日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

カレンブラックヒル距離延長も関係無し!京都大賞典は伏兵が勝利!

2012年10月09日 | 競馬

フランスでオルフェーヴルが凱旋門賞2着と大健闘した中、日本では秋の古馬GIに繋がる重要なGⅡ競走が2つもありました。7日は東京競馬場で毎日王冠、体育の日の8日は京都競馬場で京都大賞典が行われました。


まずは7日の毎日王冠から。16頭立てで争われたこのレースは、2010年ダービー馬⑬エイシンフラッシュ、デビュー4連勝でNHKマイルカップを制した④カレンブラックヒル、2011年3歳マイル王者⑮グランプリボス、⑫ストロングリターン、⑩リアルインパクトの「新旧安田記念馬」、昨年のマイルCS王者⑨エイシンアポロンのGI馬6頭が参戦。他にもエプソムカップを勝った⑯トーセンレーヴ、重賞2着3回の⑪ダノンシャーク、今年重賞2勝の②フェデラリスト、逃亡者①シルポート、マイル&中距離重賞の常連⑭スマイルジャックなどが出走してきました。
スタートでフェデラリスト、⑥ネオサクセス、スマイルジャックの3頭がタイミング合わず、シルポートがポンと飛び出して先頭に立ちます。カレンブラックヒルは2番手につけるが、グランプリボスが進出して2番手につけ、ブラックヒル3番手に控える。少し離れた4番手にリアルインパクト、5番手にトーセンレーヴ、6番手⑧タッチミーノット、ダノンシャーク7番手追走。中団グループには、ストロングリターン、⑤サンライズプリンス、⑦ジャスタウェイ、フラッシュとアポロンのエイシンコンビがいる。中団より後ろの13番手に③ダノンヨーヨー、スマイルジャック14番手、フェデラリスト15番手、ネオサクセスしんがり。
3コーナーを回ったところでかなり縦長の状態となり、シルポート単独先頭、グランプリ2番手、残り600mで先頭集団とカレンブラックヒルの差が開いている。リアル、レーヴ、シャークなどの4番手グループも必死に前を追っているが、果たして届くのか?最後の直線に差し掛かり、シルポートとグランプリボスが並び、ダノンシャークが最内に進路を取った。ブラックヒルはまだ伸びて来ない。残り200mでグランプリボスが少し前に出るが、間からシャーク、外からカレンブラックヒルが接近し、ラスト50m辺りでブラックヒルが抜け出して先頭でゴールイン!そしてジャスタウェイが大外から伸びて2着、タッチミーノットが3着に入りました。

3歳馬のカレンブラックヒルが、初めての古馬挑戦、距離延長をモノともせず毎日王冠を制して無傷の5連勝!2着も3歳馬のジャスタウェイが入り、3歳馬のワンツー決着となりました。それに比べて古馬勢は不甲斐ない結果に終わりました。リアルインパクト4着、エイシンフラッシュ9着、トーセンレーヴが11着と惨敗でした。3歳勢に上位を独占されて悔しくないんですかね~。
カレンブラックヒルは3コーナー辺りでは先頭との差があり、直線に入っても反応が鈍かったけど、残り200mで加速し、ラスト100mでグランプリボスを捕らえました。過去4戦と比べて厳しい内容でしたが、強力な古馬勢を抑えての価値ある勝利。秋初戦を制し重賞3連勝、今後の秋の天皇賞、マイルチャンピオンシップも期待できそうです。古馬GIを捕れば最優秀3歳牡馬も夢じゃないかも。


8日の京都メイン・第47回京都大賞典(GⅡ・芝2400m)は、14頭立ての予定でしたが、⑩ビートブラックが右前挫跖のため出走取消で13頭立てに変更されました。このレースには、昨年の勝ち馬⑧ローズキングダム、札幌記念を勝った④フミノイマージン、阪神大賞典でオルフェーヴルを破った⑥ギュスターヴクライ、2008年菊花賞馬⑨オウケンブルースリ、⑬フォゲッタブルや⑦コスモラビュタなどが出走しました。
スタートで⑤マカニビスティーが躓き、それ以外は綺麗に飛び出す。スタンド前での先行争いで、③レックスパレードが先頭に立ち、2番手の位置に②マルカボルトとコスモラピュタ、ローズキングダム6番手、ギュスターヴクライ7番手、その後ろにオウケンブルースリ追走。フミノイマージンは11番手でゴール板を通過。
1,2コーナーから向正面に入り、レックスパレードがレースを引っ張り、2番手に⑪グラスゴッド、マルカボルト3番手。4番手にラピュタ、5番手⑫ヒラボクビクトリー、ギュスターヴが6番手から4番手まで進出。ローキンは単独の7番手。8番手の位置にブルースリとフォゲッタブル。イマージンが10番手、11番手に①ミッキーペトラ、⑭メイショウカンパク12番手、マカニビスティーが依然として最後方。
外回り3コーナーの下り坂のところで、ギュスターヴクライが3番手までポジションを上げ、オウケンブルースリも押し上げてきた。ローズキングダムとフミノイマージンはまだ中団。残り600mで11頭が一団となり、4コーナーから直線に入った時点で、ギュスターブが先頭、2番手にマルカボルト、外のブルースリ3番手。大外からはヒラボクビクトリー、ローキン、イマージン、メイショウカンパクが追い込んで来た。ギュスターヴクライが最内で逃げ粘るが、カンパクが襲いかかりゴール前でまとめてかわして先頭ゴール!オウケンブルースリが2着、3着争いはギュスターヴとイマージンが並んだが、わずかにギュスターヴクライが粘りました。

ゴール前は激戦となりましたが、メイショウカンパクが大外からの差し切り勝ちで1着。1番人気だったフミノイマージンは、直線で上手く抜け出せず4着。前年の勝ち馬・ローズキングダムは6着に終わりました。カンパクに騎乗した池添謙一騎手は京都大賞典3勝目、しかもこの勝利でJRA通算800勝を達成しました。土曜日のデイリー杯2歳ステークスでテイエムイナズマとのコンビで勝っており、この3日間で重賞2勝を挙げました。
メイショウカンパクはこれまで9度重賞に挑戦し、昨年の福島記念の2着が最高順位でした。しかし、10度目を迎えた京都大賞典で悲願の重賞初制覇。今年に入ってからは2ケタ順位4回と不振を極めていましたが、この勝利をきっかけに飛躍を遂げたいところ。天皇賞とジャパンカップでは格上の古馬を相手にどこまで勝負できるでしょうか。


10月14日・日曜日は、京都競馬場で秋の3歳女王決定戦・秋華賞が行われます。何と言っても、ジェンティルドンナの牝馬3冠制覇なるか期待がかかっています。ルドンナの他にも、GI2着2回のヴィルシーナ、クイーンステークスを制したアイムユアーズ、ハナズゴール、ミッドサマーフェア、ラスヴェンチュラス、トーセンベニザクラ、キャトルフィーユ、アイスフォーリスなどが登録しています。史上4頭目の3冠牝馬誕生の瞬間を見逃すな。




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