

土曜日は杉内があと一人の場面で大道(裏切り者)に同点ホームランを浴び、延長12回に松田の本塁打がありましたが、その裏に佐藤誠の炎上で巨人にサヨナラ負けを喫してしまいました。21日終了時点でソフトバンク、阪神、日本ハム、巨人の4チームが同率首位という事態に。22日は交流戦最終戦。ソフトバンクは巨人に勝利し、阪神が勝てば初優勝となります。果たして結果は…。
1回、ソフトバンクは巨人先発・内海を攻め立てます。先頭の本多がセンター前ヒット、続く川崎がレフト前ヒットで無死1,2塁のチャンス。松中が死球で満塁となりますが、小久保が空振り三振。続く大村がピッチャー返し、巨人2塁手・木村が2塁に送球しますが判定はセーフ!ソフトバンクが1点を先制します。この後も満塁のチャンスが続くものの、松田と辻武史が連続三振に倒れて3者残塁。大村の内野安打による1点止まり。
ソフトバンクの先発は和田毅。初回を3者凡退に抑える上々のスタートを切りましたが、その裏に2死から阿部にスライダーを狙い撃ちされ、打球はライトフェンスギリギリにスタンドイン。一発で同点に追いつかれてしまいます。
3回からは投手戦の展開に。ソフトバンクはヒットや四球で走者を出しながらも後続が続かず。和田は4回にヒットと暴投と四球で2死1,2塁と逆転のピンチを迎えましたが、坂本を2塁フライに打ち取ってピンチ脱出。しかし5回、和田は連続三振で2死とした後、高橋由伸に4球目のストレートをレフトスタンドへの本塁打を浴びて逆転されてしまいます。5回終了時点で2-1と1点追う展開に。優勝の可能性が厳しくなっていく。
一方、同時刻で行われている甲子園での阪神VS日本ハムは、金本の2打席連続本塁打と赤星のタイムリーで4-1と日本ハムに3点差のリード。このまま阪神が逃げ切れば日ハムの優勝は消滅。ソフトバンク的にはありがたい展開に。ならば勝つしかない。
逆転された後の6回、1死から松中が四球で出塁。小久保凡退で2死後、大村が内海の4球目のスライダーを右中間に上手く運ぶ2塁打。1塁から松中が生還し同点に追いつく!優勝の可能性が復活した!ただ引き分ければ阪神が交流戦優勝となる。
7回、和田は先頭の阿部にヒットを許すと、犠打とライトフライのタッチアップで2死3塁と勝ち越しのピンチを迎えてしまいます。ここで巨人は勝負に出たか内海のところで小笠原が代打で登場。小笠原にストレートで挑み、最後はフォークで2塁フライに打ち取って3アウト!勝ち越しのピンチを防いで味方の援護を待ちます。
8回、先頭の本多が巨人の2番手・藤田からセンター前ヒットで出塁。続く川崎が犠打を決めて1死2塁。このチャンスをモノにしたい場面で松中がセンターに弾き返すと、打球はギリギリで谷の前に落ちる!2塁走者・本多は一気に本塁に突っ込むも、谷の好返球に阻まれて憤死。打った松中は2塁まで進みました。続く小久保は初球を3塁ゴロ。これを3塁手・寺内がファンブルしてしまい2死1,2塁。2打点稼いでいる大村で勝負を決めたいところ。その大村は1,2塁間を破るライト前ヒット!2塁・松中は3塁でストップし2死満塁!ここでバッターは内海の前に3打席連続三振の松田。カウント2-3からの7球目のストレートをセンターに弾き返すが、打球はあと一歩伸びずセンターフライ。この回2度決定的な場面を迎えながらも無得点で終了…。
その裏、和田は1死から木村拓也にセーフティバントを決められたところで降板。久米勇紀が2番手で登板します。久米は大道の代打・古城に犠打、ラミレスには死球を与えてしまい2死1,2塁とされましたが、谷を3塁ゴロに打ち取って3アウト。見事なリリーフを見せて勝負は9回へ。
そして阪神VS日ハムは、8回に阪神・ウィリアムスが登場。しかしウィリアムスがピリッとしません。日ハム・高口と稲葉にタイムリーを浴びて2失点。4-3と1点差とされます。しかしその裏、阪神は鳥谷の犠牲フライで1点追加し、9回は藤川球児が登場。その藤川は日ハム打線を3者凡退に仕留めてゲームセット。5-3で阪神が勝利。この結果、日ハムの連覇は消滅。さあ阪神が勝ってくれた。後はソフトバンクが勝ち越してくれることを信じるのみ。
9回、巨人は守護神・クルーンが登場。クルーンを「狂うん」にしたいところ。まず先頭の辻がショートへの内野安打で出塁。続く山崎が送りバント、これが悪送球となり無死1,2塁。そして久米の代打・金子がきっちりと送りバントを決めて1死1,3塁と絶好の勝ち越しのチャンス。1番・本多は2塁ゴロ、3塁走者・辻がホームへ特攻、巨人2塁手・寺内が本塁に送球、クロスプレーとなりますが、球審・川口さんの判定はセーフ!遂にソフトバンクが勝ち越し!記録はフィルダースチョイス。続く川崎の場面で盗塁を決め2死2,3塁としますが、川崎はレフトフライ、松中はライトフライに倒れて3アウト。しかし、9回に貴重な1点を挙げたソフトバンク。交流戦初優勝に王手!
