日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

12年ぶりの天覧競馬で芝2000mの世界レコード!イクイノックス秋天連覇でGⅠ5勝目!

2023年10月29日 | 競馬

秋の最強古馬決定戦「第168回天皇賞(秋)」(GⅠ・芝2000m 11頭立て)が29日、東京競馬場で行われました。今年の秋の天皇賞は「競馬法100周年記念競走」として行われ、天皇・皇后両陛下も観戦されました。令和初の天覧競馬は、「ロンジンワールドベストホースランキング」1位の⑦イクイノックス、2022年日本ダービー馬③ドウデュース、春の天皇賞馬⑥ジャスティンパレス、大阪杯の勝ち馬⑪ジャックドール、札幌記念圧勝の⑨プログノーシス、無冠返上を目指す④ダノンベルーガ、⑤ガイアフォース、⑧ヒシイグアスなどが参戦しました。


単勝オッズは、イクイノックスが断然の1番人気(1.3倍)、2番人気ドウデュース(4.3倍)。3番人気以降はプログノーシス、ダノンベルーガ、ジャックドール、ジャスティンパレスと続きました。


1コーナー奥ポケットでのスタートで、ドウデュース、イクイノックス、①ノースブリッジが良い飛び出しを見せる。先行争いでガイアフォースとジャックドールの2頭が前に出て、ジャックドールがレースを引っ張る。イクイノックスは早め3番手から!ドウデュースは6番手を追走し、ダノンベルーガとジャスティンパレスは後方から、プログノーシスは最後方。
向正面に入り、ジャックドール先頭、ガイアフォース2番手、3番手の位置にイクイノックスが控える。その後ろの4番手グループにはノースブリッジ、ヒシイグアス、ドウデュースの3頭が並ぶ。ドウデュはイクイノをマークする作戦だ。7番手集団は②エヒト・⑪アドマイヤハダル・ダノンベルーガの3頭。後方には10番手ジャスティンパレス、11番手にプログノーシス。
3コーナーを通過して、先頭のジャックは前半1000mを57秒7で通過!ハイペースの展開に場内がどよめく。3,4コーナー中間で、ジャックとガイアが軽快に逃げ、イクイノはまだ3番手、4番手イグアス、5番手のドウデュはどこで仕掛けるか?ダノベル7番手、ハダルは外に持ち出し、ノーシスとジャスパレはまだ後方だ。
4コーナーを回り、勝負は最後の直線コースへ。残り400mのところでガイアフォースがジャックドールをかわすが、外からイクイノックスが持ったままガイアを抜いて先頭に躍り出る。3番手からドウデュース、真ん中からダノンベルーガ、さらにプログノーシスとジャスティンパレスも追い込んでくる。残り200mでイクイノが完全に抜け出し、ドウデュは後退。ラスト100mでジャスパレが2番手に上がり、イクイノとの差を縮めにかかる。しかし、イクイノックスが余裕でFINISH!世界最強・イクイノックスが秋の天皇賞2連覇達成!そしてGⅠ5連勝です!


【天皇賞・秋 全着順】
1着⑦イクイノックス    1分55秒2
2着⑥ジャスティンパレス   2馬身1/2
3着⑨プログノーシス     1馬身1/4
4着④ダノンベルーガ     アタマ差
5着⑤ガイアフォース     2馬身1/2
6着⑪アドマイヤハダル
7着③ドウデュース 
8着②エヒト 
9着⑧ヒシイグアス
10着①ノースブリッジ
11着⑪ジャックドール

【払戻金】
単勝 ⑦ 130円
複勝 ⑦ 110円  ⑥ 340円  ⑨ 200円
枠連 6⃣-6⃣ 1,250円
馬連 ⑥-⑦ 1,330円
馬単 ⑦-⑥ 1,500円
ワイド ⑥-⑦ 550円  ⑦-⑨ 280円  ⑥-⑨ 1,650円
3連複 ⑥-⑦-⑨ 2,180円
3連単 ⑦-⑥-⑨ 6,960円


