と思いましたが、凄い幕切れとなりましたねぇ。
メキシコはサンドバル投手が素晴らしいピッチングをしたし、アロザレーナ選手の守備も凄かった。ウリアス選手の一発といい、メジャーリーガーの実力を見せつけてきました。さすがは1次ラウンドで優勝候補のアメリカに勝っただけに、手ごわいチームでした。

この日の投手陣は、佐々木投手は4回まで投げて被安打5・3奪三振・3失点。アメリカでの初登板で、いきなり160キロ台を連発し、3回までの投球は悪くなかったんですが、4回のウリアス選手に高めのフォークを痛打されました。切り抜ければ5回以降も続投できただけに、あの一発は悔やまれる。
5回から2番手で登板した山本投手は、3イニング目までノーヒットに抑えていましたが、4イニング目の8回に3本のヒットを浴びて2失点。9回に4番手で登板した大勢投手は、12球でメキシコ打線を0点に抑え、その裏に日本が逆転したので勝ち投手になりました。決勝でも登板可能なので、胴上げ投手になれる可能性があるでしょう。

打線の方は、4番の吉田選手が3安打の猛打賞。メキシコ先発のサンドバル投手から2安打を打つと、7回には低めの球を片手一本でライトへ持って行き、準々決勝のイタリア戦から2試合連続となる3ラン本塁打を放ちました。吉田選手は今大会13打点目をマークし、大会最多打点の記録を更新しました。もし日本が優勝すれば、MVPに選ばれるんじゃないかと思います。
サヨナラタイムリーを放った村上選手は、第3打席まで全て三振を喫し、7回の4打席目は3塁フライと全く良い所なし。それでも最後の打席で「村神様」が降臨しました。あの場面で勝負を決める精神力は凄いし、栗山監督もよく我慢して使い続けたなって思いました。そんな村上選手は、チェコ戦から4試合連続ヒットです。

日本代表は22日の決勝戦でアメリカと対戦します。アメリカは準々決勝でベネズエラに7-5と競り勝ち、準決勝はキューバに14-2と圧勝しています。準決勝はメキシコの応援団が多かったけど、決勝は完全アウェーの中で戦わなければなりません。決勝の先発ピッチャーは、左腕の今永昇太投手が務めます。今永投手がしっかり抑えた後は、細かい継投を行い、展開次第ではダルビッシュ投手も登板か?まさか「大谷投手」もある?
いよいよ泣いても笑ってもあと1試合。メキシコ戦のサヨナラ勝ちの勢いをそのままに、強敵・アメリカも倒して世界一を勝ち取ってほしい!



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