日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

女帝・ウオッカが敗れた!京都ではオウケンブルースリが復活V!

2009年10月12日 | 競馬

今週から東京競馬場と京都競馬場が開幕。日曜日は東西で天皇賞の前哨戦があり、府中は毎日王冠、京都では伝統の長距離戦・京都大賞典が行われました。毎日王冠では現役最強馬・ウオッカが登場し、京都大賞典はGI馬3頭が参戦しました。


東京競馬場のメインレース・第60回毎日王冠(GⅡ)は、秋の天皇賞連覇を目指す⑥ウオッカが秋緒戦を快勝し、天皇賞に弾みをつけられるか注目が集まりました。直前のオッズでも1.3倍の圧倒的1番人気、この期待に応えるためにも前哨戦での敗北は許されません。ウオッカの他にも、札幌記念でブエナビスタを破った⑤ヤマニンキングリー、関屋記念を制した⑦スマイルジャック、8歳馬の④カンパニー、昨年の菊花賞で3着に入り、現在連勝中の⑪ナムラクレセントなどが出走しました。
スタート前、①マッハヴェロシティがゲート内で立ち上がってしまいましたが、騎手は無事でした。ゲートが開くと同時にウオッカが好スタートを切って、早くも先頭に立ちます。2番手にナムラクレセント、ヤマニンキングリーは②アドマイヤフジと並走の3番手、スマイルジャックとカンパニーが5番手を争う。人気馬が前の方にいる一方、後方集団では⑩サンライズマックスが7番手、⑨ダイシンプランが最後方。縦長の状態で3コーナーに入る。
3,4コーナー中間付近・残り800mに入り、ウオッカはマイペースで逃げたまま先頭キープ。2番手争いはクレセント・アドマイヤフジ・キングリーの3頭がほぼ固まっている。中段では⑧メテオバーストが上昇して最後の直線へ。ウオッカはまだ馬なりで逃げているが、後ろからカンパニーが接近!残り300で武豊騎手がムチを出してラストスパート、大外から③ハイアーゲームが猛追するも届きそうにない。このままウオッカが逃げ切り勝ちかと思ったら、外に持ち出したカンパニーがゴール前でウオッカをかわして先頭でゴール!ウオッカは最後まで逃げられず2着に終わりました…。

8歳馬のカンパニーが差し切り勝ちで毎日王冠を制覇。自らの末脚でウオッカを一気に飲み干しました。重賞競走は今年2勝目で、通算でも7勝目です。ウオッカに勝って秋の天皇賞の有力候補に名乗りを挙げたカンパニー、秋天は過去3度挑戦し、2006年16着、2007年に3着、昨年は4着と2年連続で掲示板に載っています。4度目の秋天挑戦となれば、馬齢の事を考えると今年がラストチャンスになるでしょう。陣営も「今年こそ…」という気持ちでいっぱい、4度目の正直で悲願のGI制覇なるか?
秋緒戦で敗れたウオッカは、昨年と同様「逃げ」で勝負したんですが、結果はまたしても2着。最後の直線での末脚炸裂が持ち味の馬なんだから、積極的に前に行かせてはダメです。前哨戦で負けて連覇に黄色信号が点っただろうウオッカ。しかし、本番では「ここ一番」の勝負強さを発揮するだろうと思います。


毎日王冠がスタートする約10分前、京都では第44回京都大賞典(GⅡ)が行われました。今年は京都2400mに14頭が集結し、今年の春の天皇賞馬・⑩マイネルキッツ、昨年の菊花賞馬・②オウケンブルースリのGI馬が登場。そんな中、GI馬を押し退け単勝1番人気に支持されたのは、重賞未勝利馬の⑧ジャガーメイル。2400mで3勝の実績が評価されたんでしょうね。他にも③スマートギア、⑭トーホウアラン、⑦モンテクリスエスが出走しました。
横一線綺麗なスタートで始まったこのレース、まず先行争いで⑤クィーンスプマンテが先手を取るが、外から⑫テイエムプリキュアが徐々に進出し、先頭でゴール板を通過します。3番手・④コスモプラチナまでの上位3頭が牝馬が独占。⑭トーホウアランは5番手、ジャガーメイルはモンテクリスエスの後ろにつけて9番手、その隣にオウケンブルースリ、マイネルキッツ11番手、スマートギアは最後方という展開。
縦長で1,2コーナー→向正面に入り、プリキュアが独走で先頭、スプマンテは依然2番手。先頭から大きく離れたところにアラン4番手、①トーセンキャプテンが6番手、中段にはモンテ、ジャガーメイル、マイネルキッツが固まり、その後ろにオウケンブルースリが後方3番手、スマートギアはまだ最後方。外回り下り坂に入り、まだプリキュアが先頭。3番手以降は一団となり、有力馬はまだ中段の位置にいる。
最後の直線に入り、失速したプリキュアをクィーンスプマンテがかわして先頭に立つが、3番手集団との差が詰まってきた。後続からはトーホウアラン、ジャガーメイルが追い込んでくる。しかし、まだスプマンテが逃げる。残り200mで間からトーセンキャプテン、大外からブルースリが接近し、残り100mでブルースリが先頭に立ち、このまま突き放してゴールイン。最後方から伸びてきたスマートギアが2着に入りました。
オウケンブルースリが昨年の菊花賞以来約1年ぶりの勝利。1番人気のジャガーメイルは4着、2番人気・トーホウアランは8着、もう1頭のGI馬・マイネルキッツは7着に終わりました。オウケンブルースリは今年の春は脚部不安で全休、約7か月の休み明けとなった今回、復活の勝利を挙げました。思い出の京都で復活を果たしたブルースリ、牡馬のエースとして2度目のGIタイトル奪取、そしてウオッカ越えを果たせるか。

来週は京都競馬場で牝馬3冠の最終戦・秋華賞が開催。牝馬2冠のブエナビスタが史上3頭目の牝馬3冠を達成できるか?桜花・オークスで2着続きのレッドディザイア、ローズステークス優勝馬・ブロードストリートが迎え撃つ、その他ジェルミナル、ワンカラット、ミクロコスモス、ハシッテホシーノなどが出走登録しております。3冠牝馬誕生の歴史的瞬間を見逃すな!


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