12年ぶりの天覧競馬で、イクイノックスが世界ランク1位の実力を大いに発揮!残り400mで先頭に立つと、ほぼムチ1発入れただけで後続を突き放し、2着に2馬身半差の完勝で天皇賞2連覇を果たしました。このレースで2連覇したのは、シンボリクリスエス、アーモンドアイに次いで史上3頭目です。
勝ちタイム1分55秒2は、2011年の秋天で記録したトーセンジョーダンの1分56秒1を0.9秒上回るJRAレコード。それどころか、芝2000mの世界新記録を更新してみせました!(従来の記録:1999年 クリスタルハウス 1分55秒4@チリ )イクイノのタイムを破ったり、迫ったりする馬はこの先現れないでしょうねぇ。

2着にはジャスティンパレスが入り、3着にはプログノーシス。ジャスパレとノーシスは向正面では後方にいましたが、最後の直線で追い上げてきました。特にジャスパレは春の天皇賞馬の意地を見せたと思います。悲願のGⅠ制覇を狙ったダノンベルーガは4着。
2番人気のドウデュースは7着に沈みました。左前肢跛行明け、京都記念から8か月ぶりの実戦でしたが、武豊騎手が5R終了後の検量室前で馬に蹴られて負傷。急遽戸崎圭太騎手に乗り替わり。レースではイクイノックスの後ろにつけていましたが、ハイペースについて行けず直線でバテてしまいました。11月のジャパンカップで巻き返せるでしょうか。

秋天連覇のイクイノックスは、これでGⅠ競走5連勝。クリストフ・ルメール騎手は秋の天皇賞5勝目。今年の春もジャスティンパレスとのコンビで勝っていて、春秋合わせると通算8勝目!こりゃ凄すぎる。
イクイノックスの現在のレーティングは129ポンドなんですが、今回レコード勝ちで圧勝したから、レーティングが「130ポンド台」に上がると思います。現状維持じゃおかしいでしょう。
今後の状態が良ければ、次走はジャパンカップに向かう予定。JCでは三冠牝馬のリバティアイランドとの直接対決が実現するかもしれません!?今の勢いならJCも有馬も楽勝して「秋の古馬三冠」も行けるでしょう。イクイノックスのGⅠ連勝はどこまで続くかも楽しみでもあり、その馬をGⅠの舞台で負かす馬が出てきてほしいですね。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未勝利戦から怒涛の5連勝!ドゥレッツァがダービー馬&皐月賞馬を撃破し、ラスト1冠奪取!

2023年10月22日 | 競馬

2023年3歳牡馬クラシックの最終戦・第84回菊花賞(GⅠ・芝3000m 17頭立て)が22日、京都競馬場で行われました。3年ぶりの京都開催となる今年は、皐月賞馬⑭ソールオリエンスとダービー馬⑦タスティエーラが共に参戦。皐月賞馬VSダービー馬の対決は実に23年ぶりだそうで。2強以外では、祖父・ディープインパクト、父・サトノダイヤモンドに続く親子3代菊花賞制覇に挑む⑪サトノグランツ、ダービー3着⑫ハーツコンチェルト、⑮ファントムシーフ、4連勝中の上がり馬⑰ドゥレッツァ、神戸新聞杯2着⑧サヴォーナ、札幌記念2着①トップナイフなどが参戦しました。



単勝オッズは、1番人気ソールオリエンス(2.7倍)、2番人気タスティエーラ(4.7倍)、3番人気サトノグランツ(5.0倍)、4番人気ドゥレッツァ(7.3倍)、5番人気ハーツコンチェルト(9.3倍)までが10倍以下でした。