9回裏、ソフトバンクは柳瀬が3番手として登板。勝利まであと3人ですが、先頭打者にヒットを許す。続く坂本を空振り三振で1死。続く代打・清水(寺内だったか?)の場面で、山崎が1塁走者・鈴木(代走)の盗塁を阻止して2アウト!優勝まであと1アウト!ここで柳瀬に代えてニコースキーを投入。ニコースキーがポカしないか心配でしたが、清水を2塁ゴロに打ち取ってゲームセット!3-2でソフトバンクが巨人に劇的勝利!福岡ソフトバンクホークスが2008年日本生命セ・パ交流戦優勝を飾りました!
巨人-ソフトバンク 最終戦
(ソフトバンク3勝1敗、東京ドーム、18:01、45427人)
H 100 001 001 3
G 010 010 000 2
【投手】
(ソ)和田、久米、柳瀬、ニコースキー-山崎
(巨)内海、藤田、越智、クルーン-阿部
【責任投手】
(勝)久米28試合4勝1敗2S
(S)ニコースキー21試合1勝3敗2S
(敗)クルーン31試合1勝2敗19S
【本塁打】
(巨)阿部6号ソロ(2回、和田)、高橋由9号ソロ(5回、和田)
やっと優勝が決まりました…。前日はサヨナラ負けを喫したときブログで「ふざけんな」や「優勝なんてもうできない」と感情的になりましたが、この日は岡田ジャパンの試合があったので、ソフトバンクの試合なんか全く見ていませんでした。たまにチラッと見たんですが、なかなか試合が動かなかったし、本多の憤死や満塁の場面をモノにできなかったというところを見ていました。親父と見ていたんですが、ウチのオヤジは巨人ファンなので谷のファインプレーに大喜びしていましたよ。で、ソフトバンクが勝っていると気に入らないのか他のチャンネルを回していました。嫌だね~巨人ファンって。俺は子供のころ巨人ファンでしたが、ナベツネの存在が気に入らなかったのでアンチ巨人に転向しホークスファンに鞍替えしました。で、日曜日の試合で奇しくも巨人に勝利して交流戦優勝。巨人ファンをやめて良かった~。
この日の試合ですが、大村が3安打猛打賞で2打点の活躍。和田は8回途中まで2つの本塁打による2失点でしたが、5つの奪三振を挙げました。2番手で登板した久米が今季4勝目、ニコースキーが3球で今季2セーブ目を挙げました。巨人に勝ったのは嬉しかったんですが、何よりも阪神が勝ってソフトバンクに後押ししてくれたことでしょう。阪神の選手の皆さんには本当に感謝したいです。(←阪神ファンの皆さんごめんなさい) ホークスファンの中には阪神を応援していた人も多かったでしょうな。
さて、2008年のソフトバンクの交流戦は優勝という形で幕を下ろしましたが、これまでを振り返ると…。最初の広島戦(@ヤフー)で2連勝と上々のスタート、2カード目の阪神戦(@ヤフー)は1勝1敗、3つ目の中日戦(@ナゴヤドーム)で2連敗。3連勝の後3連敗で勝率5割となりましたが、横浜との九州2連戦ではガトームソンと大隣の投手陣に本塁打が飛び出して連勝。ヤフードームでの巨人戦は、杉内の完封と延長12回サヨナラ勝ちで連勝しました。ヤクルトとの2連戦は1勝1敗で前半戦を8勝4敗で折り返します。
後半は阪神に連敗を喫した後、広島に1勝1敗の五分、アウェー4連戦を1勝3敗で終わります。福岡に戻って中日と横浜に連勝。アゲアゲムードもそうですが内弁慶モード丸出し状態でした。長野&神宮のヤクルト戦は1勝1敗、そして東京ドームでの巨人戦は、杉内が9回2死まで完封もまさかの一発&サヨナラ負け、そして日曜日は9回に劇的な勝ち越し点で勝利したのでした。
通算成績は15勝9敗ですが、球団別では阪神に1勝3敗、広島:3勝1敗、横浜:4勝、中日:3勝1敗、巨人3勝1敗、ヤクルト2勝2敗に終わりました。阪神に負け越したのは、相手が強すぎたのでしょうがないと思いますが、2位中日、3位巨人に3勝ずつ挙げたのは大きいと思います。横浜に4連勝できたのは、相手が不甲斐ないからでしょう。
22日現在で現在ソフトバンクは3位。2位日本ハムとの差は1.5差、首位西武との差は3ゲームまで縮まりました。交流戦優勝で勢いに乗るかどうかはわかりませんが、今後の戦いに期待したいと思います。しばしのお休みの後、27日からはパリーグ公式戦が再開。後半戦初戦の相手は楽天との3連戦です。ソフトバンク選手の皆さん、交流戦優勝おめでとうございます!





ロッテは交流を10勝14敗でしたが阪神に3勝しまして
パで唯一トラに勝ち越して鷹を助けましたよ。