スタートでトップナイフと⑩マイネルラウレアが出遅れ。1周目3コーナーに向かっての先行争いで、⑤パクスオトマニカが先頭に立ち、⑥リビアングラスが2番手を追走するが、ドゥレッツァが3番手から一気に先頭を奪った。4,5番手に④ダノントルネードとファントムシーフが並び、その後ろの6番手にハーツコンチェルトが控え、7番手⑨ノッキングポイント、8番手タスティエーラ、9番手⑯ショウナンバシット、10番手③シーズンリッチ。11番手サトノグランツ、ソールオリエンスは11番手につけ、13番手サヴォーナ、14番手⑬ナイトインロンドン、15番手マイネルラウレア、16番手②ウインオーディン、最後方にトップナイフ。
最初のスタンド前に差し掛かり、先頭のドゥレッツァは1000mを60秒4で通過。ハーツコンチェルト4番手、ファントムシーフ6番手、タスティエーラは9番手、サトノグランツとソールオリエンスは中団追走でゴール板を過ぎて行った。
1コーナーのところで、タスティとオリエンスとグランツの3頭が接近し、最後方にいたナイフがポジションを押し上げていく。向正面に入ってすぐに、先頭はドゥレからオトマニカに交代。リビアン3番手、4番手ダノトル、ハーコン5番手。6番手集団にはノッキング・ファンシー・ナイフの3頭が固まり、サヴォーナが中団から早仕掛け。10番手グループにはバシット・タスティ・ナイトイン・リッチがいて、オリエンスは14番手、グランツも15番手に下がる。後方はラウレアとウインオーが並んでいる。
2度目の外回り3コーナーに突入し、下り坂でオトマニカとリビアンの2頭が先頭を争い、ドゥレ・ナイフ・サヴォーナの3頭が3番手集団を形成。ハーコンとファンシーは中団より前の位置。中団では外に出したオリエンスがタスティより先に動く。後方からグランツとウインオーも捲って来た。
17頭が4コーナーを回り、最後の直線コースへ!先頭はリビアングラスだが、盛り返したドゥレッツァが並びかける。後続勢は馬場の真ん中からタスティエーラ、外からサヴォーナ、ファントムシーフ、ソールオリエンス、ウインオーディンと横に拡がる。残り200mでドゥレが抜け出すと、タスティが2番手に上がり、大外からオリエンスも猛追。しかし、残り100mでドゥレッツァがタスティエーラを突き放し、そのまま先頭でゴールイン!タスティエーラは2着、ソールオリエンスは3番手争い。



【菊花賞 全着順】
1着⑰ドゥレッツァ C.ルメール
2着⑦タスティエーラ J.モレイラ
3着⑭ソールオリエンス 横山武史
4着⑥リビアングラス 坂井瑠星
5着⑧サヴォーナ 池添謙一
6着⑫ハーツコンチェルト 松山弘平
7着⑩マイネルラウレア 岩田望来
8着⑬ナイトインロンドン 和田竜二
9着⑮ファントムシーフ 武豊
10着⑪サトノグランツ 川田将雅
11着⑯ショウナンバシット M.デムーロ
12着③シーズンリッチ 角田大河
13着②ウインオーディン 三浦皇成
14着①トップナイフ 横山典弘
15着⑨ノッキングポイント 北村宏司
16着④ダノントルネード 西村淳也
17着⑤パクスオトマニカ 田辺裕信

【払戻金】
単勝 ⑰ 730円
複勝 ⑰ 210円  ⑦ 160円  ⑭ 120円
枠連 4⃣-8⃣ 1,050円
馬連 ⑦-⑰ 1,980円
馬単 ⑰-⑦ 4,210円
ワイド ⑦-⑰ 660円  ⑭-⑰ 400円  ⑦-⑭ 260円
3連複 ⑦-⑭-⑰ 1,570円
3連単 ⑰-⑦-⑭ 12,380円


皐月賞馬・ソールオリエンスとダービー馬・タスティエーラの一騎打ちかと思われた菊花賞でしたが、大外枠のドゥレッツァが2強を退けて最後の1冠を手にしました。スタート直後に先頭につけると、2度目の向正面で一旦3番手に下がりましたが、ラストの直線で再び先頭に躍り出て、2着に3馬身1/2の差をつけての圧勝を飾りました。未勝利戦から5連勝、しかも重賞初挑戦でGⅠホースとなりました。
2番人気のタスティエーラは猛追するも2着。日本ダービーからの直行で不安もありましたが、ソールオリエンスより先着したのでダービー馬の意地は見せたと思います。1番人気で3着に終わったソールオリエンスは、タスティに1馬身半差もつけられ、勝ち馬とは5馬身差の完敗。無敗で皐月賞を勝った後、ダービー2着、セントライト記念で2着、今回3着。前走も14番枠で差をつけられて負けたから、外枠だと厳しいですね。5番人気のハーツコンチェルトは6着、史上初の親子3代菊花賞制覇に挑んだサトノグランツは伸びを欠いて10着に終わりました。
優勝したドゥレッツァは、美浦・尾関知久厩舎に所属し、父・ドゥラメンテ、母・モアザンセイクリッド。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は、菊花賞3勝目。尾関調教師はクラシック競走初勝利で、JRAのGⅠ競走勝利は2017年のスプリンターズステークスのレッドファルクス以来6年ぶりです。今年の菊花賞は関東馬が1~3着を独占、牡馬クラシックは全て関東馬が勝利という結果に終わりました。栗東勢にとっては屈辱の年ではないでしょうか。

ドゥレッツァは昨年9月の新馬戦で3着に敗れた後、11月の2戦目の未勝利戦で初勝利。ここからクラシックに向かっていくのかと思われましたが、皐月とダービーは不出走。3戦目の葉牡丹賞で2勝目を飾ると、6月のホンコンジョッキークラブトロフィー と8月の日本海ステークスで古馬を相手に勝利。未勝利から破竹の4連勝で菊花賞に挑み、先行策からの圧勝で5連勝を果たしました。大外枠から逃げの手を打ったルメール騎手の奇策がズバリはまったのもあるし、古馬に勝った経験が大きかったですね。
今年の3歳世代のドゥラメンテ産駒といえば、リバティアイランドが史上7頭目の牝馬3冠を達成しましたが、牡馬にも世代トップの馬が現れました。今までは「ソールオリエンス>タスティエーラ」でしたが、菊花賞の結果を受けて「ドゥレッツァ>タスティ≧オリエンス」といったところでしょうか。12月の香港国際競走にも登録済だそうで、香港ヴァーズなら勝てる見込みありそう。年末の有馬記念でも見たい気がするけど・・・。


来週は東京競馬場で秋の中距離王者決定戦・天皇賞(秋)が行われます。世界ランキング1位のイクイノックス、昨年のダービー馬・ドウデュース、春天覇者・ジャスティンパレス、大阪杯優勝・ジャックドール、昨年の2冠牝馬・スターズオンアース、ダノンベルーガ、札幌記念を勝ったプログノーシスなどが出走予定。イクイノックスとドウデュースが顔を合わせるのは、昨年の日本ダービー以来。イクイノが世界ランク1位の意地を見せるのか、デュースが返り討ちするか。好メンバー揃いの秋天は一体どうなる!?











  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リバティアイランド史上7頭目の牝馬3冠制覇!川田将雅はバースデーV!

2023年10月15日 | 競馬

2023年の牝馬三冠の最終戦・第28回秋華賞(GⅠ・芝2000m 18頭立て)が15日、京都競馬場で行われました。3年ぶりの京都開催となる今年は、春の桜花賞とオークスの2冠を達成した⑥リバティアイランドが、2020年のデアリングタクト以来史上7頭目の牝馬三冠制覇に挑戦しました。リバティ以外にも、ローズステークスでレコード勝ち⑦マスクトディーヴァ、紫苑ステークスで差し切り勝ち⑧モリアーナ、クイーンステークスで古馬撃破⑤ドゥーラ、オークス2着②ハーパー、桜花賞2着④コナコースト、⑮ヒップホップソウル、2冠牝馬に唯一土をつけた⑬ラヴェルなどが参戦しました。



単勝のオッズは、リバティアイランドが単勝1.1倍の圧倒的1番人気。2番人気はハーパー、3番人気マスクトディーヴァ、その後はコナコースト、ドゥーラ、ヒップホップソウル、モリアーナと続きました。

スタートで⑱エミューが少し遅れた以外は、揃った飛び出し。スタンド前の先行争いで、コナコーストと⑨ミシシッピテソーロ、ラヴェルと⑰ソレイユヴィータが先手を主張。リバティアイランドとハーパーは中団より前のポジションにつけ、ヒップホップソウルとドゥーラは11,12番手、マスクトディーヴァは13番手あたり。モリアーナは後方でゴール板を通過。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入るところで、コナコーストが単独先頭、ミシシッピテソーロ2番手、外側3番手ラヴェル、内側4番手① フェステスバント、5番手ハーパー、6番手ソレイユヴィータ、リバティアイランドは7番手を追走する。中団グループには③マラキナイア・ドゥーラ・⑫ドゥアイズ・⑯ピピオラの4頭が並んでいる。12番手⑭コンクシェル、13番手にマスクトディーヴァ、14番手モリアーナ。後方勢は15番手ヒップホップソウル、16番手⑩グランベルナデット、17番手⑪キタウィング、エミューが最後方。
内回り3コーナーに差し掛かり、コナが先頭、ミシシッピ2番手、ラヴェル3番手は変わらず。ハーパーは4番手集団の中、ドゥーラ7番手。そしてリバティは3,4コーナー中間で進出を始めると、4コーナー手前で先頭集団に追いつく。エミューとマスクトも中団まで押し上げて来た。
4コーナーを回り、リバティアイランドが早くも先頭に立ち、3冠へラストスパート!コナコーストとラヴェルが2番手を争い、最内からフェステスバント、真ん中からハーパー、後続からドゥーラが追い上げるが、リバティが突き放して独走だ!残り100mでハーパーが2番手に上がり、大外からマスクトディーヴァが追い込んできた。ゴール前でマスクトがリバティに迫ったが、リバティアイランドがそのまま先頭でゴールイン!リバティアイランド秋華賞も快勝し、牝馬3冠達成!


【秋華賞 全着順】
1着⑥リバティアイランド
2着⑦マスクトディーヴァ
3着②ハーパー
4着⑤ドゥーラ
5着⑧モリアーナ
6着③マラキナイア
7着⑱エミュー
8着④コナコースト
9着⑮ヒップホップソウル
10着⑫ドゥアイズ
11着⑬ ラヴェル
12着⑪ キタウイング
13着⑨ミシシッピテソーロ
14着⑯ピピオラ
15着⑩グランベルナデット
16着①フェステスバント
17着⑰ソレイユヴィータ
18着⑭コンクシェル

【払戻金】
単勝  ⑥ 110円
複勝  ⑥ 100円  ⑦ 230円  ② 170円
枠連  3⃣-4⃣ 390円
馬連 ⑥-⑦ 560円
馬単 ⑥-⑦ 700円
ワイド ⑥-⑦ 310円  ②-⑥ 240円  ②-⑦ 1,090円
3連複 ②-⑥-⑦ 1,210円
3連単 ⑥-⑦-② 3,240円


リバティアイランドが史上7頭目の牝馬3冠達成!京都競馬場が改修工事直前の2020年にデアリングタクトが無敗で三冠制覇を果たし、リニューアル初年度にリバティが三冠制覇って、なんか運命を感じますね。向正面では7番手を追走すると、3,4コーナーで動き始め、最後の直線に入る前に先頭に躍り出ると、ノーステッキで後続を引き離しました。残り50mあたりで流してたように見えました。オークスの時の圧勝も凄かったけど、秋華賞も強い内容でした。単勝オッズが1.1倍の数字なら「勝って当然」でしょう。
2着のマスクトディーヴァは大外から猛追し、リバティに1馬身差まで詰めました。上がり3ハロンはリバティより0.1秒も速いタイム、特にラスト1ハロンの伸び脚はすごかったです。ローズステークスをJRAレコードで勝った実力は本物でしたね。エリザベス女王杯なら上位人気になりそうだし、マイルチャンピオンシップでも見てみたいですね。3着争いはハーパーとドゥーラが並びましたが、ハーパーが先着し、ドゥーラはハナ差の4着でした。
勝ったリバティアイランドは、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズからGⅠ4連勝。鞍上の川田将雅騎手と中内田充正調教師は秋華賞初勝利。三冠ジョッキーの仲間入りを果たした川田騎手は、3歳GⅠ競走完全制覇を達成。今年だけでJRAのGⅠ4勝目を挙げ、来週の菊花賞ではサトノグランツとのコンビで秋GⅠ3連勝を狙います。

父のドゥラメンテが2015年のクラシックで2冠を達成した後に骨折して三冠の夢が絶たれ、祖母のアドマイヤグルーヴも秋華賞で2着に敗れ、同期のスティルインラヴの三冠を阻止できず。さらに曾祖母のエアグルーヴは第1回の秋華賞で大敗した後に骨折・・・。リバティアイランドはこの秋華賞で、父が果たせなかった三冠の夢を叶えたのと同時に、曾祖母と祖母の雪辱に成功しました。そういえば10月15日は、川田騎手の38歳の誕生日であると同時に、アドマイヤグルーヴの命日でしたね。
次走はまだ決まってないけど、ジャパンカップ参戦も期待されています。過去の三冠牝馬であるジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクトも秋華賞からJCに向かってるので、リバティも続くでしょうか?「イクイノックスVSリバティアイランドVSタイトルホルダーVSドウデュース」の対決が見られたら最高だなぁ。














  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソダシの妹・ママコチャが新スプリント女王に!盛岡では南関東三冠馬・ミックファイアが7連勝!

2023年10月01日 | 競馬

2023年も10月を迎えましたが、「秋はどこなの?」と思うような暑さが残っています。10月1日は中山競馬場で秋のスプリント王決定戦・第57回スプリンターズステークス(GⅠ・芝1200m 16頭立て)が行われました。2年前の覇者③ピクシーナイト、重賞6勝⑧メイケイエール、昨年の高松宮記念を勝った④ナランフレグ、昨年の2才マイル王⑫ドルチェモア、キーンランドカップを勝った①ナムラクレア、今年のサマースプリントシリーズチャンピオン⑬ジャスパークローネ、ソダシの妹⑥ママコチャ、セントウルステークスで波乱を起こした②テイエムスパーダ、ロケットスタート⑯モズメイメイ、「短距離王国」安田隆行厩舎所属⑩アグリ、芝の右回りでは強い⑩マッドクールなどが秋のスプリント王座獲りに挑みました。



注目スタートで、モズメイメイがポンと飛び出したが、ジャスパークローネが先手を奪う。テイエムスパーダが押しながら2番手に上がり、モズメイメイ3番手、マッドクール4番手。5番手グループにはナムラクレア・ママコチャ・メイケイエールの牝馬3頭が並ぶ。ピクシーナイトはその後ろの8番手を追走。9番手⑤ウインマーベル、10番手ナランフレグ、外側11番手ドルチェモア、後方勢は12番手⑦オールアットワンス、13番手アグリ、14,15番手の位置に⑮キミワクイーンと⑭エイシンスポッターが並び、⑪ジュビリーヘッドが最後方。
3,4コーナー中間を過ぎて、クローネが先頭、ママコチャが2番手に浮上、エールが大外に持ち出し、マッド最内6番手、クレアは7番手あたり。ピクシーとマーベルは中団馬群、アグリは後方4番手。
4コーナーを回って最後の直線に差し掛かり、ママコチャがジャスパークローネに並ぶが、クローネまだ頑張る。その間からマッドクールが接近。ナムラクレア4番手、メイケイエール5番手、大外からアグリが猛追するが届きそうにない。残り100mを切ってママコチャが先頭だが、内からマッドが伸びてくる。クレアも外から上がって来るが、最後はママコチャとマッドクールの2頭が並んでゴール!ナムラクレアは3番手、メイケイエールとジャスパークローネが4,5番手争い。

秋のGⅠシリーズ開幕戦は、6番人気・マッドクールと3番人気・ママコチャの2頭の叩き合いとなりましたが、早め先頭のママコチャが接戦を制しました。イン差しを狙ったマッドクールはハナ差及ばず2着。1番人気のナムラクレアは3着に終わりました。4着には4番人気のジャスパークローネ、メイケイエールは5着。ナムラクレアとメイケイエールはGⅠタイトルが遠いですなぁ。2番人気のアグリは大外猛追も7着、復活を狙ったピクシーナイトは8着でした。
秋のスプリント女王に輝いたママコチャは、5度目の重賞挑戦で初制覇。栗東・池江泰寿に所属し、父・クロフネ、母・ブチコ。マイルGⅠ3勝のアイドルホース・ソダシを姉に持っています。ブチコは現役時代にゲートを破壊する暴れっぷりを見せましたが、繁殖入り後はGⅠ馬を2頭も出す立派なお母さんになりましたね。
鞍上の川田将雅騎手は、2018年のファインニードル以来となるスプリンターズステークス2勝目。今年に入ってGⅠ3勝目の川田騎手、2週間後の秋華賞ではリバティアイランドを牝馬3冠に導けるでしょうか?池江泰寿調教師は、昨年のジャンダルムに続き、同レース2連覇を達成。馬主の金子真人ホールディングスは1999年のブラックホーク以来、24年ぶりの同レース勝利となりました。
デビュー当初からソダシの妹と言われていたママコチャは、昨年6月の1勝クラスから3連勝でオープン入り。前走の北九州記念で初めてのスプリント戦に臨み、ジャスパークローネの2着でした。重賞では上位人気になりながらも惜敗が続いてましたが、やっと勝つことができました。しかし、GⅠ制覇の喜びも束の間、姉のソダシが脚部不安により引退を発表。これからは姉の分まで活躍しないといけなくなりました。姉妹対決を一度は見たかったです。





一方、盛岡競馬場では「秋の地方3歳王者決定戦」第36回ダービーグランプリ(ダート2000m・7頭立て)が行われ、無敗で南関東クラシック3冠を達成した⑦ミックファイア(大井)が登場。ミック以外にも史上7頭目の道営3冠馬①ベルピット(門別)、ケンタッキーダービーに挑んだ⑥マンダリンヒーロー(大井)、羽田盃3着⑤サベージ(大井)などが参戦しました。
スタート後の先行争いで、ミックファイアが早くも先頭。マンダリンヒーローが2番手につけ、②ルーンファクター(岩手)3番手、③タイガーチャージ(大井)4番手。ベルピット5,6番手でゴール板を通過。
1,2コーナーを過ぎて向正面のところで、ミックファイア先頭、2番手マンダリンヒーロー、3番手タイガーチャージ、4番手ルーンファクター、5番手ベルピット、6番手④ニシケンボブ(門別)、サベージが集団から大きく離されて最後方。
3コーナーを回り、2番手のマンダリンが前のミックに並ぶ。ベルピットが3番手に上がり、タイガー4番手。最後方にいたサベージも5番手に浮上。4コーナー手前でマンダリンが前に出かけるが、ミック譲らない。ラストの直線に入ってもミックファイアとマンダリンヒーローの叩き合いが続き、ベルピットが最内3番手。残り200mでミックが盛り返して、マンダリンを突き放す。サベージが4番手に上がったが、ミックファイア先頭でゴールイン!ミックファイアこれでデビューから7連勝!

3歳ダート王者・ミックファイアが3か月ぶりのレースで完勝!3コーナーでマンダリンヒーローに並ばれ、直線でもマッチレースが続きましたが、二枚腰でマンダリンを振り落として勝負あり。慣れない長距離輸送と左回りでのレースでしたが、やっぱりミックは強かったですね。マンダリンヒーローはアメリカから帰国後、3戦連続の2着。マンダリンも力はあるんだけど、生まれた時代が悪かったとしか言えません。
ミックファイアが左回りと輸送を経験し、それで勝てたのは今後に向けて大きな収穫だと思います。12月のチャンピオンズカップ参戦も期待したくなりますね。強力な中央の古馬勢をなぎ倒すところをファンは期待しているのですが・・・。






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする